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<span style="font-size:150%">10月の真実</span> | <span style="font-size:150%">10月の真実</span> | ||
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あんなに良くしてくれたのに……どうしてこんなことになってしまったんだろう…… | |||
「10月」では握手は信頼の証なんじゃなかったのか?! | |||
いったいどうなってるんだ……握手がタブーなんて話、「7月」や「12月」でしか聞いたことないぞ。 | |||
確か彼らの手のひらには「嗅覚」の感覚器官があって、ついでに宗教的にも大事な場所だから、特に「12月」の住民なんかは触れられるのを物凄く嫌がるとか。 | 確か彼らの手のひらには「嗅覚」の感覚器官があって、ついでに宗教的にも大事な場所だから、特に「12月」の住民なんかは触れられるのを物凄く嫌がるとか。 | ||
ん……嗅覚? 「鼻」の代わり……? | |||
いや……まさか……だって最初にここは「10月」だって…… | いや……まさか……だって最初にここは「10月」だって…… | ||
待てよ。 | 待てよ。 | ||
もし……もしあの住民たちが得た「地球語の数」が……「ここの{{傍点|文章=数}}」に対応する「地球語の数」ではなく……「ここの{{傍点|文章=数字}}」に対応する「地球語の数」なのだったら? | |||
……そうか……そういうことか……! | |||
我々人間……二つの手のひらに合計10本の指を持つ生物が10進法を使うなら、彼ら……二つの手のひらに合計12本の指を持つ生物が使うのは……12進法! | |||
ここに来た人間は、「<ruby>彼らの数字<rt>?・¿</rt></ruby>」に相当する「<ruby>地球語の数字<rt>1・0</rt></ruby>」こそ教えたが……「<ruby>彼らの数<rt>?¿</rt></ruby>」に相当する「<ruby>地球語の数<rt>12</rt></ruby>」を教えられなかった! | |||
早くこれを報告しないと――― | |||
!? ま、まずい、通信機器が完全に破壊された! |
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