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|国際電話番号=1764 | |国際電話番号=1764 | ||
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'''アンモク共和国'''(あんもくきょうわこく、[[アンモク語|俺]]: | '''アンモク共和国'''(あんもくきょうわこく、[[アンモク語|俺]]:Republik Angmogh<ref name="独釈"; group="注">この "Angmogh" はドイツ語としての "Angmogh" ではなく、あくまで「現地語の表記法が無いためにドイツ式の表記法(=[[アンモク語#独釈|独釈]])を借用したにすぎない」ことに注意。</ref>、[[英語|英]]:The Republic of Angmogh、The Angmoghen Republic、[[ドイツ語|独]]:Republik Angmogh、[[管理者語|管]]:亜武藻苦共和国)とは、シズーカ州東部の一端の地帯「ピートロヘト」にある共和国である。かつて「アンモク神国」と呼ばれた国家が起源である。本記事ではこの「アンモク神国」についても解説する。 | ||
==名称== | ==名称== | ||
[[アンモク語|現地語]]では "Angmogh<ref name="独釈"; group="注"> | [[アンモク語|現地語]]では "Angmogh<ref name="独釈"; group="注"></ref>" である。日本語では推測される発音に従って「'''アンモク'''」と呼ばれる。漢字表記は「'''俺孟'''」で、略記は「'''俺'''」である。 | ||
"Angmogh" | "Angmogh" という名称の由来は定かでない。ただ、このアルファベット表記も、そこから推測される発音も、ドイツ人が「見出した」ものに過ぎないため、「"Angmogh" という綴りや発音に由来は無い(ただし必然性がある)」と言われることが多い。 | ||
==概要== | ==概要== | ||
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その長い歴史と完璧な社会体制などにより、国民の100%が自国に誇りを持っている<ref group="典">1996年11月に実施された[[ハッピーランドヘルスセカンド]]社のアンケート "Do you admire your country the best?" の調査結果より。</ref>。 | その長い歴史と完璧な社会体制などにより、国民の100%が自国に誇りを持っている<ref group="典">1996年11月に実施された[[ハッピーランドヘルスセカンド]]社のアンケート "Do you admire your country the best?" の調査結果より。</ref>。 | ||
世界で最も政治の発達した国であると言われ、国民の自治意識はどの世代においても高い。結果として、{{CURRENTYEAR}}年{{CURRENTMONTHNAME}}現在、成人した国民はみな政治家とであるとされる。 | |||
軍隊はおろか一つの武器も持っていないが、その気になれば世界を征服することができると恐れられている。 | 軍隊はおろか一つの武器も持っていないが、その気になれば世界を征服することができると恐れられている。 | ||
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古来、絶対かつ唯一の神に'''オー神(オーカミ)兄弟'''という二人の兄弟がいた{{矛盾|date=2021年04月}}。兄の'''ルピルラス=ハフティクリ'''(Lujirathas-Hafgjuyki)と、弟の'''ティナディヨ=ハフティクリ'''(Innaghdjo-Hafgjuyki)である。 | 古来、絶対かつ唯一の神に'''オー神(オーカミ)兄弟'''という二人の兄弟がいた{{矛盾|date=2021年04月}}。兄の'''ルピルラス=ハフティクリ'''(Lujirathas-Hafgjuyki)と、弟の'''ティナディヨ=ハフティクリ'''(Innaghdjo-Hafgjuyki)である。 | ||
兄弟は可愛らしいすがたをしていた。うす茶色の毛、すらりとした肢、短い耳に長い尻尾、大きくて重い頭などが特徴的であったが、その中でも特筆すべきは、その速い足と鋭い歯である。狩りの際の走るスピードは最高時速70キロメートルにもなり、捕まえた獲物はいとも簡単に、全部で42本ある歯を使って豪快に食いちぎる。このように、兄弟は可愛らしいすがたをしていた。{{矛盾|date= | 兄弟は可愛らしいすがたをしていた。うす茶色の毛、すらりとした肢、短い耳に長い尻尾、大きくて重い頭などが特徴的であったが、その中でも特筆すべきは、その速い足と鋭い歯である。狩りの際の走るスピードは最高時速70キロメートルにもなり、捕まえた獲物はいとも簡単に、全部で42本ある歯を使って豪快に食いちぎる。このように、兄弟は可愛らしいすがたをしていた。{{矛盾|date={{CURRENTYEAR}}{{CURRENTMONTHNAME}}}} | ||
