10,129
回編集
(→第二ラウンド) |
(→第二ラウンド) |
||
| 90行目: | 90行目: | ||
「'''古今東西最強生物デスマッチ'''」はまだまだ続く! 第二ラウンドの対戦相手はあの「'''万物の霊長'''」ヒト、それも最新鋭の兵器で武装した群れだ! ホモ・サピエンスは個体レベルではただの貧弱で禿げ上がった猿に過ぎませんが、言語とイノベーションによって高度な社会を実現させ、歴史上類を見ない規模で地球の全てを支配した実績を誇る、有無を言わさぬ「最強生物」の優勝候補です。ゴリラが乗るバイクも、もともとはヒトが発明したものだといいます。集団で真価を発揮する彼らの知略と技術を相手に、バイクに乗るゴリラはどのような打開策を見いだしてくれるのでしょうか! | 「'''古今東西最強生物デスマッチ'''」はまだまだ続く! 第二ラウンドの対戦相手はあの「'''万物の霊長'''」ヒト、それも最新鋭の兵器で武装した群れだ! ホモ・サピエンスは個体レベルではただの貧弱で禿げ上がった猿に過ぎませんが、言語とイノベーションによって高度な社会を実現させ、歴史上類を見ない規模で地球の全てを支配した実績を誇る、有無を言わさぬ「最強生物」の優勝候補です。ゴリラが乗るバイクも、もともとはヒトが発明したものだといいます。集団で真価を発揮する彼らの知略と技術を相手に、バイクに乗るゴリラはどのような打開策を見いだしてくれるのでしょうか! | ||
米軍はこのデスマッチに参加するにあたって、5名の分隊が5つで構成される、計25名の精鋭による特別部隊を結成しています。人海戦術を使えばたった一頭のゴリラに乗るバイクに勝ち目は全く無いでしょうが、統制が行き届かず一人でも犠牲を出してしまったら大変です。バイクに乗るゴリラと遊びで戦って殉職など、遺族にどう説明するのでしょうか? そういうことで、どうやら米軍は一人の犠牲もなくバイクに乗るゴリラを始末することを目標にしているようです。かといって、安全な上空からただアマゾンに原爆を投下してはブラジルとの国際問題に発展してしまいます。そこで間をとって、この精鋭部隊を結成したわけですね。あ、見えました! 米軍の登場です! ヘリコプターに乗ってこの密林に現れました。おや? 今、何かを投下し始めたようですが……。 | |||
'''ナパーム弾だ!''' ベトナムでジャングルの恐ろしさを思い知らされた米軍が、あの時と同じように森を焼き払っている! なんという入念さだ、これではバイクに乗るゴリラは逃げも隠れもできなくなってしまいますが……おっと、バイクに乗るゴリラは洞窟の中に避難したようです。幅はおよそ2メートル、突き当りまでの距離はおよそ100メートルというかなり大きめの洞窟ですが、ジグザグに折れ曲がった構造をしていて見通しが利かず、外から銃や火炎放射器で撃ち込んでも奥のバイクに乗るゴリラには届きません。また、広い入り口に向かう風の流れによって、ナパーム弾とセットで持ってきた'''枯葉剤'''を毒ガスとして使うことも難しいでしょう。つまり米軍は今、バイクに乗るゴリラを倒すために洞窟に入らざるを得ないのです。これはバイクに乗るゴリラの策略なのでしょうか? | '''ナパーム弾だ!''' ベトナムでジャングルの恐ろしさを思い知らされた米軍が、あの時と同じように森を焼き払っている! なんという入念さだ、これではバイクに乗るゴリラは逃げも隠れもできなくなってしまいますが……おっと、バイクに乗るゴリラは洞窟の中に避難したようです。幅はおよそ2メートル、突き当りまでの距離はおよそ100メートルというかなり大きめの洞窟ですが、ジグザグに折れ曲がった構造をしていて見通しが利かず、外から銃や火炎放射器で撃ち込んでも奥のバイクに乗るゴリラには届きません。また、広い入り口に向かう風の流れによって、ナパーム弾とセットで持ってきた'''枯葉剤'''を毒ガスとして使うことも難しいでしょう。つまり米軍は今、バイクに乗るゴリラを倒すために洞窟に入らざるを得ないのです。これはバイクに乗るゴリラの策略なのでしょうか? | ||
回編集