10,123
回編集
編集の要約なし |
|||
| (2人の利用者による、間の12版が非表示) | |||
| 1行目: | 1行目: | ||
{{秀逸な記事|秀逸性=過去}} | |||
「この記事」と掛けまして、「ボットン便所に落ちたエクスの最初だけ狭くてアメリカザリガニみたいである笑顔が反抗しない」と解きます。その心は、「'''クソなぞかけ'''」でしょう。<ref>「エクス」は「デウス・エクス・マキナ」に通じ、「デウス・エクス・マキナ = 機械仕掛けの神」に「デウス = 神」と「マキナ = 機械」を代入すると「神・エクス・機械 = 機械仕掛けの神」である。辺々を「神・機械」で除算して「エクス = 仕掛けの」が導かれる。また、これは最初だけ狭い笑顔であるので、「笑顔」の音韻<span style="font-family: Tahoma"> [e̞ɡäo̞] </span>の最初の単音<span style="font-family: Tahoma"> [e̞]</span>(非円唇前舌中央母音) が狭母音化し、<span style="font-family: Tahoma">[i]</span>(非円唇前舌狭母音) となった「笑顔」の音韻<span style="font-family: Tahoma"> [iɡäo̞] </span>によって、音素列 /egao/ は /igao/ すなわち「いがお」に変換されるので、「仕掛けの」内のイ段音「し」が「そ」になり、さらにアメリカザリガニが生息しているということは辺りは水質階級Ⅳ(とてもきたない水)であって濁っているので、「そ」は濁音化して「ぞ」となり、結果「ぞかけの」である。さらに、これは反抗しない。反抗しないということは「ノー」と言わないということであるから、「ぞかけ」になる。ボットン便所に落ちていることから、この「ぞかけ」とやらはクソなものであるため、「クソなぞかけ」である。証明終。</ref> | 「この記事」と掛けまして、「ボットン便所に落ちたエクスの最初だけ狭くてアメリカザリガニみたいである笑顔が反抗しない」と解きます。その心は、「'''クソなぞかけ'''」でしょう。<ref>「エクス」は「デウス・エクス・マキナ」に通じ、「デウス・エクス・マキナ = 機械仕掛けの神」に「デウス = 神」と「マキナ = 機械」を代入すると「神・エクス・機械 = 機械仕掛けの神」である。辺々を「神・機械」で除算して「エクス = 仕掛けの」が導かれる。また、これは最初だけ狭い笑顔であるので、「笑顔」の音韻<span style="font-family: Tahoma"> [e̞ɡäo̞] </span>の最初の単音<span style="font-family: Tahoma"> [e̞]</span>(非円唇前舌中央母音) が狭母音化し、<span style="font-family: Tahoma">[i]</span>(非円唇前舌狭母音) となった「笑顔」の音韻<span style="font-family: Tahoma"> [iɡäo̞] </span>によって、音素列 /egao/ は /igao/ すなわち「いがお」に変換されるので、「仕掛けの」内のイ段音「し」が「そ」になり、さらにアメリカザリガニが生息しているということは辺りは水質階級Ⅳ(とてもきたない水)であって濁っているので、「そ」は濁音化して「ぞ」となり、結果「ぞかけの」である。さらに、これは反抗しない。反抗しないということは「ノー」と言わないということであるから、「ぞかけ」になる。ボットン便所に落ちていることから、この「ぞかけ」とやらはクソなものであるため、「クソなぞかけ」である。証明終。</ref> | ||
| 15行目: | 16行目: | ||
*「予約語」と掛けまして、「白夜を見た女優が3度間違えたが、条件付きミスが1つ、独立なミスが1つだった」と解きます。その心は、「予約語」でしょう。<ref>役割語とは現実的には不自然なものであるが、しかし彼女は女優であるので、白夜の知覚ののち台本通りにそれを用いて「白夜よ!」と言おうとし、ところがどっこいミスを犯した。その一つは「白夜」を「極夜」に間違えたことで、さらにこれに係る条件付きミスとして「<ruby>極夜<rt>きょくや</rt></ruby>」を「<ruby>極夜<rt>ごくや</rt></ruby>」に間違えるというものもあった。そしてもう一つ、独立なミスとして、文字列を逆から読んでしまった。