兄弟はとても仲が良く、喧嘩なども滅多にしなかった。彼らが喧嘩したのは、ティナディヨのバター-トーストをルビルラスが横取りしようとした時のみである(なお、このルビルラスの目論見は失敗に終わった。ティナディヨのバター-トーストを釣り竿で釣り上げようと試みたのだが、引っ掛け方を間違えて「聖なる床」に落としてしまったためである<ref group="注">このときバターの付いた面を下に落ちたことは宇宙の基礎定数として確定し、今日では「マーフィーの法則」との呼称で知られる。</ref>)。 | 兄弟はとても仲が良く、喧嘩なども滅多にしなかった。彼らが喧嘩したのは、ティナディヨのバター-トーストをルビルラスが横取りしようとした時のみである(なお、このルビルラスの目論見は失敗に終わった。ティナディヨのバター-トーストを釣り竿で釣り上げようと試みたのだが、引っ掛け方を間違えて「聖なる床」に落としてしまったためである<ref group="注">このときバターの付いた面を下に落ちたことは宇宙の基礎定数として確定し、今日では「マーフィーの法則」との呼称で知られる。</ref>)。 | ||
===宇宙狭小化現象とゲブクス会議=== | ===宇宙狭小化現象とゲブクス会議=== | ||
ある段階で、宇宙は日に日に狭くなっていた(='''宇宙狭小化現象''' | ある段階で、宇宙は日に日に狭くなっていた(='''宇宙狭小化現象''')。したがって兄弟は頭を悩ませていた。「さて宇宙をどうしようか」、口を開くと出てくる言葉はそればかりであった。すでに42もの解決案が出ていた。しかし案の多いことは必ずしも良いことではない。最終的に実行する案を、一つに決めなければならないからである。互いに鋭い歯を軋らせながら話し合い、考えに考え、兄弟は計画を以下の三つまで絞った。 | ||
# | #使用人を雇い、宇宙のいちばん外側の方に配置し、手で外向きに力を加えさせることで収縮を食い止めるのはどうだろう。 | ||
#宇宙の真ん中で「アノ呪文」を唱え続けることで収縮の力の向きを反転させ、逆に膨張させるのはどうだろう。 | #宇宙の真ん中で「アノ呪文」を唱え続けることで収縮の力の向きを反転させ、逆に膨張させるのはどうだろう。 | ||
#もはや諦めてしまうのはどうだろう。 | #もはや諦めてしまうのはどうだろう。 | ||
90行目: | 90行目: | ||
===第一次宇宙消失=== | ===第一次宇宙消失=== | ||
兄弟の選択により、当時の宇宙狭小化現象がついに止まることはなかった。宇宙はすさまじいスピードで狭まっていき、ついに「ただの一点」<ref group="注">「特異点」とも。</ref>となった。これを'''宇宙消失(第一次宇宙消失)''' | 兄弟の選択により、当時の宇宙狭小化現象がついに止まることはなかった。宇宙はすさまじいスピードで狭まっていき、ついに「ただの一点」<ref group="注">「特異点」とも。</ref>となった。これを'''宇宙消失(第一次宇宙消失)'''と呼ぶ。<ref group="注">ちなみに、大した事件ではない。</ref> | ||
===再興=== | ===再興=== | ||
第一次宇宙消失の6.481秒後、宇宙は膨張を始めた。宇宙は再び形づくられ、すべては元の通りとなった。これを'''再興'''という。 | 第一次宇宙消失の6.481秒後、宇宙は膨張を始めた。宇宙は再び形づくられ、すべては元の通りとなった。これを'''再興'''という。 | ||
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アンモク神国がアンモク共和国に変化したこと、またその瞬間を、'''ナチュラライゲン化現象'''または'''ナテュラライゲン化現象'''という。 | アンモク神国がアンモク共和国に変化したこと、またその瞬間を、'''ナチュラライゲン化現象'''または'''ナテュラライゲン化現象'''という。 | ||
