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一度目の露見は注意だけで済んだものの、さらに数週間が経った後、朝の授業が始まる前にイクスティンクションを行っていた数人の生徒が再び同教諭に見つけられてしまう。 | 一度目の露見は注意だけで済んだものの、さらに数週間が経った後、朝の授業が始まる前にイクスティンクションを行っていた数人の生徒が再び同教諭に見つけられてしまう。 | ||
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この後、[[利用者:popbob|popbob]]によってリメイク版イクスティンクションは封印されることとなった。 | この後、[[利用者:popbob|popbob]]によってリメイク版イクスティンクションは封印されることとなった。 | ||
だがこのことは、逆説的に考えれば、今のイクスティンクションの高い知名度と人気度を獲得するきっかけになったとも言える。後にpopbobはこう語っている。『あの露見は計画的なもので、教師も含めた八百長だったのです。私の調査によると、イクスティンクションが特許を獲得するには約2年が必要でした。その第1歩としての行動が、あの事件だったのです。現に、イクスティンクションはその日のうちに花鬼先生(仮名)によって返却されました。まぁ、その返却理由が少し適当だったので八百長がバレかけましたがね。』 | |||
しかしpopbobの目論見は失敗し、皮肉にも、このリメイク版を楽しむ生徒が増えたことによって、それは自らの消滅を誘ってしまったのであった。 | |||
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| | |手札への「消滅」「殲滅」の影響を防ぐ | ||
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===嫌がらせドロップ=== | ===嫌がらせドロップ=== | ||
この戦術は二つの意味で使われる。 | |||
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==題材とした作品== | |||
*「[[Sisters:WikiWikiオンラインノベル#賭けイクスティンクション、そして頭足類|賭けイクスティンクション、そして頭足類]]」[[利用者:キュアラプラプ|キュアラプラプ]]著 | |||
==脚注== | ==脚注== | ||
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ファイル:エクスティンクションポケット.png|ポケット版のカード。 | ファイル:エクスティンクションポケット.png|ポケット版のカード。 | ||
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3年7月16日 (W) 19:14時点における最新版
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概要[編集 | ソースを編集]
イクスティンクション(エクスティンクションとも)とは、素晴らしいカードゲームである。
歴史[編集 | ソースを編集]
発祥[編集 | ソースを編集]
イクスティンクションは、井谷壮良氏によって制作された。いつ出来たのかは定かではない。
2019年、那覇市民体育館にて行われた中学生のバドミントンの大会で、開邦中学校男子バドミントン部に広く周知された。
第一次流行[編集 | ソースを編集]
イクスティンクションは、その高度な駆け引きが要求されるゲーム性から、開邦中学校男子バドミントン部の間で大きなブームを巻き起こした。
主に那覇市民体育館の二階ベランダにてゲームは開催され、バドミントンの試合のことも忘れ多くの部員がこのゲームを楽しんだ。
同大会の全日程が終了した後、Mapilaplapによってイクスティンクションの全カードは保管されることとなったが、それ以来オリジナルのイクスティンクションのカードが姿を現すことは遂になかった。
リメイク版の誕生[編集 | ソースを編集]
イクスティンクションの消滅から数か月が経過した後、popbobとキュアラプラプによってイクスティンクションのリメイクが計画された。
カードの作成は厚紙を持っていたpopbobが、音楽の授業中などにこっそり行ったりした。
また、このときキュアラプラプによって、後述するリメイク版での独自のカードも追加された。
こうしてイクスティンクションのリメイク版が誕生し、開邦中学校男子バドミントン部の間では勿論のこと、それ以外の生徒も広くこのゲームを楽しむこととなった。
二度の教師への露見と封印[編集 | ソースを編集]
リメイク版イクスティンクションが生徒に広まって数週間経った後、放課後の教卓にてイクスティンクションをプレイしていた数人の生徒がとある教諭にそれを見つけられてしまった。
一度目の露見は注意だけで済んだものの、さらに数週間が経った後、朝の授業が始まる前にイクスティンクションを行っていた数人の生徒が再び同教諭に見つけられてしまう。
これによって、その生徒らは指導を受け、朝のショートホームルームにて、教師らがこの件を第一学年全生徒に向けて注意するという異例の事態が起こった。
