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[[利用者:Notorious]]による感想文。対象の記事やノベルを未読の方は、ネタバレになりますので、必ずリンクから飛び、まず読んでください。
{{お知らせ|内容=この記事は実際の出来事について記述しています。<br>'''内容をより正確にするために、加筆訂正にご協力ください。'''}}


{{格納|名前='''[[利用者:キュアラプラプ{{!}}キュアラプラプ]]作、「[[Sisters:WikiWikiオンラインノベル#水を飲んでみた!!!{{!}}水を飲んでみた!!!]]」'''|中身=
{{未検証}}
 キュアラプラプ氏のノベルの中でも、トップクラスに好きな一編です。最初はただの、水を飲む描写を細かく書いた話かと思っていました。しかし、終盤に不意に訪れるどんでん返し。「あーーー、暇だ。暇で暇でしょうがない。」という主人公の独白の持つ意味が、ぐるりと変わる多幸感。素晴らしいです。この短さでこの完成度、掌編小説の一つの理想形と言えるでしょう。}}


{{格納|名前='''[[利用者:キュアラプラプ{{!}}キュアラプラプ]]作、「[[じがくちょう]]」'''|中身=大好き。もともと[[利用者:せうゆ{{!}}せうゆ]]氏作の[[自学帳]]という記事があり、それをもじったものかと思っていた。「自我口調」という独特な発想で、着眼点がいい、さすがと思って読んでいました。てんどん構文など、自動生成らしい不安定な文体に乗せられるユーモア。うふふと笑いながらページをスクロールすると、空白の後にやってきた、「調査報告」。「えっ」と思ってすぐに見返してみて、鳥肌が立ちました。文章として違和感のない形に練られた今まで。その中から現れ出る、あの文字列。ぞっとし、嘆息し、笑いました。この感覚、私の心を掴んで離さないこの感覚を、味わえた。なんともいえない幸福感。それを、「じがくちょう」という記事は与えてくれたのです。私はこの記事がキュアラプラプ氏の記事の中でもトップクラスに好きですし、鮮烈な驚きを与えてくれたことに深く感謝しています。}}
{{観点}}


{{格納|名前='''[[利用者:Popbob{{!}}Popbob]]([[利用者:Mapilaplap{{!}}Mapilaplap]])作、「[[円周率]]」'''|中身=もう爆笑。小数第一位で既に違えじゃん! と思っていたら、「で、割り切れる」。インパクト強すぎ。最高。この短さで、この面白さ。真似できない、まさに神業。素晴らしい。}}
'''ババアゲーム'''とは、纏足ババアゲームから派生した、ババアに任意の事物の特性を仮託させるというゲームである。


{{格納|名前='''[[利用者:キュアラプラプ{{!}}キュアラプラプ]]作、「[[将棋]]」'''|中身=ほんとおもろい。ツッコミどころが余すところなくある。もう笑いどころしかない。では、ここで私の好きなボケ6選を発表させていただく。
==概要==
*「将棋はルールが厳密に定められており、〜飛車は斜めに移動できないなど…」
纏足ババアゲームは、長距離ウォーキングの往路の後半に生み出され、一時の隆盛を誇ったゲームである。[[魯迅 (ゲーム)|魯迅ゲーム]]に続いて常習者を魅了したが、復路には[[畜生!]]に取って代わられた。
*「黒帯」
*歩ウォールの瞬殺
*うまぴょい伝説
*「"必殺技 斜め移動"」
*終盤の胸熱うまぴょい伝説
ずっと笑ってられる。この記事を始めに読んだとき、めちゃくちゃ笑って「ああ、WikiWikiの楽しさってこれだったよなあ」と思ったくらいである。