すなわち、「ごくやよ!」を「よやくご!」に間違えたので、「よやくご」、「予約語」である。証明終。</ref> | *「予約語」と掛けまして、「白夜を見た女優が3度間違えたが、条件付きミスが1つ、独立なミスが1つだった」と解きます。その心は、「予約語」でしょう。<ref>役割語とは現実的には不自然なものであるが、しかし彼女は女優であるので、白夜の知覚ののち台本通りにそれを用いて「白夜よ!」と言おうとし、ところがどっこいミスを犯した。その一つは「白夜」を「極夜」に間違えたことで、さらにこれに係る条件付きミスとして「<ruby>極夜<rt>きょくや</rt></ruby>」を「<ruby>極夜<rt>ごくや</rt></ruby>」に間違えるというものもあった。そしてもう一つ、独立なミスとして、文字列を逆から読んでしまった。すなわち、「ごくやよ!」を「よやくご!」に間違えたので、「よやくご」、「予約語」である。証明終。</ref> | ||
*「将棋」と掛けまして、「自分の誕生日パーティの最中に孤独死し、死後にバカであるという疑いがかけられた」と解きます。その心は、「将棋」でしょう。<ref>自らを主役とする宴会で孤独死など起こるはずがないので、それはただの「死」であった。そして死ののち、頭脳が矮小であるという容疑をかけられたので、頭が小さい「ようぎ」、すなわち「ょうぎ」があったのだから、「死ょうぎ」、「しょうぎ」。そう、「将棋」である。証明終。</ref> | *「将棋」と掛けまして、「自分の誕生日パーティの最中に孤独死し、死後にバカであるという疑いがかけられた」と解きます。その心は、「将棋」でしょう。<ref>自らを主役とする宴会で孤独死など起こるはずがないので、それはただの「死」であった。そして死ののち、頭脳が矮小であるという容疑をかけられたので、頭が小さい「ようぎ」、すなわち「ょうぎ」があったのだから、「死ょうぎ」、「しょうぎ」。そう、「将棋」である。証明終。</ref> | ||
* | *「[[ブレインストーミングク|ブレインストーミング]]」と掛けまして、「オンボーカルではないはずなのにちょくちょくオンボーカルになったりしていたので、頭部を欠損した石上さんのゾンビをこっちに呼んで腹パンしたら、意外な人間味を感じられた」と解きます。その心は、「ブレインストーミング」でしょう。<ref>オフボーカル、換言すると「インスト」である。しかし再三オンボーカルになってしまうということは、レゾンデートルがブレッブレであるので、「ブレインスト」である。また、人を呼ぶ時に使われる言葉といえば「おーい」しか無いが、これは石上ゾンビすなわち死の概念を持たない石上さんとしての「いがみ」を呼んだものであるから、「おーい」の「い」が「み」となり、さらに頭部がないので語頭の「お」が失われ、すなわち「ーみ」である。そして、これに人間味を感じたとあるが、正しい人間といえば腹パンすると「んぐ」となるものであるので、すなわち「ブレインストーみんぐ」、「ブレインストーミング」である。証明終。</ref> | ||
*「インフレーション」と掛けまして、「マンションで開催された歌会で中指を立ててみたが、既に全員が恐ろしいクラムチャウダーの呪いをかけられていた」と解きます。その心は、「インフレーション」でしょう。<ref>中指を立てるのは明らかに<ruby>無礼<rt>ぶれい</rt></ruby>であるが、歌会でそれを行ったという都合上、和歌では濁点をつけないので「ふれい」となり、さらにそれがマンション内で催されたものであるため、「マンション」の中に「ふれい」、したがって「マンふれいション」である。また、クラムチャウダーの主な具材はその名の通り貝であり、これが人を呪う恐ろしい貝となってしまっているので、明らかに「<ruby>魔貝<rt>まがい</rt></ruby>」である。「ま」が「い」であるので、「マンふれいション」は「いンふれいション」で、まあ「いンふれーション」、すなわち「インフレーション」である。証明終。</ref> | *「インフレーション」と掛けまして、「マンションで開催された歌会で中指を立ててみたが、既に全員が恐ろしいクラムチャウダーの呪いをかけられていた」と解きます。その心は、「インフレーション」でしょう。<ref>中指を立てるのは明らかに<ruby>無礼<rt>ぶれい</rt></ruby>であるが、歌会でそれを行ったという都合上、和歌では濁点をつけないので「ふれい」となり、さらにそれがマンション内で催されたものであるため、「マンション」の中に「ふれい」、したがって「マンふれいション」である。また、クラムチャウダーの主な具材はその名の通り貝であり、これが人を呪う恐ろしい貝となってしまっているので、明らかに「<ruby>魔貝<rt>まがい</rt></ruby>」である。「ま」が「い」であるので、「マンふれいション」は「いンふれいション」で、まあ「いンふれーション」、すなわち「インフレーション」である。証明終。</ref> | ||
