「利用者:キュアラプラプ/サンドボックス/丁」の版間の差分

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「そうですね、事前に入っております情報によりますと、囚人番号81番は意外にもかなりの子煩悩・孫煩悩な人物であるようでして、プレゼントのおもちゃをおもちゃ屋の店舗ごと買ってあげたという逸話もあります。今回出獄を望むのも、孫の結婚式に参列するためだという噂もありますし、彼の部分的に見え隠れする善性に期待しています」
「そうですね、事前に入っております情報によりますと、囚人番号81番は意外にもかなりの子煩悩・孫煩悩な人物であるようでして、プレゼントのおもちゃをおもちゃ屋の店舗ごと買ってあげたという逸話もあります。今回出獄を望むのも、孫の結婚式に参列するためだという噂もありますし、彼の部分的に見え隠れする善性に期待しています」


「なるほど……ここで、二つ目の駅に到着しました。折り返し地点です。おや、何やら小さな子供たちが乗り込んできましたね」
「なるほど……ここで、二つ目の駅に到着しました。早くももうあと一駅です。おや、何やら小さな子供たちが乗り込んできましたね」


「……ここで来ましたか。彼らは、過去にも数々の参加者から勝利を奪ってきた悪魔……『クソガキ』と呼ばれる子供たちです」
「……ここで来ましたか。彼らは、過去にも数々の参加者から勝利を奪ってきた悪魔……『クソガキ』と呼ばれる子供たちです」
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 俺は原始時代に産まれていたならば極めて常識的な人物であっただろう。時代によって「善」が変わるなら、現在の「善」の正当性はどこにあるんだ?
 俺は原始時代に産まれていたならば極めて常識的な人物であっただろう。時代によって「善」が変わるなら、現在の「善」の正当性はどこにあるんだ?
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「『ゴッドファーザー』囚人番号81番が脱落。これで残ったのは『大量毒殺異人』囚人番号632番、『最悪サイコパス』囚人番号357番の二人です。と、そうこうしているうちに三駅目、ロールプレイの終着駅ですが……」
「いや、まだロールプレイは終わっていないようですよ、若松アナ。あれを見てください」
「……!? な、なんと、三駅目のホームの向かい側に、どう見ても自殺しようとしている感じの人が! これはどうしたものでしょうか……おっと、囚人番号357番、車両から降り、猛ダッシュで反対側のホームへ移動しています……あ、間もなく車両が来るというそのとき、357番、自殺志願者を保護することに成功しましたーっ!」
「これはどっちでしょうか。審判の判定は……セーフ! 『いのちだいじに』ボーナスを獲得です」
「おおっとここで、決着がついたようですAグループ! 勝者は……『最悪サイコパス』囚人番号357番となりました!」
「『大量毒殺異人』囚人番号632番は惜しくもここで敗退となりましたね」
「では、熱い戦いを見せてくれましたステージ1、Aグループ、以上で終了です。お疲れ様でした」
「お疲れ様でした」
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「いやあ、今回も凄まじい熱戦でした。さて、それでは十分後にBグループ」
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