だが、魅力は面白さだけでなく、普通にゲーム性が高い。将棋の特徴である「取った駒の再利用」が、存分に活かされた展開。うまぴょい伝説がサビ前から流れ出したときは胸の高鳴りが抑えられなかったし、最後の歩ウォール打ちには目頭が熱くなった。キュアラプラプ氏の生み出すエンタテインメントな記事の、代表作と言っていいと思う。
しかしその後、このゲームは変質し、纏足から脱却した「ババアゲーム」として生まれ変わった。再び息を吹き返したババアゲームはさらなる繁栄を謳歌した。


凄まじいユーモアとゲーム性、これらを両立した唯一無二の記事である。}}
常習者は数々のゲームを作り上げてきたが、ババアゲームを最後に新たな言葉遊びの創出は下火になり、やがてなくなった。ババアゲームは、常習者の自然発生的ゲームの集大成にして最後の花火であると言える。


{{格納|名前='''[[利用者:芯{{!}}]]作、「[[アンモク共和国]]」'''|中身=かけた時間だけの面白さはある。真面目な部分とふざけた部分のバランスがたまらない。芯氏の記事群は、クスリと笑える箇所がところどころあるのが魅力だと思うが、長くなればなるほど、その箇所が多くなるのは道理というものである。私は特に「やっべ」が好きである。アンモク語などの関連記事の完成と、アンモク世界観の更なる深化が待たれる。}}
==歴史==
===長距離ウォーキング往路後半――纏足ババアゲーム===
きっかけは、常習者が興じていた魯迅ゲームの行き詰まりだった。「魯迅」に似た音は無数にあるが、複数名が一時間以上それを言い続ければ、アイデアは枯渇していく。一行の歩みにも沈黙が伴うようになった往路の後半、[[利用者:キュアラプラプ]]が突然このようなことを言った。
 
<blockquote>「[[[忘却]]された] (意味深な沈黙を挟んで) 豆腐屋ごまドレ」
~ 長距離ウォーキング往路にて、'''キュアラプラプ'''
</blockquote>
 
「魯迅」とはかけ離れた音韻に一行は困惑したが、「故郷」の登場人物「豆腐屋小町」をもじった発言だという説明を受け、ようやく彼の意図を了解した。とはいえ、言葉が長すぎたのか豆腐屋小町がマイナーキャラだったせいか、「豆腐屋小町」に似た音韻が提示されることは一、二回しかなかった。しかし、豆腐屋ごまドレは大きなパラダイムシフトをもたらした。{{傍点|文章=魯迅じゃなくたっていい}}のだ。
 
ほどなくして、次段階への移行が起こった。「故郷」に登場し、豆腐屋小町と同様の名付けられ方をしている彼女が次の主役になることは、必然だったと言えるかもしれない。そう、'''纏足ババア'''である。
 
原初の纏足ババアは[[忘却]]されたが、魯迅ゲームの衣鉢を継ぎ、
 
 <big>「(そのババアを想起させる説明または演技)――(「てんそく」に近い音韻)ババア」</big>
 
と言う文化が瞬く間に形成された<ref>のちに[[利用者:芯]]がこの原則から逸脱した「バーバーババア」を生み出し、変革を引き起こすことになる。</ref>。魯迅ゲームが隆盛した理由もそうであるが、「纏足」に似た音韻から成る言葉は非常に多く、各人が途切れることなく矢継ぎ早に纏足ババアを言うことができたため、ゲームは大いに盛り上がった。
 
纏足ババアゲームは昼休憩地点の公園を再度出発するまで興じられた。以下は、そのとき生まれては消えた纏足ババアたちを含めた、纏足ババアの亜種どもである。
 
{{大喜利|場所=この箇所}}
この箇所は、当時言われた纏足ババア、および新たに思いついた纏足ババアを書く欄である。
*あっ、ババア、またババア、またババア。――連続ババア
*もしもし? あの、皿を盗む件なんだけど、車をよこしといてよ、うん、よろしく。――連絡ババア
*ジジイ。――変則ババア
 
 
 