*「プラットフォーム」と掛けまして、「川から流れてきた普通のスモモを切ってみると、その中から途方に暮れていながらも精一杯ハイテンションに振る舞おうとする人が出てきた」と解きます。その心は、「プラットフォーム」でしょう。<ref>実際には途方に暮れていながらも、無理して明るく振る舞うときのセリフといえば、いわゆるハイテンション途方、「ットフォー!」であると相場が決まっている。これがスモモ、つまりプラムの中から出てきたのだから、「プラム」の中に「ットフォー」、したがって「プラットフォーム」である。証明終。</ref> | *「プラットフォーム」と掛けまして、「川から流れてきた普通のスモモを切ってみると、その中から途方に暮れていながらも精一杯ハイテンションに振る舞おうとする人が出てきた」と解きます。その心は、「プラットフォーム」でしょう。<ref>実際には途方に暮れていながらも、無理して明るく振る舞うときのセリフといえば、いわゆるハイテンション途方、「ットフォー!」であると相場が決まっている。これがスモモ、つまりプラムの中から出てきたのだから、「プラム」の中に「ットフォー」、したがって「プラットフォーム」である。証明終。</ref> | ||
| 22行目: | 23行目: | ||
*「竹ぼうき」と掛けまして、「サボろうとするも、口蓋化できなかったお坊さん」と解きます。その心は、「竹ぼうき」でしょう。<ref>辛く苦しい滝行の中で、当該お坊さんは仮病を使おうとしたが、口蓋化に失敗し、つまり「仮病」の音韻 [ke̞bʲo̞ː] において、有声両唇破裂音 [b] を硬口蓋化して開拗音 /bjo/ を発生させることに失敗し、直音 /bo/ となってしまったので、音素列としてこれは /kebo<span style="font-variant:small-caps">r</span>/ すなわち「けぼう」である。当該坊は滝の中にいるので、「たき」の中に「けぼう」、すなわち「たけぼうき」、「竹ぼうき」である。証明終。</ref> | *「竹ぼうき」と掛けまして、「サボろうとするも、口蓋化できなかったお坊さん」と解きます。その心は、「竹ぼうき」でしょう。<ref>辛く苦しい滝行の中で、当該お坊さんは仮病を使おうとしたが、口蓋化に失敗し、つまり「仮病」の音韻 [ke̞bʲo̞ː] において、有声両唇破裂音 [b] を硬口蓋化して開拗音 /bjo/ を発生させることに失敗し、直音 /bo/ となってしまったので、音素列としてこれは /kebo<span style="font-variant:small-caps">r</span>/ すなわち「けぼう」である。当該坊は滝の中にいるので、「たき」の中に「けぼう」、すなわち「たけぼうき」、「竹ぼうき」である。証明終。</ref> | ||
*「オリーブオイル」と掛けまして、「『現在を過去に送る能力』をクジラの二重存在に行使した」と解きます。その心は、「オリーブオイル」でしょう。<ref>クジラは「ブオー」と音を立てていたが、「能力」によって最新の音響 (過去←「ブオー」→現在) が過去に送り返されたため、「-ブオ」である。そして、遂にはこのクジラの存在自体も過去に送り返されてしまうが、二重の存在が功を奏し、クジラは現在にも「いる」ことが可能であった。ただし、もう一つの「いる」はタイムリープの結果「をり」へと変質し、その結果「ーブオ + いる」(過去←「-ブオ」「いる(いる1・いる2)」→現在) は「をり + ーブオ + いる」(過去←「をり(いる2)」「-ブオ」「いる(いる1)」現在→) 、すなわち「をりーブオいる」、「オリーブオイル」である。証明終。</ref> | *「オリーブオイル」と掛けまして、「『現在を過去に送る能力』をクジラの二重存在に行使した」と解きます。その心は、「オリーブオイル」でしょう。<ref>クジラは「ブオー」と音を立てていたが、「能力」によって最新の音響 (過去←「ブオー」→現在) が過去に送り返されたため、「-ブオ」である。そして、遂にはこのクジラの存在自体も過去に送り返されてしまうが、二重の存在が功を奏し、クジラは現在にも「いる」ことが可能であった。ただし、もう一つの「いる」はタイムリープの結果「をり」へと変質し、その結果「ーブオ + いる」(過去←「-ブオ」「いる(いる1・いる2)」→現在) は「をり + ーブオ + いる」(過去←「をり(いる2)」「-ブオ」「いる(いる1)」現在→) 、すなわち「をりーブオいる」、「オリーブオイル」である。証明終。</ref> | ||
