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「実は私ね、燿が通り魔なんじゃないかと疑ってたの」 | 「実は私ね、燿が通り魔なんじゃないかと疑ってたの」 | ||
<br> 燿を部屋に上げ、冷蔵庫から缶ビールを2つ取り出しながら、麗は言った。燿は枝豆を口に運びかけた姿勢のまま、固まった。同じ内容を繰り返すテレビ番組が、タイミングよく通り魔の写真を映した。 | <br> 燿を部屋に上げ、冷蔵庫から缶ビールを2つ取り出しながら、麗は言った。燿は枝豆を口に運びかけた姿勢のまま、固まった。同じ内容を繰り返すテレビ番組が、タイミングよく通り魔の写真を映した。 | ||
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<br>「乾杯」 | <br>「乾杯」 | ||
<br> 澄んだ音が部屋に響いた。 | <br> 澄んだ音が部屋に響いた。 | ||
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