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「よし。あー、じゃあ次は奥さんで。ウソ発見器の予備はちゃんとあるのでご安心を。」 | 「よし。あー、じゃあ次は奥さんで。ウソ発見器の予備はちゃんとあるのでご安心を。」 | ||
「……あ、はい、えっと、私はまあ……なんというか、とりとめのないどうでもいいような話をしに行きました。今日は天気がいいね、とか。飲み物はミルクでした。時間は……覚えてないけど、そんなに遅くではなかったと思います。あ、あと、入るときに冷蔵庫からミルクを出してるところが見えたのは覚えてます。ちょっと来るのが早かったかな、って思って。あ、あと、私が出ていくときにコーヒーマシーンのスイッチを入れてました。それくらい……ですね。」 | |||
「よし、無反応。じゃあ次は……その……そちらの方は……。」 | 「よし、無反応。じゃあ次は……その……そちらの方は……。」 | ||
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調子に乗って五百六回転アクセルまで成功させてしまった橘地は、遂にその口を開いた。 | 調子に乗って五百六回転アクセルまで成功させてしまった橘地は、遂にその口を開いた。 | ||
「はい。そうですね。私もノレ様と同様、大した目的があったわけではありませんでしたが、ご主人様とお話がしたいなという事で、八時半ごろに書斎へ伺いました。いただいた飲み物はホットミルクでしたね。部屋の状態はあまり観察しておりませんでしたが、コーヒーマシーンをオンにしていたことは記憶しています。」 | |||
「え……!? え、あ、うん。はい。よし、無反応。無反応だったな。……うーむ、証言は集まったが……順番の特定は難しそうだな。ヒントがあまりにも少なすぎる。」 | 「え……!? え、あ、うん。はい。よし、無反応。無反応だったな。……うーむ、証言は集まったが……順番の特定は難しそうだな。ヒントがあまりにも少なすぎる。」 | ||
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'''第三章 ''' | '''第三章 ''' | ||
「なにしてるのー?」 | 「なにしてるのー?」 | ||
止まったダイニングルームの時間を動かしたのは、 | 止まったダイニングルームの時間を動かしたのは、 |
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