*「ネグリジェ」と掛けまして、「喉が不調なやつが気安く常套句に同意を求めた」と解きます。その心は、「ネグリジェ」でしょう。<ref>常套句(=クリシェ)に気安く同意を求める声は、当然ながら「ね、クリシェ」である。しかし彼ないし彼女は喉がガラガラなので、清音が濁音になってしまう。よって、「ね、グリジェ」、すなわち「ネグリジェ」である。証明終。</ref> | |||
*「[[田村越え作品一覧|百合]]」と掛けまして、「『陰核を刺激してオーガズムに至る最中、積乱雲から降る直径5mm以上の氷塊の意図を素直に受け取らないこと』を見つけて思わず声を上げたが、驚きのあまり順序を逆転させてしまった田村の性癖」と解きます。その心は、「百合」でしょう。<ref>「積乱雲から降る直径5mm以上の氷塊」とは雹のことである。雹を僻んでいるため、「ひがむ」つまり「ひが無」に従い、「ひょう」の「ひ」が無くなり「ょう」となる。クリイキの最中に「ょう」があるから、これすなわち「クリょうイキ」。これを発見して思わず「クリょうイキじゃん!」と声を上げてしまうが、興奮しすぎて順番を間違え、「じゃんクリょうイキ!」と叫んでしまう。すなわち、「ジャンク領域」。これはDNAの中の、タンパク質に翻訳されない領域である。つまり、クソなぞかけにおいても、これは意味をとらない。ゆえにこれまでの文面は全て無視し、田村の性癖は百合に決まっているので、すなわち「百合」である。証明終。</ref> | |||
==「この節」と掛けまして、「技法」と解きます。その心は、「技法」でしょう。<ref>証明終。</ref>== | ==「この節」と掛けまして、「技法」と解きます。その心は、「技法」でしょう。<ref>証明終。</ref>== | ||
| 41行目: | 44行目: | ||
|A-B-C-D||[DCA'..-B']'||文内容 A, B は連想によって本心化し、A' は 虚心 C., D. を受けた。||A(牛の)B(間で)C(うがいしたら)D(胃が消えた)→[DCA'..(<ruby>Cow<rt>かう</rt></ruby>+うがい=かい, かい+いが無い=か)B'(<ruby>間<rt>ま</rt></ruby>)]' = 鎌 | |A-B-C-D||[DCA'..-B']'||文内容 A, B は連想によって本心化し、A' は 虚心 C., D. を受けた。||A(牛の)B(間で)C(うがいしたら)D(胃が消えた)→[DCA'..(<ruby>Cow<rt>かう</rt></ruby>+うがい=かい, かい+いが無い=か)B'(<ruby>間<rt>ま</rt></ruby>)]' = 鎌 | ||
|- | |- | ||
|A-B-C-D||[DCA..'-B']'||文内容 B は連想によって本心化し、A は 虚心 C., D. を受けたのち本心化した。||A(牛の)B(間で)C(うがいしたら)D(胃が消えた)→[DCA | |A-B-C-D||[DCA..'-B']'||文内容 B は連想によって本心化し、A は 虚心 C., D. を受けたのち本心化した。||A(牛の)B(間で)C(うがいしたら)D(胃が消えた)→[DCA..'(<ruby>牛<rt>うし</rt></ruby>+うがい=いし, いし+いが無い=し→四)B'(<ruby>間<rt>かん</rt></ruby>)]' = 四冠 | ||
|- | |- | ||
|A-B-C-D||[DCA.'.-B']'||文内容 B は連想によって本心化し、A は 虚心 C. を受けたのち本心化し虚心 D. を受けた。||A(牛の)B(間で)C(うがいしたら)D(胃が消えた)→[DCA' | |A-B-C-D||[DCA.'.-B']'||文内容 B は連想によって本心化し、A は 虚心 C. を受けたのち本心化し虚心 D. を受けた。||A(牛の)B(間で)C(うがいしたら)D(胃が消えた)→[DCA.'.(<ruby>牛<rt>うし</rt></ruby>+うがい=いし→Will, <ruby>Will<rt>うぃる</rt></ruby>+いが無い=うる)B'(<ruby>間<rt>ま</rt></ruby>)]' = うるま | ||
