「利用者:キュアラプラプ/サンドボックス/戊」の版間の差分

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「どうしてだ?」
「どうしてだ?」


「このメッセージがどう床に書かれていたのか教えてもらえてないので分からないが、例えば鉛筆で書かれていたのなら消しゴムが無かった、インクで書かれていたのなら塗りつぶす分のインクが無かった、あるいはそもそも彫刻刀で床に刻まれていた……とかだろう。何かの理由で精神的に消すのをためらったという可能性もある」
「このメッセージがどう床に書かれていたのか教えてもらえてないから分からないが、例えば鉛筆で書かれていたのなら消しゴムが無かった、インクで書かれていたのなら塗りつぶす分のインクが無かった、あるいはそもそも彫刻刀で床に刻まれていた……とかだろう。何かの理由で精神的に消すのをためらったという可能性もある」


「なるほど」
「なるほど」
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「えー、じゃあ何か作ってくれよ。もとは一流シェフの身だろ?」
「えー、じゃあ何か作ってくれよ。もとは一流シェフの身だろ?」


「……とっくに辞めたんだよ、そんな仕事は。俺は料理なんて二度とやらねえ」
「……とっくに辞めたんだよ、そんな仕事は。俺は料理なんて二度とやらない」


「もったいねえなあ。本当に」
「もったいねえなあ。本当に」


「俺は場末の浮気調査探偵で十分満足してるんだ。……で、えーと、何の話だっけ? ……そう、二つ目。『見られた』かつ『不利益ではなかった』場合だ。犯人はダイイングメッセージを見たが、それが自分にとって悪いものだとは思わなかった。この場合、犯人はそのメッセージの解読に成功していた可能性が高いだろう。」
「俺は場末の浮気調査探偵で十分満足してるんだ。……で、えーと、何の話だっけ? ……そう、二つ目。『見られた』かつ『不利益ではなかった』場合だ」
 
「おう」
 
「犯人はダイイングメッセージを見たが、それが自分にとって悪いものだとは思わなかった。きっと犯人はこれを放置しただろう。わざわざ改変するようなこともしていないはずだ。そしてこの場合……犯人はメッセージの解読に成功していた可能性が高いだろう。意味不明なものが都合よく自分の害にはならないと確信するのは難しい」


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「筆跡は被害者のもの」
「筆跡は被害者のもの」
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