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(ページの作成:「{{自由}}{{foot|ds=たもくてきCきようしつ}} かねてより「文芸部乗っ取り計画」を立ててきていた常習者たち。その成否はともかく、あるいは歴史上中国を支配しながらもその重厚な文化に帰順してきたユーラシアの騎馬民族たちのように、文芸部は我々常習者の文芸活動に大きな影響を及ぼすこととなる――。このページは、そんな文芸部から輸入さ…」) |
(質より量! うおおおおおおお) |
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つまり<br> | つまり<br> | ||
可塑性の大ペテン<br> | 可塑性の大ペテン<br> | ||
絹で織られたステッキと<br> | |||
{{一行詩}} | {{一行詩}} | ||
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<div style="border:1px solid #c0c0c0; padding:0 1em; width: fit-content"> | <div style="border:1px solid #c0c0c0; padding:0 1em; width: fit-content"> | ||
探検隊がついにたどり着いたのは、白亜の熱帯雨林だった。<br> | 探検隊がついにたどり着いたのは、白亜の熱帯雨林だった。<br> | ||
まとわりつく熱気にそぐわぬ、清らかな造形物が立ち並ぶ。<br> | |||
{{一行詩}} | {{一行詩}} | ||
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毎朝公園で深呼吸をしているらしいうちの地域のプチ有名人「深呼吸おじさん」を昨日偶然見かけたのだが、彼の口の中には歯や舌が無く、代わりに重度のやけどの痕があって、それは深呼吸などではなく声にならない叫びだったのだと分かった。 | 毎朝公園で深呼吸をしているらしいうちの地域のプチ有名人「深呼吸おじさん」を昨日偶然見かけたのだが、彼の口の中には歯や舌が無く、代わりに重度のやけどの痕があって、それは深呼吸などではなく声にならない叫びだったのだと分かった。 | ||
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===阿久名喬「西」=== | |||
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小の月は「西向く<ruby>士<rt>さむらい</rt></ruby>」と習ったのに、拳の節がそれと一致しない。 | |||
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===阿久名喬「ピカソ」=== | |||
<div style="border:1px solid #c0c0c0; padding:0 1em; width: fit-content"> | |||
色覚異常を抱えた私がピカソの絵だけ鮮やかに見える。 | |||
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===阿久名喬「五劫の擦り切れ」=== | |||
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大事な商談に遅れそうなのに、呼び止めてきた戦場カメラマンの男が言うには、「わ た し の な ま え は じ ゅ げ む じ ゅ げ む ご こ う の | |||
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===阿久名喬「目眩く」=== | |||
<div style="border:1px solid #c0c0c0; padding:0 1em; width: fit-content"> | |||
サウナで思い切り暑くなって水風呂に飛び込むと、頭の中で何かが弾けて目眩く視界が広がった。 | |||
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===阿久名喬「明日以降」=== | |||
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AIが高精度な天気予報を出力するようになって数年経つが、いつまで経っても明日以降の予報は発表されない。 | |||
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===阿久名喬「無理難題」=== | |||
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轟音と共にコンクリートの破片が降り注ぎ大量の死傷者が出ているのは、さっき空に「会社を爆発させてください」と祈ったことと関係ないはずだ。 | |||
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===阿久名喬「ドリンク」=== | |||
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さっき確かに飲み干したコップがなみなみと水を湛えている。 | |||
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===阿久名喬「伝言」=== | |||
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伝言ゲームのあと各々のしたジェスチャーを全員で発表し合うと、明らかに1ターン飛んでいる。 | |||
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===阿久名喬「Fuck」=== | |||
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生放送でFワードを口走ってしまった外国人タレントは、VTRが終わると右足の靴だけを残してスタジオから消えていた。 | |||
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===阿久名喬「ヒートアップ」=== | |||
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口論がヒートアップするにつれて妻はだんだん台所へと寄っていく。 | |||
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===阿久名喬「ありがた迷惑」=== | |||
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最新モデルのスマホを求めて開店前から並ぶ身動きできないほどの長蛇の列の中、一つ前のおじさんが少し強引に先を譲ってくれた数分後、僕を目掛けてバイクが突っ込んできた。 | |||
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==一枚小説== | ==一枚小説== | ||
文芸部室にある、一行詩とかにも使われる例の紙を、一面ちょうど埋めるくらいの量の文字で物語を書くという催しである。[[利用者:キュアラプラプ]]が勝手に開始した。 | 文芸部室にある、一行詩とかにも使われる例の紙を、一面ちょうど埋めるくらいの量の文字で物語を書くという催しである。[[利用者:キュアラプラプ]]が勝手に開始した。 |
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