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| '''二・零零事件'''(に・れいれいじけん、アー・リンリンじけん)とは、中国神話において二零零(にれいれい、アーリンリン)という男が起こしたとされる窃盗事件である。 | | '''ヨーグルト''' (yogurt, Joghurt, [[エトセトラ|etc]]) |
| | | *[[利用者:芯/サンドボックス/5|ヨーグルト]] - [[WikiWiki]]を表す隠語。常習者らによって「WikiWiki」を起点に始められた連想ゲームが「麻薬→あさぐすり→朝薬→朝食→ヨーグルト」という変遷を遂げたことに由来する。音の響きが艶やかなこともあり、この言葉を話したり聞いたりするたびに卒倒する常習者があとを絶たない。 |
| ==呼称==
| | *[[ヨーグルト (乳製品)]] - 主に乳牛や山羊などの乳に、乳酸菌を混ぜて発酵させた食品。 |
| 日本語において中国人名は、日本語読み、中国語読みの両方が可能であるから、二・零零事件は一応「'''に・れいれい事件'''」「'''アー・リンリン事件'''」のどちらでも呼称され得る。しかし、「アーリンリン」という響きはあまりにも陽気すぎる<ref>「アーッ、リンリン!」というふうに聞こえてしまう。</ref>ので、謝罪会見、街頭演説、披露宴でのスピーチ、コンサートの前口上など、公の場でこれに言及する際は「に・れいれい事件」とするのが望ましい。
| | *[[ヨーグルト (ギタリスト)]] - ドイツを本拠に世界中で活躍するロックバンド、グルーセンのギタリスト及びチェリスト。 |
| | | *[[ヨーグルト (大学)]] - かつてスロバキアにあった私立大学。修士の学生2名による放火事件があり、学長の気が滅入ってしまったために廃学となった。 |
| 現地では、日本と同様に「二・零零事件」と呼ぶのが一般的であるが、単に「'''事件'''(シージェン、拼音: shìjiàn)」と呼ぶこともある。
| | *[[ヨーグルト (愛好会)]] - 愛知県名古屋市を本拠地とする愛好会。活動内容は何人かで集まって日頃の[[鬱]]憤を晴らすことを試みるなど。会名は「'''よ'''く<ruby>愚痴<rt>'''ぐ'''ち</rt></ruby>る<ruby>友<rt>'''と'''も</rt></ruby>美しべし」を略したものに由来。 |
| | | *[[ヨーグルト (漫才師)]] - 牛久コウボ・カルシュウムによる夫婦漫才師。コウボの寒い親父ギャグとカルシュウムの不快な笑い声で有名。 |
| その人名がふつう「二零零」と書かれるにもかかわらず、事件の正式名称が「二 "・" 零零事件」と中黒を伴って表記される理由は、よくわかっていない。最も有力視される説の一つは、「この中黒の由来は鳥のフンであり、特に意味はない」というものである。
| | *[[ヨーグル戸]] - 株式会社[[ハッピーランドヘルスセカンド]]開発による家庭用回転ドア。従来の回転ドアとは異なり、縦に手動で回転して開閉する。意味不明なためかほとんど売れない。 |
| | | *[[ヨーグルト (山)]] - [[ルーシー・アーバスノット]]の長編サスペンス小説『火が呼んでいる』に登場する、架空の活火山。 |
| ==概要==
| | *[[ヨーグルト (数学)]] - 閉じた系において考えられる測度0でない集合のうち、冷たい集合。 |
| 二・零零事件は、漢民族に古くより伝わる神話に由来する。様々な派生形があるが、そのほとんどすべてに共通するのが、二零零という男が盤古(ばんこ)を殺害して何かを盗み、それによる利益を死ぬまで享受するというものである。具体的に何を盗んだのか、どのような利益を享受したのかは、個々の伝承による。
| | *[[ヨーグルト (指揮者)]] - 生まれつき左手がないのにもかかわらず、全霊を込めた躍動感ある指揮で名を馳せた指揮者。交通事故によって34歳の若さで死去。 |
| | | *[[よーぐると。]] - バラエティを中心に活躍するギャルタレント。芸名は本人の趣味に由来。大御所にも屈しないとげとげしい発言で人気。 |
| 他の多くの神話と同様に、二・零零事件は人々の教訓としても語り継がれる。ただし、「執着して物事を成し遂げた」という肯定的な捉え方と、「卑怯な手を使って盗みを働いた」という否定的な捉え方とがある。
| | *[[ヨーグルト (カレー)]] - カレー。 |
| | | *[[ヨーグルト (統計学)]] - データからその最大値及び最小値を削除する統計処理。ヒジュダスの名言「ヨーグルトとはすなわち異端である」から。 |
| ==事件の流れ==
| | *[[ヨーグルト (模様)]] - 市松模様に「ブルガリア」という文字列を無数に書き込んだ模様。 |
| この節では、事件についてのいくつかの伝承のうち、最も一般的な方を採用してその概要を解説する。
| | *[[ヨーグルト (あだ名)]] - 漢字文化圏の学校などにおいて、成績優秀で右足のない学生につけられることが多いあだ名。起源は定かでない。詩人の[[江戸栞]]も中学高校時代にこのあだ名で呼ばれたという。 |
| | | *[[ヨーグルト (消防)]] - 火災現場などにおいて、犠牲者の容態を伝えるための隠語。意識はあるが意思疎通が困難な状態を指して、消防士らが用いる。 |