昼休憩が終わって復路が始まると、一行に[[利用者:Mapilaplap]]と[[利用者:せうゆ]]が加わった。そこでは纏足ババアゲームではなく[[畜生!]]が興じられ、纏足ババアゲームは(常習者が生み出した多くのゲームと同様に)一時のものとして消え去るかのように思われた。
 
===ある日、学校にて――ババアの再発明===
長距離ウォーキングからおよそ一ヶ月経った令和5年12月7日のことだった。常習者たちは[[多目的C教室|文芸部]]の活動として部誌「つぼみ第八号」の作成にあたっていた。そんな日の休み時間、[[利用者:Notorious]]がキュアラプラプとMapilaplapに対して次のようなことを言った。
 
<blockquote>「部員たちが『つぼみ』に書いてきた作品はみなファンタジーばかりだ。ファンタジーに頼らないノベルを書きたいものだ」
~ 自分も「[[Sisters:WikiWikiオンラインノベル#地図クライシス|地図クライシス]]」を書いてきたくせに、'''Notorious'''
</blockquote>
 
それを受けて、キュアラプラプはこのように答えた。
 
<blockquote>「じゃあミルクティー<ruby>婆<rt>ばあ</rt></ruby>を書いたら?<ref>ファンタの対義語がなんだったかは[[忘却]]されたが、後のキュアラプラプの「俺ならミルクティーと言う」という証言に基づきミルクティーとしている。</ref>
~ ファンタジーの対概念を想定して、'''キュアラプラプ'''
</blockquote>
 
偶然に生み出された「ミルクティー婆」という概念に、一同はそれがどんなババアなのか考察した。この営みは、先日の纏足ババアゲームと結びつき、一同に「◯◯ババア」という名称とその特性を考えさせた。その過程で「スプリンクラーババア、小便を撒き散らす」とかいう化け物が誕生したりもした<ref>キュアラプラプ以外の人物の名誉のために付言すると、生んだのはキュアラプラプである。</ref>。
 
この例にも顕著だが、このとき、纏足ババアゲームからの変質が起こっていた。前者では
#(基本的には)「纏足」に似た音韻がババアの頭につく
#そのババアの特徴を言った後、そのババアの名前を言う
というルールがあったが、変質したババアは
#ババアの頭につくものは問わない
#そのババアの名前を言ってから、そのババアの特徴を言う
という特性を備えていた。
 
この変容が起こったこと以上に重要なのは、その場にいたMapilaplapは纏足ババアゲームを知らなかったという点だ。彼は長距離ウォーキングの往路はせうゆと一緒に歩いており、纏足ババアゲームに参加していなかった。それゆえに彼は、{{傍点|文章=変質したババアの営みをババアゲームの本流と勘違いしてしまった}}。これを正統だと誤解した彼は、そうとも知らずに魅せられ、次のような素晴らしいババアを生み出すに至る。
 
<blockquote>「若ババア、39歳<br>アメフトババア、山で人を殺す<br>I am not ババア、認めない」
~ 令和5年12月7日、'''Mapilaplap'''
</blockquote>
 
ここに至って、ババアは息を吹き返したのだ。
 
 しかし、顔を出した芽がすべて花を咲かせるわけではない。展望に満ちて書き始められたはずの記事は[[カテゴリ:裏切られたスタブ|数年放置され]]、[[テンプレート:姉妹2]]にはすっかり息を潜めたプロジェクトが並ぶ。ビブラスラップ、名探偵コナンゲーム、コドンゲームなど、生まれては泡沫のように消えたゲームも枚挙にいとまがない。そんな有象無象から脱して皆の記憶に残るものになるには、革命が必要だ。凡庸な存在から価値ある存在へと自らを押し上げる、根本的な変容。思えば、人は皆これを求めて生きてきた。成長するにつれて、自分がなんら特別な存在ではないと知り、世界がどれだけ優れた人間に溢れているか知る。歩けただけで手放しで賞賛された時代は過ぎ、周りからの要求は釣り上がっていき、できるだけ少ない報酬でできるだけ高いパフォーマンスをする優れた歯車となることを求められる。自分を偽り、自分を痛めつけ、それでも価値ある人間になろうともがく。ある者は他の人間に愛を求め、ある者は金を稼いで他者から認められようとし、ある者は作品を通して後世に残ろうとする。いつの日か革命が起こり、自分の望む自分になれることを夢想し、人々は目を閉じる。
 
