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|円城塔『文字渦』||ジュンク堂で購入。<ruby>大奇書<rt>おおきしょ</rt></ruby>。訳わかんなかったが、面白かった。作者の頭の中は本当にどうなっているんだ。私は「緑字」が好きです。
|円城塔『文字渦』||ジュンク堂で購入。<ruby>大奇書<rt>おおきしょ</rt></ruby>。訳わかんなかったが、面白かった。作者の頭の中は本当にどうなっているんだ。私は「緑字」が好きです。
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|米澤穂信『インシテミル』||パレットの本屋で購入。閉鎖環境での殺人という異常事態の中、推理小説としてのロジックの面白さは無論のこと、物語の推奨たる登場人物ら一人一人の性質と行動も素晴らしいものだった。
|米澤穂信『インシテミル』||パレットの本屋で購入。閉鎖環境での殺人という異常事態の中、推理小説としてのロジックの面白さは無論のこと、物語の推奨たる登場人物ら一人一人の性質と行動も素晴らしいものだった。←追記:物語の推奨って何の誤字? 全然分からない('
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|米澤穂信『氷菓』||メインプレイスの本屋で購入。最初のちょっとした描写が終盤につながるの、当前素晴らしい('。人々も愉快ですてき。
|米澤穂信『氷菓』||メインプレイスの本屋で購入。最初のちょっとした描写が終盤につながるの、当然素晴らしい('。人々も愉快ですてき。
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|劉慈欣『三体』||図書館より帯出。「三体文明」のSFウルトラディティールにしろ、中国文化大革命から始まる人間ドラマが作り上げてしまったあの思想、あの動機にしろ、あるいは単に伏線回収のカタルシス、キャラクターの魅力にしろ、完成度が高すぎる。
|劉慈欣『三体』||図書館より帯出。「三体文明」のSFウルトラディティールにしろ、中国文化大革命から始まる人間ドラマが作り上げてしまったあの思想、あの動機にしろ、あるいは単に伏線回収のカタルシス、キャラクターの魅力にしろ、完成度が高すぎる。
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|青崎有吾、青柳碧人、乾くるみ、井上真偽、上田早夕里、大山誠一郎、乙一、恩田陸、伽古屋圭市、門井慶喜、北村薫、呉勝浩、下村敦史、翔田寛、白井智之、曽根圭介、蘇部健一、日明恩、田丸雅智、辻真先、長岡弘樹、夏川草介、西澤保彦、似鳥鶏、法月綸太郎、葉真中顕、東川篤哉、深緑野分、柳広司、米澤穂信『超短編! 大どんでん返し』||今、読了してから数か月が経った状態で、たまってた感想欄をまとめて書いているのだが、この短編集の記憶を完全に失っているので、何も書けない(いつか再読するか'
|青崎有吾、青柳碧人、乾くるみ、井上真偽、上田早夕里、大山誠一郎、乙一、恩田陸、伽古屋圭市、門井慶喜、北村薫、呉勝浩、下村敦史、翔田寛、白井智之、曽根圭介、蘇部健一、日明恩、田丸雅智、辻真先、長岡弘樹、夏川草介、西澤保彦、似鳥鶏、法月綸太郎、葉真中顕、東川篤哉、深緑野分、柳広司、米澤穂信『超短編! 大どんでん返し』||今、読了してから数か月が経った状態で、たまってた感想欄をまとめて書いているのだが、この短編集の記憶を完全に失っているので、何も書けない(いつか再読するか'
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|フィリップ・K・ディック『電気羊はアンドロイドの夢を見るか?』||大SF。なんか、すごかった覚えがあるが、ほとんど忘却してしまった(' 再読せねば(' ただなんかエロいシーンがエロかったのは覚えている。
|フィリップ・K・ディック『電気羊はアンドロイドの夢を見るか?』||大SF。なんか、すごかった覚えがあるが、ほとんど忘却してしまった(' 再読せねば(' 追記:たまってた感想欄を再び書き始めた今では、ただなんかエロいシーンがエロかったのは覚えている。
