「利用者:キュアラプラプ/サンドボックス/丙」の版間の差分

ナビゲーションに移動 検索に移動
編集の要約なし
編集の要約なし
編集の要約なし
1行目: 1行目:
'''開いた口が塞がらない状態における日本語の音韻解明'''
'''開いた口が塞がらない状態における日本語の音韻解明 ~あえはくはへがははがんぁあえ~'''
 
'''~あえはくはへがははがんぁあえ~'''




260行目: 258行目:


このことから,開いた口が塞がらない状態における母音は,非円唇かつ広母音および狭めの広母音であるものに限定されるといえるのである。これによって,日本語の母音にどのような影響が現れるのかについて,それぞれ考えていく。
このことから,開いた口が塞がらない状態における母音は,非円唇かつ広母音および狭めの広母音であるものに限定されるといえるのである。これによって,日本語の母音にどのような影響が現れるのかについて,それぞれ考えていく。




278行目: 277行目:


ということができる。
ということができる。




634行目: 634行目:
三 長音は,それぞれのかなで書き表す。
三 長音は,それぞれのかなで書き表す。


 
==== 第2節 印象 ====
'''第2節 印象'''
 
開いた口が塞がらない語の音韻はすでに解明されたわけであるが,実に平和な言語が出来たなあと感じる。もはや,「世界の公用語は英語」「最も母語話者数の多いのは中国語」「最も習得が難しい言語の一つは日本語」「最も完成された人工言語は恐らくロジバン」に続いて「最も平和な言語は開いた口が塞がらない語」と言っても良いのではなかろうか。我々がそのように思う理由を以下に示す。ただし,あくまで感想である。
開いた口が塞がらない語の音韻はすでに解明されたわけであるが,実に平和な言語が出来たなあと感じる。もはや,「世界の公用語は英語」「最も母語話者数の多いのは中国語」「最も習得が難しい言語の一つは日本語」「最も完成された人工言語は恐らくロジバン」に続いて「最も平和な言語は開いた口が塞がらない語」と言っても良いのではなかろうか。我々がそのように思う理由を以下に示す。ただし,あくまで感想である。


663行目: 661行目:
以上のことから,開いた口が塞がらない語は平和な言語であると考える。
以上のことから,開いた口が塞がらない語は平和な言語であると考える。


 
==== 第3節 反省と今後の課題 ====
'''第3節 反省と今後の課題'''
 
研究を反省して,「日本語の仮名→日本語の音(IPA)→開いた口が塞がらない語の音(IPA)」の段階の変換まではほとんど客観的に進められたように思えるが,その後の「開いた口が塞がらない語の音(IPA)→開いた口が塞がらない語の仮名」の変換は,日本語のネイティブスピーカーとして感覚的に進めてしまったと感じた。例えば,日本語の「か」がIPAでは [kä] であることと,[kä] という発音が開いた口が塞がらない状態では [k͡xä] となることについては自信を持って説明できるが,[k͡xä] という発音が仮名表記で「くは」となるのは正確なのかと問われれば,答えに詰まる――「そう信じているのです」と答えるしかない。
研究を反省して,「日本語の仮名→日本語の音(IPA)→開いた口が塞がらない語の音(IPA)」の段階の変換まではほとんど客観的に進められたように思えるが,その後の「開いた口が塞がらない語の音(IPA)→開いた口が塞がらない語の仮名」の変換は,日本語のネイティブスピーカーとして感覚的に進めてしまったと感じた。例えば,日本語の「か」がIPAでは [kä] であることと,[kä] という発音が開いた口が塞がらない状態では [k͡xä] となることについては自信を持って説明できるが,[k͡xä] という発音が仮名表記で「くは」となるのは正確なのかと問われれば,答えに詰まる――「そう信じているのです」と答えるしかない。


673行目: 669行目:


また,以下を今後の課題として意識する。専ら,本研究の結果の正確性向上と本研究を進める過程で生じた新たな疑問の解決に係るものである。
また,以下を今後の課題として意識する。専ら,本研究の結果の正確性向上と本研究を進める過程で生じた新たな疑問の解決に係るものである。




680行目: 675行目:
* 開いた口が塞がらない語の発音のサンプルを用意し(IPA が分かっているためこれは直ちに実行可能),それを多数の日本語話者に聞いてもらって直感で仮名表記を書かせる。その結果を総合し,現在のものよりも正確な,つまり話者の感覚に近い仮名遣いを導出すること
* 開いた口が塞がらない語の発音のサンプルを用意し(IPA が分かっているためこれは直ちに実行可能),それを多数の日本語話者に聞いてもらって直感で仮名表記を書かせる。その結果を総合し,現在のものよりも正確な,つまり話者の感覚に近い仮名遣いを導出すること
* 有声両唇摩擦音 [β],有声そり舌破裂音 [ɖ],硬口蓋はじき音 [ɟ̆] を含む13個以上の未検証異音の検証をすること
* 有声両唇摩擦音 [β],有声そり舌破裂音 [ɖ],硬口蓋はじき音 [ɟ̆] を含む13個以上の未検証異音の検証をすること


【新たな疑問】
【新たな疑問】
686行目: 680行目:
* 開いた口が塞がらない語話者は本当に,「あ」と「お」など仮名表記では同一になっている音を識別しないのだろうか。=日本語話者の耳では識別できないが,開いた口が塞がらない語話者も同様だと言えるだろうか。(識別するとすれば,第一節に掲げた仮名遣いを修正しなければならない)。
* 開いた口が塞がらない語話者は本当に,「あ」と「お」など仮名表記では同一になっている音を識別しないのだろうか。=日本語話者の耳では識別できないが,開いた口が塞がらない語話者も同様だと言えるだろうか。(識別するとすれば,第一節に掲げた仮名遣いを修正しなければならない)。


 
==== 第4節 感想 ====
'''第4節 感想'''
 
この研究によって,特に気になっていた「開いた口が塞がらない語の音韻」が解明できたことに,達成感を感じる。さらに,そのような成果が「一つひとつの音素について検証していく」という地道な作業の結果として生まれたことに,大いに感動している。
この研究によって,特に気になっていた「開いた口が塞がらない語の音韻」が解明できたことに,達成感を感じる。さらに,そのような成果が「一つひとつの音素について検証していく」という地道な作業の結果として生まれたことに,大いに感動している。


698行目: 690行目:
この研究における科学,つまり言語学に属する音声学は,狭義における科学である自然科学ではなく,「人文科学」といわれるものである。しかしながら先述の通り,私はこれらによる人間の研究成果である体系的知識が,人間のいかなる知的好奇心をも満たす土台となることができるという事実から,改めて,科学,もとい「サイエンス」が人間の最大の発明の一つであることを深く再認識し,大いに驚き,そのあまり開いた口が塞がらない。(キュアラプラプ)
この研究における科学,つまり言語学に属する音声学は,狭義における科学である自然科学ではなく,「人文科学」といわれるものである。しかしながら先述の通り,私はこれらによる人間の研究成果である体系的知識が,人間のいかなる知的好奇心をも満たす土台となることができるという事実から,改めて,科学,もとい「サイエンス」が人間の最大の発明の一つであることを深く再認識し,大いに驚き,そのあまり開いた口が塞がらない。(キュアラプラプ)


 
==== '''第5節 参考文献''' ====
'''第5節 参考文献'''
 
https://www.internationalphoneticassociation.org/ International Phonetic Association -国際音声学会
https://www.internationalphoneticassociation.org/ International Phonetic Association -国際音声学会


http://www.coelang.tufs.ac.jp/ipa/index.php IPA 国際音声字母(記号)-東京外国語大学
http://www.coelang.tufs.ac.jp/ipa/index.php IPA 国際音声字母(記号)-東京外国語大学
8,864

回編集

案内メニュー