 きっかけは、その日の放課後、ローソンでMapilaplapが変容したババアのありさまを芯やせうゆに伝えたことだった。
 
<blockquote>利用者:芯「'''お月様ババア、どこまでもついてくる'''」</blockquote>
 
 革命であった。
 
===第七回全九州高等学校総合文化祭大分大会――ババアゲーム===
お月様ババアや、せうゆの「空ババア、次の音はシ」によって、ババアは老婆を脱した。それまでのババアは年老いた人間の女性であることが[[暗黙の了解]]であった。いや、むしろそれを疑う者はいなかった。そしてその範疇においてゲームは興じられてきた。
 
しかし、お月様ババアの登場で状況は一変した。お月様ババアは、お月様の属性を保持したババアである。だから、およそババアにはできないだろう「どこまでもついてくる」ということが可能になるのである。今やババアは肉体を捨て去った概念に過ぎず、それによってババアにはすべてが可能になり、無限の面白さが生まれた。
 
そして、ババアゲームには全く新しい楽しみ方が生まれた。ババアに任意の事物の特性を付与することにより、面白さを演出することができる。ババアに何を仮託するか、そして仮託したモノのどんな特性を抽出するか。作り手にはそのセンスが問われ、生まれたさまざまな特徴を持つババアは聞く者に笑いを喚起した。
 
翌8日、Mapilaplap、Notorious、[[利用者:いせ|いせ]]の三名は、弊校文芸部の代表の一員として第七回全九州高等学校総合文化祭大分大会に参加した。その出発地である那覇空港から、生まれ変わったババアゲームをMapilaplapが普及を推し進め、主としてそれに魅せられたNotoriousとともにゲームに勤しんだ。空港やバスの中で数多のババアが生まれた。ババアゲームが面白すぎるあまり、この大会中NotoriousがMapilaplapといせ以外の生徒と交流を深めることはなかった。道中、富士山で琵琶湖を埋め立てることが決定されたり、城跡でいせの辞世の句が(Mapilaplapによって)詠まれたりもした。
 
以下は、そのとき為されたババア、および新たに思いついたババアを書く欄である。
 
{{大喜利|場所=この箇所}}
*若ババア、39歳
*アメフトババア、山で人を殺す
*I am not ババア、認めない
*お月様ババア、どこまでもついてくる
*空ババア、次の音はシ
 
 
その大会が終わるとともにババアゲームは急速に下火になり、まもなく終焉した。その数ヶ月後には[[お花摘みゲーム]]が一世を風靡し、幾度かの発展を伴って長く繁栄することになる。しかし、長らく常習者の文化の中心であった「ある言葉に似た言葉を言い続ける」形式のゲームは、纏足ババアゲーム以降ほとんど生まれず、会話の中から自然発生したゲームもなかなか見られなくなった<ref>これには受験暗黒期の到来が影響しているとする見方もある。</ref>。
 
