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小鳥は、にげるようにしてねむりにおちました。 | 小鳥は、にげるようにしてねむりにおちました。 | ||
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お日さまもまだのぼらない朝はやく、ねむりからさめた小鳥は、ひんやりとした風といっしょにながれてきたものに顔をしかめました。甘くてすっぱくて、鼻をつくひどいにおいです。……あたりをさがすまでもなく、そのにおいのもとが何なのか、小鳥は気づきました。 | |||
それは小鳥のすぐとなりにありました。しなびた形がさえた真っ赤にいろどられ、まわりのホイップクリームはまるでドレスのよう。 |
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