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'''記録''':<br>
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*YGT-012-L1 - 無人上陸探査
*YGT-012-L1 - 無人上陸探査
{{格納|中身=潜伏期間にあるYGT-012-Aの感染者の集団が日本国北海道を占領し、感染を大きく広げるという事態が発生。自衛隊の全面協力の下、無人探査機"レニー"を北海道東南部沿海に派遣しました。
{{格納|中身=潜伏期間にあるYGT-012-Aの感染者の集団が日本国北海道全土を占領し、感染を大きく広げるという事態が発生。自衛隊の全面協力の下、無人探査機"レニー"を北海道東南部沿海に派遣しました。


レニーのカメラ映像に最初に映ったのは、1.5~2mほどの山吹色に膨れ上がった感染者が列になって海岸沿いを移動している様子でした。
レニーのカメラ映像に最初に映ったのは、1.5~2mほどの山吹色に膨れ上がった感染者が列になって海岸沿いを移動している様子でした。
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10mほどの感染者は突如3mほどの感染者に覆いかぶさり、両者は"一体化"してさらに一回り膨張しました。
10mほどの感染者は突如3mほどの感染者に覆いかぶさり、両者は"一体化"してさらに一回り膨張しました。


"一体化"を終えた感染者はそのまま埠頭から落下し、水上を浮いて移動していきました。後には膿んだような跡が残っていました。
"一体化"を終えた感染者はそのまま埠頭から落下し、水上を沈んで移動していきました。後には膿んだような跡が残っていました。


この直後、第六分隊は新たに内陸から移動してきた2~5mほどの感染者の列に遭遇したようです。記録は途中で終了しており、詳細は不明です。これを最後に、第六分隊は失踪しました。}}
この直後、第六分隊は新たに内陸から移動してきた2~5mほどの感染者の列に遭遇したようです。記録は途中で終了しており、詳細は不明です。これを最後に、第六分隊は失踪しました。}}
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{{格納|中身=有人上陸調査から41分後、感染の有無を問わず内陸部には誰一人として残っていなかったということが、自衛隊によって報告されました。
{{格納|中身=有人上陸調査から41分後、感染の有無を問わず内陸部には誰一人として残っていなかったということが、自衛隊によって報告されました。


これによって、北海道にて発生したYGT-012-A感染者は既にすべて海中に入ったと推測した財団は、無人探査機"アトラ"を北海道島南部の海中に派遣しました。
これによって、北海道にて発生したYGT-012-A感染者は既にすべて海中に入ったと推測した財団は、無人探査機"アトラ"を北海道東南部の海中に派遣しました。


また、この事態の偽装工作について、その脅威が世間に露呈してしまった場合には更なる混乱を防ぐためのカバーストーリー"カルト集団の蜂起"を発効し、それまでの間は徹底的に情報を統制し続ける、という計画がW5評議会にて発議され、承認されました。
また、この事態の偽装工作について、その脅威が世間に露呈してしまった場合には更なる混乱を防ぐためのカバーストーリー"カルト集団の蜂起"を発効し、それまでの間は徹底的に情報を統制し続ける、という計画がW5評議会にて発議され、承認されました。
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これを受け、第三分隊は避難を開始。周囲に魚雷を発射しつつ水流に逆らって浮上するスキームが採られました。
これを受け、第三分隊は避難を開始。周囲に魚雷を発射しつつ水流に逆らって浮上するスキームが採られました。


しかしながら、その抵抗は非常に強く、うち7隻が流されていってしまいました。数分後、該当する潜水艦との無線通信は完全に不可能になりました。
しかしながら、水流の抵抗は非常に強く、うち7隻が流されていってしまいました。数分後、該当する潜水艦との無線通信は完全に不可能になりました。


残った5隻も深度300m程度の地点からは浮上が極めて困難になり、財団機動部隊本部に以下のように連絡しました。
残った5隻も深度300m程度の地点からは浮上が極めて困難になり、財団機動部隊本部に以下のように連絡しました。
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{{格納|中身=第三分隊の甚大な損害を受け急遽、財団機動部隊第八分隊"麻森閑"海中班が現地に派遣されました。
{{格納|中身=第三分隊の甚大な損害を受け急遽、財団機動部隊第八分隊"麻森閑"海中班が現地に派遣されました。


海中班は3隻の原子力潜水艦と、それぞれ16本、計48本の533mm魚雷を装備していました。海中班が到着した時点で、海上から目視可能な範囲内に黄色味を帯びた海水は確認されず、海中の乱流も収まっていました。
海中班は3隻の原子力潜水艦と、それぞれ16本、計48本の533mm魚雷を装備していました。海中班が到着した時点で、海上から目視可能な範囲内に黄色味を帯びた海水あるいは感染者は確認されず、海中の乱流も収まっていました。


深度約300mに到達後、海中班は第三分隊との合流に成功しました。以降、これらの編成単位を総じてL5特別分隊と称します。
深度約300mに到達後、海中班は第三分隊との合流に成功しました。以降、これらの編成単位を総じてL5特別分隊と称します。
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{{格納|中身=YGT-012-Bは地球の内核として知覚されました。それはしばしば脈動するように振る舞った後、極まりなく巨大に膨張した周囲の感染者を海洋ごと引き寄せて、それを吸収、若しくはそれと"一体化"し、さらに高密になっていたとの報告があります。
{{格納|中身=YGT-012-Bは地球の内核として知覚されました。それはしばしば脈動するように振る舞った後、極まりなく巨大に膨張した周囲の感染者を海洋ごと引き寄せて、それを吸収、若しくはそれと"一体化"し、さらに高密になっていたとの報告があります。
[[ファイル:YGT-012-B.jpg|なし|サムネイル|特別分隊が撮影したYGT-012-Bの遠景。固体質かつ球形をしているのが見て取れる。]]
[[ファイル:YGT-012-B.jpg|なし|サムネイル|特別分隊が撮影したYGT-012-Bの遠景。固体質かつ球形をしているのが見て取れる。]]
このことから、YGT-012の対策におけるYGT-012-Bの破壊および収容は不可能なものであることが判明したため、有効な外部存在対策は一部改定されました。
このことから、YGT-012の対策におけるYGT-012-Bの収容および破壊は不可能なものであることが判明したため、有効な外部存在対策は一部改定されました。


その後、特別分隊は浮上し、回収されました。記録はここで終了しています。
その後、特別分隊は浮上し、回収されました。記録はここで終了しています。
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*YGT-012-L5-C - 有人探査による発生源の知覚
*YGT-012-L5-C - 有人探査による発生源の知覚
{{格納|中身=
{{格納|中身=
財団機動部隊第三分隊と、第八分隊海中班からなるL5特別分隊(YGT-012-L5-B参照)が回収された後、YGT-012-Bの活動によって第三分隊から離脱してしまった第三分隊の潜水艦のうち1隻との通信が復活しました。
財団機動部隊第三分隊と、第八分隊海中班からなるL5特別分隊(YGT-012-L5-B参照)が回収された後、YGT-012-Bの活動によって第三分隊から離脱してしまった潜水艦のうち1隻との通信が復活しました。


YGT-012-L5-Bの記録を当該艦へ送信すると、以下のような返答がありました。
YGT-012-L5-Bの記録を当該艦へ送信すると、以下のような返答がありました。
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