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YGT-012-Bは強力な認識改変能力を保持しており、その実際の性質は明らかにされていません。しかし、前述した"海中の一点"に存在していると推測されています。
YGT-012-Bは強力な認識改変能力を保持しており、その実際の性質は明らかにされていません。しかし、前述した"海中の一点"に存在していると推測されています。
YGT-012-Bによる認識改変は、YGT-012-Aの潜伏期間中も含む感染者には作用しないことが示唆されています。


'''記録''':<br>
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{{格納|中身=財団機動部隊第三分隊"ドラウン・ドラッグ"は、YGT-012-A感染者、およびYGT-012-Bの調査のために、無人探査(YGT-012-L3参照)が行われた海中へ派遣されました。
{{格納|中身=財団機動部隊第三分隊"ドラウン・ドラッグ"は、YGT-012-A感染者、およびYGT-012-Bの調査のために、無人探査(YGT-012-L3参照)が行われた海中へ派遣されました。


第三分隊は12隻の潜水艦と、それぞれ14本、計168本の324mm魚雷を装備しており、YGT-012-A感染者への無条件の攻撃が許可されていました。}}
第三分隊は12隻の潜水艦と、それぞれ14本、計168本の324mm魚雷を装備しており、YGT-012-A感染者への無条件の攻撃が許可されていました。
 
このとき、比較的浅い場所にはもう感染者の姿はなく、すでに全体として海中深くに移動していることが認知されています。しかしながら、その海水は淡く黄色味を帯びたものとなっていました。
 
深度約300m地点に到達後、第三分隊は50mほどの感染者を確認しました。魚雷が発射され、中心部に命中しました。
 
感染者の中心部は大きく吹き飛び、内部の黄濁した何かが大量に流れだしてきました。数分後、感染者はふやけた皮と微細な肉片のみになりました。
 
さらに奥へ進むと、およそ200mほどの大きさの感染者が発見されました。これにも魚雷が発射され、先の感染者と同様の反応が記録されました。
 
この感染者の体内から、肉片と共に無人探査機"レニー"(YGT-012-L1参照)が出現しました。機体の損傷は激しく、回収は断念されました。
 
深度500m地点に到達し、しばらく潜航した後、感染者の姿が現れなくなりました。
 
数十分後、突如として海流が異常に激しくなり、5隻が分隊から離脱してしまいました。その海流の向きは、感染者の移動する方向と全く同じものでした。
 
このころ、第三分隊をこの海域に輸送した財団職員は、浅瀬の黄色味が薄まっていくことを目視し、報告しています。
 
離脱した潜水艦の内の1隻は、暗視装置が故障したため、光源をフラッシュライトに切り替えました。当該艦の隊員は、次のように記録しています。
 
<blockquote>ああ、クソ、俺たちは既に"体内"にいたんだ!奴らはこの海域ごと体内に収めちまってる!窓の外にあるのは"黄色味を帯びた海水"なんてものじゃない!感染者同士はおろか、海とさえ"一体化"しつつある奴らそのものなんだ!</blockquote>
 
これを受け、第三分隊は避難を開始。周囲に魚雷を発射しつつ海流に逆らって浮上するスキームが採られました。
 
しかしながら、海流の抵抗は非常に強く、うち7隻が流されていってしまいました。数分後、該当する潜水艦との無線通信は完全に不可能になりました。
 
残った5隻も深度300程度の地点からは浮上が極めて困難になり、財団機動部隊本部に以下のように連絡しました。
 
<blockquote>こちら第三分隊、もう魚雷は使い<br>果たしたし、十二隻中七隻を損失<br>した!至急応援を頼む!腕利きの<br>分隊でもこっちによこしてくれ!<br>いいか、必ず奴らをぶっ殺せるよ<br>うにだ!</blockquote>
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*YGT-012-L5-A - 海中峡谷有人探査
*YGT-012-L5-A - 海中峡谷有人探査
{{格納|中身=第三分隊の甚大な損害を受け急遽、財団機動部隊第八分隊"<ruby>麻森閑<rt>アサシン・カン</rt></ruby>"海中班が現地に派遣されました。
{{格納|中身=第三分隊の甚大な損害を受け急遽、財団機動部隊第八分隊"麻森閑"海中班が現地に派遣されました。


海中班は3隻の潜水艦と、それぞれ16本、計48本の533mm魚雷を装備していました。海中班は第三分隊と合流後、峡谷を潜っていきました。}}
海中班は3隻の潜水艦と、それぞれ16本、計48本の533mm魚雷を装備していました。海中班は第三分隊と合流後、峡谷を潜っていきました。}}
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