この後、popbobによってリメイク版イクスティンクションは封印されることとなった。
だがこのことは、逆説的に考えれば、今のイクスティンクションの高い知名度と人気度を獲得するきっかけになったとも言える。後にpopbobはこう語っている。『あの露見は計画的なもので、教師も含めた八百長だったのです。私の調査によると、イクスティンクションが特許を獲得するには約2年が必要でした。その第1歩としての行動が、あの事件だったのです。現に、イクスティンクションはその日のうちに花鬼先生(仮名)によって返却されました。まぁ、その返却理由が少し適当だったので八百長がバレかけましたがね。』
しかしpopbobの目論見は失敗し、皮肉にも、このリメイク版を楽しむ生徒が増えたことによって、それは自らの消滅を誘ってしまったのであった。
ポケット版の作成[編集 | ソースを編集]
イクスティンクションは何度も消滅を繰り返し、そのカードは幾度となく消え去っているが、イクスティンクションはもはやイクスティンクションプレイヤーの脳内に寄生していた。
リメイク版の作成当時から秘密裏にキュアラプラプによって作成されていたイクスティンクション・ポケット(小型版イクスティンクション)の完成により、イクスティンクションは再生を果たしたのだ。
広がった評判故に封印されたリメイク版の反省から、小型版はなるべく人目に触れない更衣室などで密かにプレイされ、今尚キュアラプラプの筆箱のポケットにしまわれている。
ゲームの種類[編集 | ソースを編集]
オリジナル版[編集 | ソースを編集]
井谷壮良氏によって作られた。すべてのイクスティンクションの基本となっている。現在はMapilaplapが所持していると考えられている。
リメイク版[編集 | ソースを編集]
popbobとキュアラプラプによって作られた。「剽賊」や「輪廻」など、オリジナル版にはないカードも多く追加された。
小型版[編集 | ソースを編集]
キュアラプラプによって作られた。オリジナル版のカードを小さくし、数量を減らした形となった。
また、数字カードが5つに減少し、プレイにかかる時間も短縮された。
ルール[編集 | ソースを編集]
勝利条件[編集 | ソースを編集]
基本的には、最終的に「1」から「7」までの七枚の数字の札を全て集めたプレイヤーの勝利となる。
ゲームの手順[編集 | ソースを編集]
- カードを一人五枚配る。
- 山札からカードを一枚引き、手札の能力持ちカードの効果を発動できる「ターン」を一人ずつ回していく。
- 勝利条件を満たしたプレイヤーが出た時点で終了。
カード[編集 | ソースを編集]
数字カード[編集 | ソースを編集]
数字カードは、能力こそ持たないものの、勝利条件の要となっており、主にこれをめぐってプレイヤー内での駆け引きが生じる。
能力カード[編集 | ソースを編集]
能力カードは、特殊な能力によって、カードの入手や操作が行えるものであり、数字カードを手に入れるために使われるものである。
特殊なルール[編集 | ソースを編集]
平和的なトレード[編集 | ソースを編集]
イクスティンクションでは、一般的なカードゲームと違って、プレイヤー同士の同意の上でのカードの自由な交換が可能である。
独占[編集 | ソースを編集]
全カードの内、一枚しか存在していないカード(「7」や「密室」など)を入手した際は、「独占」と宣言しなければならない。
手札の数[編集 | ソースを編集]
手札の数が10枚を超えてはならない。このため、手札が10枚を上回ったならば、手札がちょうど10枚になるように、任意のカードを捨てることができる。
ランプ理論[編集 | ソースを編集]
「再生」で捨てられた「輪廻」を入手し、その「輪廻」で「再生」と他二つのカードを入手し、その「再生」で捨てられた「輪廻」を入手し…
といった無限ループを発生させないようにするため、このような操作はループが起こらない範囲までとされている。
この名称は、3つ願いを叶えてくれるランプの魔人に「願いを10までにしてください」と願い、さらにその最後の願いで「願いを100までにしてください」と願う、というズルから名づけられている。
カードの種類[編集 | ソースを編集]
数字カード | 名称 | 英語名 | 系統 | 枚数 | 発動タイミング | 効果 | オリジナル版 | リメイク版 | ポケット版 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
オリジナル版 | リメイク版 | ポケット版 | |||||||||
1 | なし | 数字系 | 7枚 | 5枚 | ○ | ○ | ○ | ||||
2 | なし | 数字系 | 6枚 | 4枚 | ○ | ○ | ○ | ||||
3 | なし | 数字系 | 5枚 | 3枚 | ○ | ○ | ○ | ||||
4 | なし | 数字系 | 4枚 | 2枚 | ○ | ○ | ○ | ||||
5 | なし | 数字系 | 3枚 | 1枚 | ○ | ○ | ○ | ||||
6 | なし | 数字系 | 2枚 | ○ | ○ | ||||||
7 | なし | 数字系 | 1枚 | ○ | ○ | ||||||