| 中国の歴史書『史記』には以下のような記述があり、数々の派生形もこれがもとになっていると考えられている。
| | *[[ヨーグルト (心理学)]] - 心理学者が用いる俗語で、実験の目的を勘ぐり、研究者側が予期している(であろう)結果とはあえて別の行動を取ろうとする厄介な被験者のこと。 |
| | | *[[ヨーグルト (教育)]] - マルの数ではなくバツの数を気にするように徹底的に教え込む教育方法。 |
| {{引用|引用文=二零零は狂熱的な男で、天地を彼自身の手に入れたいと切望していた。彼は狡猾な男でもあったため、すでに天地の一つを手に入れた誰かから、それを奪う企てを持っていた。二零零は怜悧な男で、盤古が天地を手に入れた者の一人であることを即座に知った。彼は物怖じを覚えない男でもあったため、ただの三日をかけて盤古を謀殺し、天地と、ついでに盤古の亡骸とを掌中に収めた。即日このことが天下に知れ渡った。一躍有名になった二零零は、自らの強い承認欲求を満たした。}}
| | *[[ヨーグルト (ロアヌ教)]] - ロアヌ教において、ロアヌ教以外の宗教のこと。 |
| 『史記』とほぼ同時に編纂された『史記伝』には、これと全く同じ伝承が少しだけ詳細に書かれている。以下、『史記伝』の記述に忠実に解説を進める。このため、以下は明らかな誤謬や、創作と考えられるものを含む。
| | *[[ヨーグルト (SNS)]] - 各種SNSにおいて、ある特定のユーザーを、コミュニティーに参加できなくなるまで追い詰めること。 |
| | | *[[ヨーグルト (音楽記号)]] - 「荒れ狂うように」を意味する音楽記号。「!」のようなマークによって表される。 |
| ===出自===
| | *[[ヨーグルト (色)]] - 色の一。青と紫の中間。16進色コードは #6d8c0g。 |
| まだ神々と人間が一つの場所で暮らしていた紀元前6000年の夏<ref>実際には紀元前2000年ごろの春だったと考えられている。</ref>、零零は二家の末っ子として誕生した。幼いころから物静かで、走り回るよりも木陰に座って休むのが好きであった。この調子なので夜はなかなか寝付けず、育ての母はとても苦労した。
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| 二家は代々養蚕を生業にしてきたが、長男でない零零はこれを継がず、13歳で詩学<ref>ここでいう「詩学」とは、恐らく「詩を読み書きして感受性を高める」といった程度の意味であり、アリストテレスの言ったようないわゆる「学問としての詩学」ではないと思われる。</ref>に励むようになった。
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| ===天地の研究===
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| その頃、天と地はほとんどくっついていた。あらゆる生物は背丈が非常に低いか、さもなくば寝転がるかして、天と地のわずかな隙間を利用して生きていた。ところが、二零零が36歳のときに盤古が生まれた。盤古の背丈は日に日に伸びていき、伴って徐々に天が押し上げられていったので、天地が乖離した。
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| 人々は半日ほど騒いだだけですぐにこの出来事を気に留めなくなったが、零零はそうではなかった。この出来事にひどく引き付けられたのだった。その後彼は詩学を捨てて天地の研究に没頭した。天へと続く階段を必死で登り、太陽が非常に熱いということを誰よりも早く確認した。さらに、地面を夢中で掘り、その一番深いところが平地の何百倍も高温で、何百万倍も高圧の状態になっているということを誰よりも早く突き止めた。
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| このように懸命な研究生活の中、友人はすべて失ったが、齢47歳にして天地が無限に広がることを突き止め、神々に褒められた<ref>単に「大地はとってもおっきくて、そして空はもっとひろいの」の意味。物理学のいう「宇宙は膨張している」という話とは異なる。また、太陽のもとに近づいたり、地面を核まで掘ったりしたことの方がよほど目覚ましいはずであり、それらの成果を差し置いてこれが評価されたのは甚だ不思議である。</ref>。この頃までに神となっていた盤古も、この成果を褒め称えた。
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| 研究が神々に認められた零零は、満足して研究をやめるか、さらに追究するかの判断を迫られていた。今まで研究のみをしてきた貧しい零零は、余儀なく前者を選んだ。
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| ===天地の獲得===
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| 研究することには満足した零零であるが、天地への思いを失ったわけではなかった。小作人として田に水を引き、畑に種を蒔きながら、常に天地のことを考えていた。あるとき、「天地を研究する」のではなく「天地を手に入れる」という発想に至り、すべてが腑に落ちた。