|- | |- | ||
|A-B-C-D||[DC.A'.-B']'||文内容 A, B は連想によって本心化し、A' は 虚心 D. を受けた虚心 C. を受けた。||A(牛の)B(間で)C(うがいしたら)D(胃が消えた)→[DC.A'.(うがい+いが無い=うが∅, <ruby>Cow<rt>かう</rt></ruby>+うが∅= | |A-B-C-D||[DC.A'.-B']'||文内容 A, B は連想によって本心化し、A' は 虚心 D. を受けた虚心 C. を受けた。||A(牛の)B(間で)C(うがいしたら)D(胃が消えた)→[DC.A'.(うがい+いが無い=うが∅, <ruby>Cow<rt>かう</rt></ruby>+うが∅=か)B'(間)]' = 鎌 | ||
|- | |- | ||
|A-B-C-D||[DC.A.'-B']'||文内容 B は連想によって本心化し、A は 虚心 D. を受けた虚心 C. を受けたのち本心化した。||A(牛の)B(間で)C(うがいしたら)D(胃が消えた)→[DC.A' | |A-B-C-D||[DC.A.'-B']'||文内容 B は連想によって本心化し、A は 虚心 D. を受けた虚心 C. を受けたのち本心化した。||A(牛の)B(間で)C(うがいしたら)D(胃が消えた)→[DC.A.'(うがい+いが無い=うが∅, <ruby>牛<rt>ぎゅう</rt></ruby>+うが∅=ぎゅ→ハグ)B'(<ruby>間<rt>ま</rt></ruby>)]' = 羽熊 | ||
|} | |} | ||
なお、これら置換法は、単純な逐語的連想との境界近くにおいては弁別が曖昧であり、「幽霊本心のパラドックス」という問題が発生する。例えば「合同方程式」のクソなぞかけでは、トトキマス中の「正当性を主張する天皇」について、これは本心中の「後うどウホウ」であると言える一方、『本心に現れないままで「うどウホウ」を「後うどウホウ」へと置換するという虚心的役割を担っている文内容』だとする解釈も可能である。 | なお、これら置換法は、単純な逐語的連想との境界近くにおいては弁別が曖昧であり、「幽霊本心のパラドックス」という問題が発生する。例えば「合同方程式」のクソなぞかけでは、トトキマス中の「正当性を主張する天皇」について、これは本心中の「後うどウホウ」であると言える一方、『本心に現れないままで「うどウホウ」を「後うどウホウ」へと置換するという虚心的役割を担っている文内容』だとする解釈も可能である。 | ||
「内部置換説」では、これらは「トトキマスにおいて同じ文内容 A に属する個々の語が、亜文内容 A1, A2, …… として本心 A' に対して独立した働きを担い、特に虚心的にふるまった場合、その亜文内容は見かけ上消えるが、亜文内容全体の文内容が本心 A' に集約され、実質的には残る」と説明される。つまり、「合同方程式」の場合では、文内容 A「でっかいだけで役に立たないゴリラとしての正当性を主張する天皇」において、亜文内容 A1「でっかいだけで役に立たない」A2「ゴリラとしての」A3「正当性を主張する天皇が」が発生し、本心 A' は A1'「うど」A2'「ウホウ」による「うどウホウ」に対して A3 の虚心的に働いた A3A'.「後うどウホウ」となるが、これは文内容 A の本心化であるので、それに含まれる亜文内容 A3 もここに残っており、したがってこれは虚心ではない。 自己参照的文内容の振る舞いも、これと同様に説明されることが多い。 | 「内部置換説」では、これらは「トトキマスにおいて同じ文内容 A に属する個々の語が、亜文内容 A1, A2, …… として本心 A' に対して独立した働きを担い、特に虚心的にふるまった場合、その亜文内容は見かけ上消えるが、亜文内容全体の文内容が本心 A' に集約され、実質的には残る」と説明される。つまり、「合同方程式」の場合では、文内容 A「でっかいだけで役に立たないゴリラとしての正当性を主張する天皇」において、亜文内容 A1「でっかいだけで役に立たない」A2「ゴリラとしての」A3「正当性を主張する天皇が」が発生し、本心 A' は A1'「うど」A2'「ウホウ」による「うどウホウ」に対して A3. の虚心的に働いた A3A'.「後うどウホウ」となるが、これは文内容 A の本心化であるので、それに含まれる亜文内容 A3 もここに残っており、したがってこれは虚心ではない。 自己参照的文内容の振る舞いも、これと同様に説明されることが多い。 | ||