能力カード | 強盗 | rob | 入手系 | 2枚 | 2枚 | 自ターン時 | 相手の札を1枚取れる | ○ | ○ | ○ | |
剽賊 | robbing-killing | 入手系 | 1枚 | 自ターン時 | 相手の札を3枚取れる | ○ | |||||
再生 | recycle | 入手系 | 3枚 | 2枚 | 札が捨てられた時 | 捨札を1枚取れる | ○ | ○ | ○ | ||
輪廻 | reincarnation | 入手系 | 1枚 | 札が捨てられた時 | 捨札を3枚取れる | ○ | |||||
透視 | see-through | 操作系 | 3枚 | 2枚 | 自ターン時 | 相手の札を全て見れる | ○ | ○ | ○ | ||
天眼 | clairvoyant | 操作系 | 1枚 | 自ターン時 | プレイヤー全員の札を全て見れる | ○ | |||||
寄生 | bacteria | 操作系 | 2枚 | 相手ターン時 | 相手のターンと手札を、1ターン分乗っ取れる。 | ○ | |||||
消滅 | extinction | 破棄系 | 4枚 | 3枚 | 入手時(強制) | 自札を全て捨てる | ○ | ○ | ○ | ||
殲滅 | annihilation | 破棄系 | 1枚 | 入手時(強制) | プレイヤー全員、5枚自札を捨てる | ○ | |||||
投下 | drop | 破棄系 | 2枚 | 2枚 | 自ターン時 | 相手に自札を1枚送り、1枚捨てさせる | ○ | ○ | ○ | ||
一擲 | dumping | 破棄系 | 1枚 | 自ターン時 | 相手に自札を1枚送り、3枚捨てさせる(なお、この時の捨札は入手できない[1]) | ○ | |||||
交換 | trade | 破棄系 | 1枚 | 1枚 | 自ターン時 | 自分の札と相手の札を全て交換する | ○ | ○ | ○ | ||
密室 | shield room | 保護系 | 1枚 | 所持時(強制) | 手札への「強盗」「剽賊」「透視」「天眼」「交換」の影響を防ぐ(効果は半永久的に続く) | ○ | ○ | ||||
消失 | lose | 保護系 | 1枚 | 所持時(強制) | 手札への「消滅」「殲滅」の影響を防ぐ | ○ | ○ |
戦術[編集 | ソースを編集]
このゲームの代表的な戦術をいくつか紹介する。
シーロブ[編集 | ソースを編集]
「透視」と強盗の組み合わせ。これによって相手の手札から好きなものを一枚選んで手に入れることができる。
派生形として、シーロビ(「透視」+「剽賊」)やクレロブ(「天眼」+「強盗」)、クレロビ(「天眼」+「剽賊」)などがある。
嫌がらせドロップ[編集 | ソースを編集]
この戦術は二つの意味で使われる。
一つ目は、「イヤガラセドロップ[1]」の異名を持つ「一擲」を用いて、自分のカードを1枚相手の手札に加える代わりに相手の手札を3枚捨てさせ、さらに「再生」等を無効化するというものであり、
二つ目は、「消失」の能力によって「消滅」を安全に所持している状態で、これを「投下」を用いて相手の手札に送ることによって最高級の嫌がらせを行うというものである。
特徴[編集 | ソースを編集]
魅力[編集 | ソースを編集]
このゲームの魅力は、先述した通りカードを使ってシンプルながらも良質な駆け引きができることであり、まあ簡潔に述べるならばこの一言に尽きる―――楽しい。
問題点[編集 | ソースを編集]
時間[編集 | ソースを編集]
イクスティンクションは、勝利条件の仕様上、一試合がとても長くなってしまう。リメイク版は顕著な例であり、30分以上の時間がかかることもあった。
ポケット版では、カードの削減、それに伴う勝利条件の緩和などがあるが、こちらもそれなりに時間がかかってしまう。
密室強すぎ問題[編集 | ソースを編集]
イクスティンクションの能力カードの一つ、「密室」は、ほとんどの能力カードをデメリット無しに常時無効にするとんでもないチートカードであり、
控えめに言って強すぎる。大げさに言ったらゲームのバランスブレイカーである。
「消滅」や「殲滅」、「寄生」は密室に対しての有効打になりえる希少な存在だが、前者二つは「消失」によって無効化できるうえに、「寄生」に至っては能力設定者の思惑とは外れ、
何故か「相手のターンをなかったことにして自分が山札からカードを一枚引ける」という能力みたいになってしまったりしたため、「密室」は強すぎるのである。
剽賊ダサすぎ問題[編集 | ソースを編集]
イクスティンクションの能力カードの一つ、「剽賊」は、相手の手札を3枚奪えるというかなり強力なカードである。このカードの名称は、キュアラプラプが適当につけたものであるが、
「剽賊」の意味が「追い剥ぎ」であることを彼は知らなかった。名前負けの権化のようなカードである。
この「剽賊」は「強盗」の上位互換であるのだが、明らかに強盗の方が追い剥ぎより強そうである。まぁ、英語名では「robbing-killing(強盗殺人)」となっているが、
追い剥ぎというのは何かがつっかかる。キュアラプラプは「掠奪」とかに名前を変えようとあれこれ画策したのだが、遂にそれが叶う時が来ることはなかった。
題材とした作品[編集 | ソースを編集]
脚注[編集 | ソースを編集]
ギャラリー[編集 | ソースを編集]