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「え?」 | 「え?」 | ||
あぶない! カラスはいきなり、つばさをふりあげておそいかかってきました! | |||
「うわああ!」 | 「うわああ!」 | ||
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「小鳥くんはすばしっこいなあ。もういいからはやく食べさせてよう。」 | 「小鳥くんはすばしっこいなあ。もういいからはやく食べさせてよう。」 | ||
「……どうしてぼくを食べようとするのさ! 街にはもっとほかにおいしい食べものがあるでしょう!」 | |||
小鳥とカラスはつかずはなれず、ついに街の真ん中にある時計台のてっぺんまできました。空はくらくなってきて、お日さまはもうはんぶんしかありません。はやくおみせにもどらないと、いちごはすてられて、ゴミばこに入れられてしまいます。小鳥は、ついさっきいちごと出会ったばっかりのじぶんが、どうしてこんなふうにおもっているのかじぶんでもわからなかったけど、そんなことはぜったいにいやでした。 | |||
「ひとめぼれ、かな。」 | 「ひとめぼれ、かな。」 |
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