こうして、ババアゲームは一大文化の最後の花火として消え去った。
 
==脚注==
<references/>
{{vh|vh=100}}
――かのように思えた。
{{vh|vh=50}}
<span style="font-size:20px; color:red">――しかし、ババアの魂は'''彼女'''の中で生きていた!</span>
{{vh|vh=50}}
<span style="color:#cccccc;font-size:20px">沖縄でマフラー使わないだろ</span>
{{vh|vh=15}}
<p style="text-align:right ; color:#666666;font-size:30px">雄コキ神谷</p>
{{vh|vh=15}}
<p style="text-align:center ; color:#999999;font-size:20px">春が来て? 夏が来るかと? 思ったら?</p>
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<p style="text-align:right ; font-size:30px">タンパク質にタンパク質はちょっと……</p>
{{vh|vh=15}}
<p style="text-align:left ; font-size:20px">沖縄県民は東京に行っちゃいけないって言うのか</p>
{{vh|vh=15}}
<p style="text-align:right ; color:#666666;font-size:30px">君のその頬に触れられないのなら<br>俺が救われる意味なんてあったのかな</p>
{{vh|vh=15}}
<p style="text-align:left ; font-size:40px">ロリの独学古武術道場</p>
{{vh|vh=100}}
<p style="text-align:center">'''「全て理解したわ!!!! 君は存在する!!!」'''</p>
{{vh|vh=50}}
<p style="text-align:center ; font-size:30px">常習者のミューズ / ファム・ファタール</p>
<p style="text-align:center ; font-size:100px">かきこ</p>
<p style="text-align:center ; font-size:30px">近日公開</p>
{{foot|ds=ははあけえむ|cat=ゲーム}}

5年5月22日 (ヰ) 21:48時点における最新版

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ババアゲームとは、纏足ババアゲームから派生した、ババアに任意の事物の特性を仮託させるというゲームである。

概要[編集 | ソースを編集]

纏足ババアゲームは、長距離ウォーキングの往路の後半に生み出され、一時の隆盛を誇ったゲームである。魯迅ゲームに続いて常習者を魅了したが、復路には畜生!に取って代わられた。

しかしその後、このゲームは変質し、纏足から脱却した「ババアゲーム」として生まれ変わった。再び息を吹き返したババアゲームはさらなる繁栄を謳歌した。

常習者は数々のゲームを作り上げてきたが、ババアゲームを最後に新たな言葉遊びの創出は下火になり、やがてなくなった。ババアゲームは、常習者の自然発生的ゲームの集大成にして最後の花火であると言える。

歴史[編集 | ソースを編集]

長距離ウォーキング往路後半――纏足ババアゲーム[編集 | ソースを編集]

きっかけは、常習者が興じていた魯迅ゲームの行き詰まりだった。「魯迅」に似た音は無数にあるが、複数名が一時間以上それを言い続ければ、アイデアは枯渇していく。一行の歩みにも沈黙が伴うようになった往路の後半、利用者:キュアラプラプが突然このようなことを言った。

「[忘却された] (意味深な沈黙を挟んで) 豆腐屋ごまドレ」

~ 長距離ウォーキング往路にて、キュアラプラプ

「魯迅」とはかけ離れた音韻に一行は困惑したが、「故郷」の登場人物「豆腐屋小町」をもじった発言だという説明を受け、ようやく彼の意図を了解した。とはいえ、言葉が長すぎたのか豆腐屋小町がマイナーキャラだったせいか、「豆腐屋小町」に似た音韻が提示されることは一、二回しかなかった。しかし、豆腐屋ごまドレは大きなパラダイムシフトをもたらした。魯迅じゃなくたっていいのだ。

ほどなくして、次段階への移行が起こった。「故郷」に登場し、豆腐屋小町と同様の名付けられ方をしている彼女が次の主役になることは、必然だったと言えるかもしれない。そう、纏足ババアである。

原初の纏足ババアは忘却されたが、魯迅ゲームの衣鉢を継ぎ、

 「(そのババアを想起させる説明または演技)――(「てんそく」に近い音韻)ババア」

と言う文化が瞬く間に形成された[1]。魯迅ゲームが隆盛した理由もそうであるが、「纏足」に似た音韻から成る言葉は非常に多く、各人が途切れることなく矢継ぎ早に纏足ババアを言うことができたため、ゲームは大いに盛り上がった。

