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|国際電話番号=1764 | |国際電話番号=1764 | ||
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'''アンモク共和国'''(あんもくきょうわこく、[[英語|英]]:The Republic of Angmoghi、The Angmon Republic、[[管理者語|管]]:亜武藻苦共和国)とは、シズーカ州東部の一端にある共和国である。 | |||
==神話時代(先史時代)== | ==神話時代(先史時代)== | ||
アンモク国において'''神話時代'''とは、第一次宇宙消失以前の時代から、「アンモク神国」の建国の意思が示された時期までを指す時代区分である。 | アンモク国において'''神話時代'''とは、第一次宇宙消失以前の時代から、「アンモク神国」の建国の意思が示された時期までを指す時代区分である。 | ||
===絶対神「オー神」とは=== | ===絶対神「オー神」とは=== | ||
古来、絶対かつ唯一の神に'''オー神(オーカミ)兄弟'''という二人の兄弟がいた{{矛盾|date=2021年04月}}。兄の'''ルピルラス=ハフティクリ'''(Lujirathas-Hafgjuyki)と、弟の'''ティナディヨ=ハフティクリ'''(Innaghdjo-Hafgjuyki)である。 | |||
兄弟は可愛らしいすがたをしていた。うす茶色の毛、すらりとした肢、短い耳に長い尻尾、大きくて重い頭などが特徴的だが、中でも特筆すべきは、その速い足と鋭い歯である。狩りの際の走るスピードは最高時速70キロメートルにもなり、捕まえた獲物はいとも簡単に、全部で42本ある歯を使って豪快に食いちぎる。このように、兄弟は可愛らしいすがたをしていた。{{矛盾|date=2021年04月}} | |||
兄弟はとても仲が良く、喧嘩なども滅多にしなかった。彼らが喧嘩したのは、ティナディヨのバター-トーストをルビルラスが横取りしようとした時のみである(なお、このルビルラスの目論見は失敗に終わった。ティナディヨのバター-トーストを釣り竿で釣り上げようと試みたのだが、引っ掛け方を間違えて'''聖なる床'''に落としてしまったためである<ref>なお、このときバターの付いた面を下に落ちたことは宇宙の基礎定数として確定し、今日ではマーフィーの法則との呼称で知られる。</ref>)。 | |||
===宇宙狭小化とゲブクス会議=== | ===宇宙狭小化とゲブクス会議=== | ||
ある段階で、宇宙は日に日に狭くなっていた。したがって兄弟は頭を悩ませていた。「さて宇宙をどうしようか」、口を開くと出てくる言葉はそればかりであった。すでに42の解決案が出ていた。だが実行できるのはただの一つである。どれにしようか。互いに鋭い歯を軋らせながら話し合い、考えに考え、兄弟は計画を以下の三つまで絞った。 | |||
#使用人を雇い宇宙のいちばん外側の方に配置することで収縮を食い止めるのはどうだろう。 | #使用人を雇い宇宙のいちばん外側の方に配置することで収縮を食い止めるのはどうだろう。 | ||
#宇宙の真ん中で「アノ呪文」を唱え続けることで収縮の力の向きを反転させ、逆に膨張させるのはどうだろう。 | #宇宙の真ん中で「アノ呪文」を唱え続けることで収縮の力の向きを反転させ、逆に膨張させるのはどうだろう。 | ||
#もはや諦めてしまうのはどうだろう。 | #もはや諦めてしまうのはどうだろう。 | ||
さて次に何が起こったのかというと、あろうことか兄弟は、ここへ来て怠け始めたのだ。もう三つに決まったのだからと言い、休息を欲したのである。 | さて次に何が起こったのかというと、あろうことか兄弟は、ここへ来て怠け始めたのだ。もう三つに決まったのだからと言い、休息を欲したのである。 | ||
< | そうして13年が過ぎた頃、ティナディヨはふいに叫んだ。 | ||
<big>「やっべ」</big> | |||
兄弟はこの重大な話し合いにふたたび取り掛かる決意をした。とはいえ、今まで通りやるのではまたすぐに怠けてしまうだろう。よって兄弟は新しい手段を探さなければならなかった。どうしたものだろうか、ああ……。悲しいことに、このように困っても兄弟は神頼みをすることさえできなかった。何を隠そう、自身が神だったからである。 | |||
新しい手段はなかなか見つからなかった。兄弟にとって探し物とは、原始そういうものであった。兄弟は二人とも部屋が整っていなかった。少なくとも探し物をする環境ではなかった。 | |||
兄弟はなんとか、一つの明確な手段を見つけ出した<ref>絶対に無いと思っていたはずの引き出しから見つかったという。</ref>。 | |||
「だいたい、ぼくたちの仲が良すぎるのがいけないのだ。話し合いの間だけは他人として接しようじゃないか。よそよそしく、礼儀正しく」――そうして彼らは静粛に話し合いを始めた。これが'''ゲブクス会議'''である。 | |||
兄弟は仕事に取り掛かったのだが、三つのうちのどの案も、非常に魅力的に思えるものだった。そのため兄弟は実に42ヶ月の月日を費やして頭を悩ませ、そしてようやく二つの自明な真理に気づいた。 | |||
#(その当時は)宇宙の収縮を抑えこむことのできる者はいないため、そのような仕事をする使用人を雇うことは不可能である。 | #(その当時は)宇宙の収縮を抑えこむことのできる者はいないため、そのような仕事をする使用人を雇うことは不可能である。 | ||
#「アノ呪文」の話は幼少の頃、祖父・ボレクシュナット(Bodghchjuenagjtt-Hafgjuyki)から聞かされたものだが、よく考えてみればその内容も文言も知らないので、そのような呪文を唱えることは不可能である。 | #「アノ呪文」の話は幼少の頃、祖父・ボレクシュナット(Bodghchjuenagjtt-Hafgjuyki)から聞かされたものだが、よく考えてみればその内容も文言も知らないので、そのような呪文を唱えることは不可能である。 | ||
この気づき<ref>これは世のあらゆる気づきのなかで最初のものであるため、現在では"o-ugrhvett' Fjdsughrk"「偉大なる気づき」と呼ばれ讃えられている。</ref>によって兄弟は決意を固めた。すなわち消去法で、 | |||
<ol start="3"> | <ol start="3"> | ||
<li>もはや諦めてしまう。</li> | <li>もはや諦めてしまう。</li> | ||
</ol> | </ol> | ||
を選んだのであった。 | |||
===第一次宇宙消失=== | ===第一次宇宙消失=== |
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