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|湊かなえ『高校入試』||入学試験中の教室という閉鎖空間でのハウダニット的なものを期待して手に取ったら、だいぶ社会派の方だったのを覚えている。
|湊かなえ『高校入試』||入学試験中の教室という閉鎖空間でのハウダニット的なものを期待して手に取ったら、だいぶ社会派の方だったのを覚えている。
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|二宮敦人『!』||過去をときめくケータイ小説の雄らしく、タイトルに惹かれてなんかのモールのイベントみたいなので買った。俺は都会の若者が出てくるショッキングで露悪的なコンテンツで育ったので、非常に好みに馴染んだ。特に隣の部屋かなんかに住み着いている殺人鬼に恋してる女子の話と、起きたら知らない部屋にいて、その部屋がどんどん小さくなってくるという全編圧死の恐怖で走りきるやつが好き。
|二宮敦人『!』||過去をときめくケータイ小説の雄らしく、タイトルに惹かれてなんかのモールのイベントみたいなので買った。俺は都会の若者が出てくるショッキングで露悪的なコンテンツで育ったので、非常に好みに馴染んだ。特に隣の部屋かなんかに住み着いている殺人鬼に恋してる女子の話と、起きたら知らない部屋にいて、その部屋がどんどん小さくなってくるという全編圧死の恐怖で走りきるやつが好き。
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|背筋『近畿地方のある場所について』||ホラー雑誌の原稿やインターネットの恐ろしい投稿が、特定の「近畿地方のある場所」に関連している、という枠組みで、大量の怖い話を浴びせられ続けるし怖い話がどんどん繋がっていく。「袋とじ」は怖すぎて再読するまで帯をぐるぐる巻きにして封印していた。
|背筋『近畿地方のある場所について』||ホラー雑誌の原稿やインターネットの恐ろしい投稿が、特定の「近畿地方のある場所」に関連している、という枠組みで、大量の怖い話を浴びせられ続けるし怖い話がどんどん繋がっていく。袋とじの最後のページは怖すぎて再読するまで帯をぐるぐる巻きにして封印していた。
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|雨穴『変な家2』||『変な家』の正統進化。今回ももちろん複数の家に共通する不自然な間取りがあるが、その「意味」が
|雨穴『変な家2』||『変な家』の正統進化。今回ももちろん複数の家に共通する不自然な間取りがあるが、その「意味」が前回とは全く違うアプローチでありながら話の規模感と合っていて、かついかにもありそうなもので恐ろしかった。「変なもの」「歪なもの」として表出したものの根底に何重にも絡まった人間の恐ろしさを描くスタイルが徹底されている。
前回とは全く違うアプローチでありながら話の規模感と合っていて、かついかにもありそうなもので恐ろしかった。水車小屋、ヤバすぎ。
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|夕木春央『方舟』||
|夕木春央『方舟』||人間の感情と最大の仕掛けが完璧に結びついた恐ろしい構成だった。水没する地下の閉鎖空間で殺人まで起こるという極限状態下の登場人物らのストレスは読んでるだけでヤバすぎる。ただその殺人のおかげで「みんなが脱出するために地下に残ってなんかを操作しないといけない生贄選び」が「犯人当て」になるというアイデアも凄い。ちょうど今、タイトルの{{粛清されました}}
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|夕木春央『十戒』||
|夕木春央『十戒』||なんと、覚えてない!! いつか再読します。
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|米澤穂信『さよなら妖精』||Notoriousより帯出
|米澤穂信『さよなら妖精』||Notoriousより帯出し、二年くらいの時を経てようやく読んで返した。世界史くんだったことによって、一つ自力で理解できたポイントがあった。終盤、無気力系キャラが必死こくのが俺は好きなので、好きだった。最後は{{粛清されました}}しかった。←ネタバレだからネ そうだ、未成年者が酒を飲むな!!!
