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事件の舞台となった古民家カフェ「ブルー・ヘリング」は、沖縄県糸満市郊外に位置している、琉球建築住宅を改修して作られた喫茶店である。2011年オープン。元開業医でもあるオーナー、<ruby>柳田宏平<rt>やなぎだこうへい</rt></ruby>がテレビ番組に出演したことから世間に広く認知され始め、今では人気の古民家カフェとなっている。 | 事件の舞台となった古民家カフェ「ブルー・ヘリング」は、沖縄県糸満市郊外に位置している、琉球建築住宅を改修して作られた喫茶店である。2011年オープン。元開業医でもあるオーナー、<ruby>柳田宏平<rt>やなぎだこうへい</rt></ruby>がテレビ番組に出演したことから世間に広く認知され始め、今では人気の古民家カフェとなっている。 | ||
沖縄ぜんざいやかき氷が人気商品であり、県外からの旅行客も多い。また、近隣の土地一帯を所有しており、私有牧場での動物ふれあい体験や、ガマ(洞窟)内での沖縄戦の資料展示など、さまざまな取り組みを行っていることでも知られている。 | |||
==事件の経緯== | ==事件の経緯== | ||
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業者から送られてくる生体を捌くにあたって、今までは幅広くサポートを受けていましたが、天引き無しの返済効率を求めて独立するとなると、意外とたくさんのものが必要になります。 | 業者から送られてくる生体を捌くにあたって、今までは幅広くサポートを受けていましたが、天引き無しの返済効率を求めて独立するとなると、意外とたくさんのものが必要になります。 | ||
まず、安全な輸送経路です。業者から生体を受け取って、その後別の業者に臓器を渡す。この過程がばれないか、またはばれても自然に思われるようでないといけません。幸い彼らは警察に勘づかれないようにするのが上手いようですが(賄賂や利権がらみの噂も聞きました)、僕は尻尾切りされるのが怖かったので、逆に飲食店なんかを装うことにしました。「木を隠すなら森の中」、警察も人の往来があれば怪しむきっかけが減るでしょう。傍目には、段ボールとクーラーボックスしか見えません。 | |||
次に、生体から臓器を摘出する場所です。医療器具はもともと持っているので、十分なスペースがほしいところでした。それもなるべく、誰にもばれないような、例えば地下室とかです。僕が目をつけたのはガマでした。手前側を展示スペースにして、奥の方は崩落の危険により立ち入り禁止だとか言って誤魔化す。実際にはそこが作業場になるわけです。また、臓器を新鮮なまま輸送するために、意外と氷が大事でした。使いきりなので、怪しまれないように氷のブロックを大量に用意するのは難しそうでしたが、メニューにぜんざいやかき氷を入れたら上手く行きました。今では人気メニューです(笑) | 次に、生体から臓器を摘出する場所です。医療器具はもともと持っているので、十分なスペースがほしいところでした。それもなるべく、誰にもばれないような、例えば地下室とかです。僕が目をつけたのはガマでした。手前側を展示スペースにして、奥の方は崩落の危険により立ち入り禁止だとか言って誤魔化す。実際にはそこが作業場になるわけです。また、臓器を新鮮なまま輸送するために、意外と氷が大事でした。使いきりなので、怪しまれないように氷のブロックを大量に用意するのは難しそうでしたが、メニューにぜんざいやかき氷を入れたら上手く行きました。今では人気メニューです(笑) | ||
また、摘出後にできる死体の処理も大変でした。臓器を運んでくれる業者は、死体の運搬を請け負ってくれません。持ってきてくれる業者に渡そうにも、一週間に一回来るか来ないかくらいなので、その間に死体は腐ってしまいます。腐敗臭をどう隠そうか考えた挙句、僕は自分で牧場を作ることにしました。獣臭さでだいぶ不自然な匂いが緩和されてくれるし、そもそも死体を糞尿や残飯と一緒にコンポスターに入れてしまえば勝手に肥やしになって処理の必要がないので、一石二鳥でした。人肉を食べると聞いたことがあったので、最初は死体を豚に食べさせようとしたこともあったのですが、うまく行かなかったので諦めました。 | |||
このように準備して、古民家を改装し、ついにカフェを開店することが出来ました。飲食店や牧場の審査は、業者の人に頼んで、賄賂で上手い具合にやってもらいました。 | このように準備して、古民家を改装し、ついにカフェを開店することが出来ました。飲食店や牧場の審査は、業者の人に頼んで、賄賂で上手い具合にやってもらいました。 | ||
それからは順調に臓器摘出の仕事をして、借金の返済を進めることができました。夜にカフェが閉店した後、業者から段ボールを受け取る。臓器を抜いたら、死体はコンポスターに入れて、臓器はクーラーボックスで別の業者に渡す。彼らが業者同士で連絡を取り合ってくれていたようなので、僕のやることはこれだけでした。意外にも、古民家カフェの方の知名度が上がって売り上げが伸びたので、それも助けになりました。また、ここに来る子供は麻酔で意識を失った状態で段ボールに詰められてくるので、児童ポルノの製造も容易でした。東南アジア系の子ばっかりだったので、たまに日本人の子が来るとちょっと嬉しかったですかね(笑) | |||
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このように長きにわたって水面下で行われてきた古民家カフェの惨劇が白日の下にさらされることとなったのは、かの2016古民家カフェ騒乱の影響であった。件の事件後、警察署で取り調べを受けていた陰謀論者の一人の爪の間から、行方不明になっていた県内の少女のDNAと一致する毛髪の欠片が発見されたのである。 | |||
その陰謀論者はすぐさま素性を洗われたが、これといった犯罪組織との関与は認められず、取り調べをしても何も知らないと言うばかりで、捜査は混迷を極めた。しかし、ふとしたことで判明した、2016古民家カフェ騒乱におけるその陰謀論者の「牧場の堆肥箱から糞を集めてきてお手玉を試みる」という行動を足掛かりにして、捜査は大きく進展する。 | |||
2016年12月20日、別件でその犯罪組織と警察高官の間の贈収賄が判明していたことも功を奏し、警察は当該犯罪組織に属する犯罪行為の一斉摘発に成功。この古民家カフェの惨劇も例外ではなく、柳田宏平はついに突入した警察によって強制性交等罪の現行犯で逮捕されることとなった。 | |||
なお、これによって明らかになった2016古民家カフェ騒乱における陰謀論者たちの主張の正当性が、ピザゲートひいてはQアノンなどの様々な陰謀論信者を世界中で大規模に増加させた原因であると目されている。 | |||
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