纏足ババアゲームは昼休憩地点の公園を再度出発するまで興じられた。以下は、そのとき生まれては消えた纏足ババアたちを含めた、纏足ババアの亜種どもである。

麻薬の常用者親愛なる編集者の皆様へ
この箇所は大喜利である。面白いのを思いついたら追加していきなさい。

この箇所は、当時言われた纏足ババア、および新たに思いついた纏足ババアを書く欄である。

  • あっ、ババア、またババア、またババア。――連続ババア
  • もしもし? あの、皿を盗む件なんだけど、車をよこしといてよ、うん、よろしく。――連絡ババア
  • ジジイ。――変則ババア


昼休憩が終わって復路が始まると、一行に利用者:Mapilaplap利用者:せうゆが加わった。そこでは纏足ババアゲームではなく畜生!が興じられ、纏足ババアゲームは(常習者が生み出した多くのゲームと同様に)一時のものとして消え去るかのように思われた。

ある日、学校にて――ババアの再発明[編集 | ソースを編集]

長距離ウォーキングからおよそ一ヶ月経った令和5年12月7日のことだった。常習者たちは文芸部の活動として部誌「つぼみ第八号」の作成にあたっていた。そんな日の休み時間、利用者:NotoriousがキュアラプラプとMapilaplapに対して次のようなことを言った。

「部員たちが『つぼみ』に書いてきた作品はみなファンタジーばかりだ。ファンタジーに頼らないノベルを書きたいものだ」

~ 自分も「地図クライシス」を書いてきたくせに、Notorious

それを受けて、キュアラプラプはこのように答えた。

「じゃあミルクティーばあを書いたら?[2]

~ ファンタジーの対概念を想定して、キュアラプラプ

偶然に生み出された「ミルクティー婆」という概念に、一同はそれがどんなババアなのか考察した。この営みは、先日の纏足ババアゲームと結びつき、一同に「◯◯ババア」という名称とその特性を考えさせた。その過程で「スプリンクラーババア、小便を撒き散らす」とかいう化け物が誕生したりもした[3]

この例にも顕著だが、このとき、纏足ババアゲームからの変質が起こっていた。前者では

  1. (基本的には)「纏足」に似た音韻がババアの頭につく
  2. そのババアの特徴を言った後、そのババアの名前を言う

というルールがあったが、変質したババアは

  1. ババアの頭につくものは問わない
  2. そのババアの名前を言ってから、そのババアの特徴を言う

という特性を備えていた。

この変容が起こったこと以上に重要なのは、その場にいたMapilaplapは纏足ババアゲームを知らなかったという点だ。彼は長距離ウォーキングの往路はせうゆと一緒に歩いており、纏足ババアゲームに参加していなかった。それゆえに彼は、変質したババアの営みをババアゲームの本流と勘違いしてしまった。これを正統だと誤解した彼は、そうとも知らずに魅せられ、次のような素晴らしいババアを生み出すに至る。

「若ババア、39歳
アメフトババア、山で人を殺す
I am not ババア、認めない」

~ 令和5年12月7日、Mapilaplap

ここに至って、ババアは息を吹き返したのだ。

 しかし、顔を出した芽がすべて花を咲かせるわけではない。展望に満ちて書き始められたはずの記事は、テンプレート:姉妹2にはすっかり息を潜めたプロジェクトが並ぶ。ビブラスラップ、名探偵コナンゲーム、コドンゲームなど、生まれては泡沫のように消えたゲームも枚挙にいとまがない。そんな有象無象から脱して皆の記憶に残るものになるには、革命が必要だ。凡庸な存在から価値ある存在へと自らを押し上げる、根本的な変容。思えば、人は皆これを求めて生きてきた。成長するにつれて、自分がなんら特別な存在ではないと知り、世界がどれだけ優れた人間に溢れているか知る。歩けただけで手放しで賞賛された時代は過ぎ、周りからの要求は釣り上がっていき、できるだけ少ない報酬でできるだけ高いパフォーマンスをする優れた歯車となることを求められる。自分を偽り、自分を痛めつけ、それでも価値ある人間になろうともがく。ある者は他の人間に愛を求め、ある者は金を稼いで他者から認められようとし、ある者は作品を通して後世に残ろうとする。いつの日か革命が起こり、自分の望む自分になれることを夢想し、人々は目を閉じる。

