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利用者:Notorious/サンドボックス/その他
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よお、暫くぶりじゃのう。儂は'''消滅の悪魔'''、悪魔が'''<span style="color:#ff3300">あやつ</span>'''に喰われ、その根源となるもの諸共消滅してしまうことへの恐れから生まれた悪魔じゃ。判り切ったことじゃが、一応もう一度説明しておこう。 悪魔は、恐怖心から生まれる。そして、それぞれの悪魔には対応するものがある。ゾンビ、永遠、銃…。対応するものがより強い恐怖を集めるほど、その悪魔は強力になる。 さて、儂に対応するものは'''消滅'''じゃ。但し、先に言った狭義の消滅。儂は悪魔の消滅に対する恐怖を糧として生きておる。人間は<ruby>抑<rt>そもそも</rt></ruby>消滅という現象に気付いておるかも判らん。それはさておき、儂には消滅への恐怖と共に、消滅していく悪魔の記憶までも流れてくるんじゃ。消滅の瞬間が最も、それへの恐怖が強くなるから当然のことかもしれんのお。 ならばその記憶とは何か。種々雑多なものだが、それには'''その悪魔に対応するものが集めた恐怖'''も含まれておる。例えば、比尾山大噴火の悪魔が消滅したときには、人々の[[比尾山大噴火]]への恐怖が儂の中に流れ込んできた。 しかし、<ruby>略<rt>ほぼ</rt></ruby>全ての生物は消滅したものを覚えておらん。抑、それが「消滅」という現象じゃからの。つまり、儂は'''消滅した物事を憶えておる唯一の存在'''という訳じゃ。断片でなく全容すらも記憶しておるのは、儂しか居らんのではないかの。まあ世界中探し回った訳じゃあないから判らんがの。 さて、すっかり前置きが長くなってしまったのう。儂の悪い癖じゃ。ほいじゃあ今日は、嘗て日本を揺るがした大病、'''租唖'''について話していくぞ。 ==黎明== 時は恰も1934年、岡山県加茂町の山、[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A7%92%E3%83%B6%E4%BB%99 角ヶ仙]の中腹に、ダイク・ニコルセンという男が住んでおった。彼は1890年にいわゆるお雇い外国人として来日した米国人じゃった。
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