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|北村薫『空飛ぶ馬』||
|北村薫『空飛ぶ馬』||未成年者が酒を飲むな!!! 日常と謎を貫く人間の感情が悲喜こもごもあって良かった。ラプラプは「赤頭巾」が一番好き(Wiktodonを遡ることで題を特定した。そこには「『赤頭巾』の話をした動機とその二人の馴れ初め。👹」と書いてあったが、もうそこまでは思い出せない……しかし俺に素晴らしかったことに変わりなあ!!'。後にスノータイムリミットにあったことに気付いた。
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|背筋『口に関するアンケート』||
|背筋『口に関するアンケート』||なかせう大学フェスタに行く時に京都駅で買った。構談社の見開き(A6判)と同じサイズという異質感にまず目を引かれる。一人一人の体験談を読み進めると肝試しの時の出来事の全体像が見えてきて、全てが最後にタイトル通りのアンケートに帰着し、怖すぎ。同作者『近畿地方(略)』の袋とじも然り、本文が終わった後俺の方に働きかけてこないでくれ怖いから。
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|宮部みゆき『理由』||
|宮部みゆき『理由』||同上購入。まるで現実のドキュメンタリーのような圧倒的詳説でもって、嵐の夜、高層マンションで起きた不可解な事件を追う中で、それを表出させた全ての直接的・間接的理由の背景としてそれぞれの現代的な家庭問題を印象的に描き出す大社会派ミステリ。ちょうどよかったのでラプラプはこれで英語のリーディングのレポートを書いた。
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|ステュアート・タートン『イヴリン嬢は七回殺される』||よみゃ
|ステュアート・タートン『イヴリン嬢は七回殺される』||登場人物の多さと時系列のループによってアホほど複雑な物語をなしていて、一度半分くらい読んだものの年月を経て全て忘れてしまったので全再読せざるを得なかった。その特殊設定であることの意味と結末が、物語を通してそれが主題だと気づかないで何度も刷り込まれていた要素と急激に結びついて素晴らしすぎた。
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|米澤穂信『愚者のエンドロール』
|周浩暉『死亡通知書 暗黒者』||真っ黄色だったので気になってジュンク堂で買った覚えがある。エンタメ警察小説として頻繁に面白かったが、シリーズものでありかつこれ以降の話は日本語で出版されていないんか~~~~い!!!! 中国語を学んで原典をあさるしか無いんですか!? ええ!?
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|周浩暉『死亡通知書 暗黒者』||よみゃ
|米澤穂信『愚者のエンドロール』||作中作ミステリの内容のみならず作中日常の謎(あの怖い女の人の思惑も含め)が最終的に明らかになる構成が面白かった。そのクラスの人たちの推理の誤りを次々指摘していくところも軽快かつ濃くて良かった。ラプラプは福部里志が好きになり始めた。
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|上條一輝『深淵のテレパス』||
|上條一輝『深淵のテレパス』||エンタメパワーが強すぎる。劇場版ドラえもんのような「ここでアレかい」「アレがソレかい」が終盤にかけて何回もやってきてガチで面白かった。ホラーの要素に関しても、家中の暗いところから何が来るという自分の身に置き換えて想像しやすい怖さがあり、かつ強迫的にスタンドライトを設置しまくった眩しい家の客観的怖さもあって素晴らしい。
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|背筋『穢れた聖地巡礼について』||
|背筋『穢れた聖地巡礼について』||通称「ケガジュン」または「げんあな(帯の「げんきなあなたがうまれます」より)」(俺が勝手にそう呼んでいただけ'。幽霊に関する三人の登場人物の立場とか人間性にはそれぞれある種切実なものがあって素晴らしかった。ただ、一読して、意味が分からなくて再読したら、人間どうしのその物語はただの一面というかある意味で必然性の無い、何にもならないもので、最初から、うまれた時から{{粛清されました}}
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|レイ・ブラッドベリ『華氏451度』||
|レイ・ブラッドベリ『華氏451度』||「縮小現実」を書く前に読んどこうと思って読んだ。主人公が壁に投影されるファンタジーランドに耽溺する妻とその友人たちに対して、所持が禁止された(叙述用法)詩集か本か忘れたけどそれの内容を対愚者感情に任せて激しく読み上げるシーンが印象的だった。(それは愚かな自殺行為であって、共感も嫌悪もできてしまうことよ)
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|米澤穂信『クドリャフカの順番』
|米澤穂信『クドリャフカの順番』||「縮小現実」を書く前に読んどこうと思って読んだ2。主題となる怪盗事件に関しても、漫画研究会の論戦におけるその主張に関しても、人間の感情というものが動機となってそうさせているという事実に、キャラクターというものの素晴らしさを感じた。古典部の四人におかれましても料理バトルのところとか面白かった。
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|背筋『近畿地方のある場所について 文庫版』
|背筋『近畿地方のある場所について 文庫版』||主要な役割を占める二人の登場人物が単行本版から替わったことで、提示される資料(もとい物語の前提条件)はそのままに、別の視点から物語は異なった形で展開されていく。袋とじの最後のページの被写体は、単行本版と全く同じなのに、全く違う見え方で写っていて、あの時抱いた恐怖はどこへやら、それなら視えて殺されてしまってもいいのかもしれない、と思う。(客観的に見たら完全に怪異に魅入られてしまった人になっている)
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|梨『お前の死因にとびきりの恐怖を』
|梨『お前の死因にとびきりの恐怖を』||
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|米澤穂信『遠まわりする雛』
|米澤穂信『遠まわりする雛』||
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|坂口安吾『不連続殺人事件』
|坂口安吾『不連続殺人事件』||
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