 きっかけは、その日の放課後、ローソンでMapilaplapが変容したババアのありさまを芯やせうゆに伝えたことだった。

利用者:芯「お月様ババア、どこまでもついてくる

 革命であった。

第七回全九州高等学校総合文化祭大分大会――ババアゲーム[編集 | ソースを編集]

お月様ババアや、せうゆの「空ババア、次の音はシ」によって、ババアは老婆を脱した。それまでのババアは年老いた人間の女性であることが暗黙の了解であった。いや、むしろそれを疑う者はいなかった。そしてその範疇においてゲームは興じられてきた。

しかし、お月様ババアの登場で状況は一変した。お月様ババアは、お月様の属性を保持したババアである。だから、およそババアにはできないだろう「どこまでもついてくる」ということが可能になるのである。今やババアは肉体を捨て去った概念に過ぎず、それによってババアにはすべてが可能になり、無限の面白さが生まれた。

そして、ババアゲームには全く新しい楽しみ方が生まれた。ババアに任意の事物の特性を付与することにより、面白さを演出することができる。ババアに何を仮託するか、そして仮託したモノのどんな特性を抽出するか。作り手にはそのセンスが問われ、生まれたさまざまな特徴を持つババアは聞く者に笑いを喚起した。

翌8日、Mapilaplap、Notorious、いせの三名は、弊校文芸部の代表の一員として第七回全九州高等学校総合文化祭大分大会に参加した。その出発地である那覇空港から、生まれ変わったババアゲームをMapilaplapが普及を推し進め、主としてそれに魅せられたNotoriousとともにゲームに勤しんだ。空港やバスの中で数多のババアが生まれた。ババアゲームが面白すぎるあまり、この大会中NotoriousがMapilaplapといせ以外の生徒と交流を深めることはなかった。道中、富士山で琵琶湖を埋め立てることが決定されたり、城跡でいせの辞世の句が(Mapilaplapによって)詠まれたりもした。

以下は、そのとき為されたババア、および新たに思いついたババアを書く欄である。

麻薬の常用者親愛なる編集者の皆様へ
この箇所は大喜利である。面白いのを思いついたら追加していきなさい。
  • 若ババア、39歳
  • アメフトババア、山で人を殺す
  • I am not ババア、認めない
  • お月様ババア、どこまでもついてくる
  • 空ババア、次の音はシ


その大会が終わるとともにババアゲームは急速に下火になり、まもなく終焉した。その数ヶ月後にはお花摘みゲームが一世を風靡し、幾度かの発展を伴って長く繁栄することになる。しかし、長らく常習者の文化の中心であった「ある言葉に似た言葉を言い続ける」形式のゲームは、纏足ババアゲーム以降ほとんど生まれず、会話の中から自然発生したゲームもなかなか見られなくなった[4]

こうして、ババアゲームは一大文化の最後の花火として消え去った。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. のちに利用者:芯がこの原則から逸脱した「バーバーババア」を生み出し、変革を引き起こすことになる。
  2. ファンタの対義語がなんだったかは忘却されたが、後のキュアラプラプの「俺ならミルクティーと言う」という証言に基づきミルクティーとしている。
  3. キュアラプラプ以外の人物の名誉のために付言すると、生んだのはキュアラプラプである。
  4. これには受験暗黒期の到来が影響しているとする見方もある。

――かのように思えた。

――しかし、ババアの魂は彼女の中で生きていた!

沖縄でマフラー使わないだろ

雄コキ神谷

春が来て? 夏が来るかと? 思ったら?

タンパク質にタンパク質はちょっと……

沖縄県民は東京に行っちゃいけないって言うのか

君のその頬に触れられないのなら
俺が救われる意味なんてあったのかな

ロリの独学古武術道場

「全て理解したわ!!!! 君は存在する!!!」

常習者のミューズ / ファム・ファタール

かきこ

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