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 それからの事はあまり覚えていない。薫はあの後少しだけ何か言っていたようだったが何を言っていたかわからず、私は薫を見ながら外を見ていた。二度、相槌を打った気がする。彼はすぐに教室を出ていき、私は宇宙の最果てに取り残された気持ちになった。
 それからの事はあまり覚えていない。薫はあの後少しだけ何か言っていたようだったが何を言っていたかわからず、私は薫を見ながら外を見ていた。二度、相槌を打った気がする。彼はすぐに教室を出ていき、私は最果てに一人、取り残された気持ちになった。
 私は夢を見ているのかと思って、いっそその窓から飛び降りてしまおうかと思ったが、三階から下を見ると思ったよりずっと高かったし、覚めてしまうのがどうしようもなく勿体なく感じてしまったからやめた。
 私は夢を見ているのかと思って、いっそその窓から飛び降りてしまおうかと思ったが、三階から下を見ると思ったよりずっと高かったし、覚めてしまうのがどうしようもなく勿体なく感じてしまったからやめた。
 外は果てしなく麗らかで、空がどこまでも続いてるような感覚を覚えた。私と同じ人間がこの空の下に何人も居るような気がした。
 外は果てしなく麗らかで、空がどこまでも続いてるような感覚を覚えた。私と同じ人間がこの空の下に何人も居るような気がした。
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 私
 私
 
 
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