ジョン
ジョンは、数学のテストで満点をとれない存在である。
概要[編集 | ソースを編集]
ジョンについて分かっていることは、「ジョンが数学のテストで満点を取ることは有り得ない」ということだけである。
このため、年齢、性別はおろか、そもそもヒトなのかすら不明である。[1]
来歴[編集 | ソースを編集]
出現[編集 | ソースを編集]
ジョンは2021年5月23日 (日) 15:05時点に、WikiWikiにおける記事「豚が飛ぶ」内の概要節の例文にて初めて姿を現した。[2]
抹消[編集 | ソースを編集]
2021年5月23日 (日) 18:19時点にて、ジョンはその存在を助詞ごと抹消されてしまった。ジョオオオオオオオン!!!
芯による言及[編集 | ソースを編集]
ジョンの抹消後、WikiWiki同好会上にて、記事「豚が飛ぶ」の作成者である芯が以下の発言をした。
「『利用者:Notorious は gentleである』としたところはもともと『ジョンは数学のテストで満点を取る』だったんよね」
|
これによって、当該記事の文脈[3]からして、「ジョンが数学のテストで満点を取ることは有り得ない」という事実が判明した。
脚注[編集 | ソースを編集]
- ↑ 「存在」の是非に関しては、芯が「ジョンの存在を抹消した」としているため、オスォナダツウェロク存在学における共識上既確存在と見做される。
- ↑ 「その人は『ジョンが利用者:Notorious は gentle であることは有り得ない。』と思っている」という文章。
- ↑ 「ジョンが数学のテストで満点を取るならば、豚が飛ぶだろう」のような文章になっていたと予想される。
ジョン…そんな…なんで…
うああああああああああああああああああああああああああ
不都合な者は抹消してやるのさ
ジョオオオオオオオン!!!
違う!
ジョンは…ジョンは…
「ジョンは、数学のテストで満点をとれない存在である。」
真実
ジョンは、「有り得ない仮定」そのものである。
芯の発言に従って、記事「豚が飛ぶ」の一部を"もともと"の状態に復元すると、以下のようになる。
例えば、仮定「ジョンは数学のテストで満点を取る。」について、ある人が「ジョンが数学のテストで満点を取るならば、豚が飛ぶだろう。」のように言ったとする。 このとき、その人は「ジョンが数学のテストで満点を取ることは有り得ない」と思っている、ということが分かる。 |
そしてもう一つ、記事「豚が飛ぶ」の2021年5月23日 (日) 16:17時点の版は以下のようになっている。
例えば、仮定「利用者:Notorious は gentle である。」について、ある人が「利用者:Notorious は gentle であったならば、豚が飛ぶだろう。」のように言ったとする。 このとき、その人は「ジョンが利用者:Notorious は gentle であることは有り得ない。」と思っている、ということが分かる。 |
「豚が飛ぶ」の論理的整合性は証明されているため、ある人にとってジョンが数学のテストで満点を取ることは有り得ない。かつ、ジョンが利用者:Notorious は gentle であることは有り得ない。
しかし、ここで一つ、重大な疑問が生ずる。
「利用者:Notorious は gentle であることは有り得ない。」と思う"人"は果たして存在するだろうか?
前提として、WikiWikiはすべての宇宙である。即ち、我々が存在する宇宙も、別の宇宙も、すべてを抱擁する存在なのである。そのWikiWikiで、利用者:Notorious は多大なる貢献をしてきた。2021年3月上旬に利用者として(このときは違う名前ではあったが)登録されたにも関わらず、既に幾つもの記事を作成し、さらにWikiWikiオンラインノベルでは怒涛の英文小説までも執筆している。
そんな彼を「gentle(優しい、寛大な、育ちが良い、等を意味する) であることは有り得ない」と思う"人"は果たして存在するだろうか?
存在したとしても、それは十中八九ステゴザウルスであり、"人"ではない。WikiWikiに幸福をもたらす者を貶す存在はそれらしか存在しないからである。(確かにこれは隠喩であり、実際にはペヂアンは人間であるが、奴らのクルミ並の脳ではその"思考"さえままならなかろう。)
つまり、「ある人にとって『利用者:Notorious は gentle であることは有り得ない。』」は論理的に偽である。
しかしながら、「ある人にとって『ジョンが利用者:Notorious は gentle であることは有り得ない。』」は先述の通り論理的に真である。この壮大ともいえる対照実験の生す解はただ一つ。
「ジョン」が「有り得ない仮定」を意味する言葉であるということである。
証明として、「ジョン」に「有り得ない仮定」を代入してみると、全てのつじつまが合うのだ。
例えば、仮定「有り得ない仮定は『数学のテストで満点を取る。』」について、ある人が「有り得ない仮定が『数学のテストで満点を取る』ならば、豚が飛ぶだろう。」のように言ったとする。 このとき、その人は「有り得ない仮定が『数学のテストで満点を取ること』は有り得ない」と思っている、ということが分かる。 |
これはつまり、「『数学のテストで満点を取ること』は有りうる仮定である」ことを意味する。
例えば、仮定「利用者:Notorious は gentle である。」について、ある人が「利用者:Notorious は gentle であったならば、豚が飛ぶだろう。」のように言ったとする。 このとき、その人は「有り得ない仮定が『利用者:Notorious は gentle』であることは有り得ない。」と思っている、ということが分かる。 |
これはつまり、「『利用者:Notorious は gentle』は有りうる仮定である」ことを意味する。
なお、この「有り得ない仮定」は、より明確には「意味のない仮定」と言った方が良いだろう。
その定義は、「現在のイギリス国王は74歳である」という仮定は意味を成す仮定であるのに対し、「現在のフランス国王は74歳である」という仮定は欠陥があり(現在のフランスに国王はいない)、意味を成さない仮定である、というようなものである。
しかし、ここでもう一つ、重大な疑問が生ずる。
なぜ「ジョン」は抹消されたのだろうか?
ジョンに対して、その作成者たる芯はそれを「不都合なもの」とまで呼び、悪魔のような高笑いをあげながら抹消した。
この理由は単純に、彼が以下の文章の因果関係の誤りを見つけたからだろう。
例えば、仮定「利用者:Notorious は gentle である。」について、ある人が「利用者:Notorious は gentle であったならば、豚が飛ぶだろう。」のように言ったとする。 このとき、その人は「ジョンが利用者:Notorious は gentle であることは有り得ない。」と思っている、ということが分かる。 |
よく考えたら、「利用者:Notorious は gentle であったならば、豚が飛ぶだろう。」は「利用者:Notorious は gentle であることは有り得ない」と同義である。
しかし、彼は因果関係を完全に逆転させた文章を作ってしまうという過失を犯したのである。
そして、これを隠滅するため、彼は―――Sakiyamaは再び罪を犯したのだ。ジョンを抹消させるという罪を。