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'''アンモク共和国'''(あんもくきょうわこく、[[英語|英]]:The Republic of Angmoghi、The Angmon Republic、[[管理者語|管]]: | '''アンモク共和国'''(あんもくきょうわこく、[[英語|英]]:The Republic of Angmoghi、The Angmon Republic、[[管理者語|管]]:亜武藻苦共和国)とは、シズーカ州東部の一端の地帯「ピートロヘト」にある共和国である。かつて「アンモク神国」と呼ばれた国が起源である。本記事ではこの「アンモク神国」についても説明する。 | ||
==概要== | ==概要== | ||
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さて次に何が起こったのかというと、あろうことか兄弟は、ここへ来て怠け始めたのだ。「もう三つに決まったのだ」と言い、休息を欲したのである。 | |||
そうして12年が過ぎた頃、ティナディヨはふいに叫んだ。 | そうして12年が過ぎた頃、ティナディヨはふいに叫んだ。 | ||
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しかし、ついに兄弟は、一つの明確な手段を見つけ出した<ref>絶対に無いと思っていたはずの引き出しから見つかったという。</ref>。彼らの見つけた手段は以下のようなものである。 | しかし、ついに兄弟は、一つの明確な手段を見つけ出した<ref>絶対に無いと思っていたはずの引き出しから見つかったという。</ref>。彼らの見つけた手段は以下のようなものである。 | ||
「だいたい、ぼくたちの仲が良すぎるのがいけないのだ。話し合いの間だけは他人として接しようじゃないか。よそよそしく、礼儀正しく」――そうして彼らは静粛に話し合いを始めた。これが'''ゲブクス会議'''である。 | 「だいたい、ぼくたちの仲が良すぎるのがいけないのだ。話し合いの間だけは他人として接しようじゃないか。よそよそしく、礼儀正しく」――そうして彼らは静粛に話し合いを始めた。これが'''ゲブクス会議'''である。 | ||
兄弟はこの思いつきを得て仕事に取り掛かったのだが、三つのうちのどの案も、非常に魅力的に思えるものだった。そのため兄弟は実に42ヶ月の月日を費やして頭を悩ませ、そしてようやく二つの自明な真理に気づいた。 | 兄弟はこの思いつきを得て仕事に取り掛かったのだが、三つのうちのどの案も、非常に魅力的に思えるものだった。そのため兄弟は実に42ヶ月の月日を費やして頭を悩ませ、そしてようやく二つの自明な真理に気づいた。 | ||
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兄弟にとって領地とは、全宇宙を指し得たのだが、それを宣言するのはあまりにも[[Wikipedia|ナンセンス]]だと考えた。やはり特定の土地を指して領地とするのがよい、としたのである。 | 兄弟にとって領地とは、全宇宙を指し得たのだが、それを宣言するのはあまりにも[[Wikipedia|ナンセンス]]だと考えた。やはり特定の土地を指して領地とするのがよい、としたのである。 | ||
「ではどこを領地としようか?<ref>これは世界で最も有名な問いである。</ref> | 「ではどこを領地としようか?<ref>これは世界で最も有名な問いである。</ref>」と言って兄弟は、宇宙のあらゆる場所を調査した。兄弟の結論は、地球という惑星のシズーカ州の東端にある、「[[Sisters:WikiWiki麻薬ショナリー#紫なる山|紫なる山]]」に囲まれた部分「[[Sisters:WikiWiki麻薬ショナリー#ピートロヘト|ピートロヘト]]」が我々の領地としてふさわしい、というものであった。 | ||
理由はただ一つ。兄弟は「その惑星の他の土地には昇る『オヒサマ』が、唯一昇らない」「その惑星の他の土地からは沈む『オヒサマ』が、唯一沈まない」という条件に当てはまる土地を探していたのである(「オヒサマ」とは、日本語でいうところの「お日様、太陽」である)。最初に兄弟が見つけたのは南極や北極であったが、以下の理由で決定は見送られた。 | 理由はただ一つ。兄弟は「その惑星の他の土地には昇る『オヒサマ』が、唯一昇らない」「その惑星の他の土地からは沈む『オヒサマ』が、唯一沈まない」という条件に当てはまる土地を探していたのである(「オヒサマ」とは、日本語でいうところの「お日様、太陽」である)。最初に兄弟が見つけたのは南極や北極であったが、以下の理由で決定は見送られた。 | ||
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すべては滞りなく進んだ。かくして建国時代は終わりを迎えた。同時に、世界最初の国・'''アンモク神国'''が誕生したのである。 | |||
==神国時代== | ==神国時代== | ||
アンモク国の偉大な歴史のうち、最初の6時間は兄弟によって成り立っていた。この期間を'''神国時代'''という。アンモク神国は、神が絶対的地位に君臨し、なおかつその権力が近代的な法律によって制限された、立憲君主政(=制限君主政)の国である。 | |||
===ナテュラライゲン化=== | ===ナテュラライゲン化=== | ||
上述のように、アンモク神国の歴史は、わずか6時間と短く儚いものであった。実はアンモク神国には当初から不穏な空気があったのである。どのような空気だったのかは、資料が残っていないために判明していない<ref>なお、[[Sisters:WikiWiki麻薬ショナリー#ピートロヘト|ピートロヘト]]から2209キロメートル離れたところにある洞窟で、「アンモク神国の不穏な空気」とのラベルが貼られた缶詰が発見されたという。現在研究者チームによって分析が進められている。</ref>。 | |||
アンモクという国が神国から共和国に変化したこと、またはその瞬間を'''ナチュラライゲン化'''という。 | アンモクという国が神国から共和国に変化したこと、またはその瞬間を'''ナチュラライゲン化'''という。 | ||
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その後自然に形成された住民の自治会議の結果、新しい代表には[[レイシゴ・ハヤカワ]]が選ばれた。 | その後自然に形成された住民の自治会議の結果、新しい代表には[[レイシゴ・ハヤカワ]]が選ばれた。 | ||
==共和国時代== | |||
アンモク神国誕生の6時間後、場所を同じくしてアンモク共和国が誕生した。これは現在のものとほぼ同一の国家である。 | |||
===言語の表記法の誕生=== | ===言語の表記法の誕生=== |
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