上述のように、アンモク神国はわずか6時間で壊れてしまった。それは短く儚いものであった。実はアンモク神国には当初から不穏な空気があったのである。具体的にどのような空気だったのかははっきりしていない(ただし、首都ヒュデロユイナ市から2209キロメートル離れたところにある洞窟で、「アンモク神国の不穏な空気」とのラベルが貼られた缶詰が発見されたという。現在ドイツの研究者チームによって分析が進められており、新たな発見が期待されている<ref group="典">[[Sisters:WikiWikiオンラインニュース#アンモク神国の不穏な空気、ついに発見か|WikiWikiオンラインニュース]]「アンモク神国の不穏な空気、ついに発見か」、7月21日</ref>)。少なくとも、その不穏な空気によってナチュラライゲン化現象は起こったのだ。 | |||
同現象の起こりは次のようなものである。神国時代、兄弟神の連立皇帝就任式の日、兄弟は二人とも体調を崩して欠席してしまった。これを受けて47人の住民の97%、すなわち45.59人が「彼らは不信任である」とデモを始めたた。けが人が出るほどのデモである。狭い場所を好む国民性がある彼らはわざわざ狭い道を選んでデモ行進をしたのだが、その圧迫感に気を失った男、声を張り上げすぎて貧血症状が出た女、デモの参加者に勢い余って杖を蹴飛ばされ、どこかに行ってしまったので帰れなくなった老人、騒ぎに紛れてポケットに入っていた[[Cookie Clicker|クッキー]]が割れてしまって喚く子供、冬眠から覚めたら何やらめんどくさいことになっていたので二度寝を決意したモグラ……このように、このデモは多くの犠牲者を生んでいたのだ。 | 同現象の起こりは次のようなものである。神国時代、兄弟神の連立皇帝就任式の日、兄弟は二人とも体調を崩して欠席してしまった。これを受けて47人の住民の97%、すなわち45.59人が「彼らは不信任である」とデモを始めたた。けが人が出るほどのデモである。狭い場所を好む国民性がある彼らはわざわざ狭い道を選んでデモ行進をしたのだが、その圧迫感に気を失った男、声を張り上げすぎて貧血症状が出た女、デモの参加者に勢い余って杖を蹴飛ばされ、どこかに行ってしまったので帰れなくなった老人、騒ぎに紛れてポケットに入っていた[[Cookie Clicker|クッキー]]が割れてしまって喚く子供、冬眠から覚めたら何やらめんどくさいことになっていたので二度寝を決意したモグラ……このように、このデモは多くの犠牲者を生んでいたのだ。 | ||
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===芸術・学問=== | ===芸術・学問=== | ||
===政治学=== | ===政治学=== | ||
人口がわずか47人のアンモク共和国は、政治家にとって「直感的に」政策を進めても大きな失敗に繋がらず、また政治を受ける側にとっても現在行われている政策がクリアに見え、その意図も分かりやすい、という環境があることから、政治学の分野に興味を持つ者は皆無である。それでもアンモクは、神国時代から外政内両方において平静が保たれており、さほど問題は無いように思われる。 | |||
しかし、「文明国に『学ばれざる学問』があるのはいただけない」「外部者の口出しを拒む性質のあるアンモクでは、政治が倫理上誤った方向にいった場合に修正が利かなくなるだろう」「アンモク共和国は確かな権威をもった国であるはずなのに、例えば国の現地語正式名称が未だに "Republik Angmogh" である<ref group="注"> "Angmogh" という綴りは独釈(発音も文字もない言語である[[アンモク語]]に、ドイツ人が「見出した」表記法)であり、また "Republik" は「共和国」を意味するドイツ語である。このことはしばしば、「最古の歴史を持つアンモクが、愚国ドイツの言語を拝借した」と揶揄される。</ref>など、彼らは自覚に欠けているといえる。これを解消するには、政治学を修めて正式国名の決定法の要を覚え、独自の名称を定めるほかに道はなかろう」といった、アンモク人の政治学修学を求める議論があることも確かである。 | しかし、「文明国に『学ばれざる学問』があるのはいただけない」「外部者の口出しを拒む性質のあるアンモクでは、政治が倫理上誤った方向にいった場合に修正が利かなくなるだろう」「アンモク共和国は確かな権威をもった国であるはずなのに、例えば国の現地語正式名称が未だに "Republik Angmogh" である<ref group="注"> "Angmogh" という綴りは独釈(発音も文字もない言語である[[アンモク語]]に、ドイツ人が「見出した」表記法)であり、また "Republik" は「共和国」を意味するドイツ語である。このことはしばしば、「最古の歴史を持つアンモクが、愚国ドイツの言語を拝借した」と揶揄される。</ref>など、彼らは自覚に欠けているといえる。これを解消するには、政治学を修めて正式国名の決定法の要を覚え、独自の名称を定めるほかに道はなかろう」といった、アンモク人の政治学修学を求める議論があることも確かである。 |
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