また、文字列の置き換えでなく、移動というかたちで虚心を用いるものもある。「移動法」である。とりわけ文字列を文字列の内部に組み込む「内分移動」はよく用いられ、「アイスクリーム」「サマンサタバサ」「たけぼうき」のような例がある。より複雑なものになると、置換法と複合した「オリーブオイル」のような例もある。 | また、文字列の置き換えでなく、移動というかたちで虚心を用いるものもある。「移動法」である。とりわけ文字列を文字列の内部に組み込む「内分移動」はよく用いられ、「アイスクリーム」「サマンサタバサ」「たけぼうき」のような例がある。より複雑なものになると、置換法と複合した「オリーブオイル」のような例もある。 | ||
| 67行目: | 70行目: | ||
|- | |- | ||
!亜文内容分解 (逐語的分解様連想) | !亜文内容分解 (逐語的分解様連想) | ||
|A{A1(でっかいだけで役に立たない)A2(ゴリラとしての)A3(正当性を主張する天皇が)}||B{B1(狼の)B2(腹を割いて)B3( | |A{A1(でっかいだけで役に立たない)A2(ゴリラとしての)A3(正当性を主張する天皇が)}||B{B1(狼の)B2(腹を割いて)B3(石をブチ込んでいた)} | ||
|- | |- | ||
!亜文内容の整理 (逐語的連想) | !亜文内容の整理 (逐語的連想) | ||
| 88行目: | 91行目: | ||
#トトキマスはトカケマス、すなわち本心と同一のものとなり、証明が終了する。 | #トトキマスはトカケマス、すなわち本心と同一のものとなり、証明が終了する。 | ||
クソなぞかけの性質上、発想の飛躍を咎める術は無く、「トカケマスへの置換」という発想もまた一つの「連想」と言い張ることは不可能ではないのだ (実際のところ、「歴史」のクソなぞかけの最も支持される解法はこれに近しく、「A1.(日本にやって来た中国の) を用いて [A1A'.( | クソなぞかけの性質上、発想の飛躍を咎める術は無く、「トカケマスへの置換」という発想もまた一つの「連想」と言い張ることは不可能ではないのだ (実際のところ、「歴史」のクソなぞかけの最も支持される解法はこれに近しく、「A1.(日本にやって来た中国の) を用いて [A1A'.(き し+エセ訓読文風)]' = [レきし]' = 歴史 とする」というように、論理を記述するにあたって虚心 A1. に全てを強引に入れ込ませたものとなっている)。反証可能性を守るために、クソなぞかけの一連の理論から「虚心」を排除し、思考遊戯としての正当なクソなぞかけを規定できるようにするべきだという意見も多いが、結局のところ脳の「連想」というモジュールを展開・記述するのは現在のあらゆる科学の叡智を以てしても無理のある話であり、そもそも「虚心」を排除したところでまた新しく同様の複雑性を担ったユニットが現れるだけであるので、実現には至っていない。この辺りの問題は、複雑な記述を一意的に確定させることができないという点において、「[[鬱#鬱構造論|鬱構造論]]」における「構成素体系」の「形式体系」にも近しいものがあるとされる。 | ||
==「この節」と掛けまして、「鬼の薬物中毒者」と解きます。その心は、「脚注」でしょう。<ref>薬物中毒者は、薬物乱用によって脳が萎縮しているので、頭が小さくなり、すなわち「ゃくちゅう」である。ここに「<ruby>鬼<rt>き</rt></ruby>」が結びつくので、「きゃくちゅう」である。証明終。</ref>== | ==「この節」と掛けまして、「鬼の薬物中毒者」と解きます。その心は、「脚注」でしょう。<ref>薬物中毒者は、薬物乱用によって脳が萎縮しているので、頭が小さくなり、すなわち「ゃくちゅう」である。ここに「<ruby>鬼<rt>き</rt></ruby>」が結びつくので、「きゃくちゅう」である。証明終。</ref>== | ||
<references /> | <references /> | ||
{{foot|ds=くそなそかけ|cat=言葉遊び}} | {{foot|ds=くそなそかけ|cat=言葉遊び}} | ||
回編集