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| そこからは早かった。自分の本当に望んでいることが見つかった零零は、天地研究の功績を利用して神々に天地の持ち主を問い、盤古の名を知る。その三日後には「あの研究の者です」と盤古のもとへ訪ねて行ってお茶菓子を手渡した。それは毒入りの餅であった。厳かなる神代、その太平の時代、謀略など一つもなかったというのに、警戒の念を抱かせるすべがあるものか。受け取ったその場で毒餅を食した盤古は倒れ込み、勢い余って天地を手放した。天地は零零の手元にまんまと収まった。
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| ===その後===
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| 盤古が毒で死んだと考え、いそいそと帰宅しようとした零零は、神を見くびっていたようだ。瀕死ながら生きていた盤古は、最後の力を振り絞って零零を殴った。毒が完全に回った盤古は死に、殴られて体の骨の四分の三が折れた零零は這いながら洞窟に逃げ込んだ。神々の復讐を恐れて、そのまま隠遁した。
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| 零零は1300年後に地上に戻り、自分が「世界最初の策略家」として語り継がれているのを知って、承認欲求が満たされるのを感じ、心底満足した。その50年後に土に還り、生き返ることはなかった。
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| ==派生==
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| {{大喜利|場所=この節}}
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| 二・零零事件の派生形について考えるとき、ポイントとなるのは「盗んだものは何か」「それによって得た利益は何か」の二点である。『史記』以外に見られる伝承では、得た利益が承認欲求ではなかったり、ときに盗んだものが天地でさえなかったりするケースもある。以下に例を掲げる。
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| *『史記』同様、盤古から盗んだものが「天地」であるケース - 多くの伝承がこれにあたる | |
| *#警察に逮捕されたので刑務所でただ飯が食べられるようになった。 | |
| *#天地を自在に操って慣用句の「天と地がひっくり返る」をマジでやることができた。 | |
| *『史記』と異なり、盤古から盗んだものが「天地」でないケース - 口承にのみ確認(文献では未確認) | |
| *#金を盗み、よい状態で保存して約2000年後の子孫に古銭として高値で売らせることができた。 | |
| *#目鼻を盗み、商人に売り払って粟だけの生活を脱却した。 | |
| *#一冊の本を盗み、その本のすばらしさが一生の思い出となった。 | |
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| ==解釈と引用==
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| {{大喜利|場所=この節}}
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| 二・零零事件は教訓としての側面を持つ。このためアジア諸国ではしばしば引用される話の一つであるが、その引用の仕方によって事件の解釈が変わる。以下に例を掲げる。
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| *二零零が一瞬の快楽(承認欲求)のために大変なこと(盗み)をしてしまったということから、謝罪会見において当事者が引用することがある。 | |
| *「二零零のように汚い手を使って他人から物を奪うという政治はしない」などといって、政治家の街頭演説において、潔白な政治を誓う際に否定的に引用されることがある。 | |
| *二零零が天地を策略的に手に入れたことから、披露宴のスピーチにおいて、新郎または新婦の計算高さを紹介するために引用されることがある。<ref>実際には「こいつに恋人を取られた」という内容が皮肉的にほのめかされていることも多い。</ref> | |
| *「二零零のように執着して天地を取りに来ました」などといって、コンサートの前口上などにおいて演奏者の努力を伝えるために引用されることがある。 | |
| *天地を盗むほどの行動力が無ければ、名を売ることなどできないということから、故事成語「天地有名を施す」の由来となった。 | |
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| ==脚注==
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| <references />
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