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|'''V'''
|'''V'''
|述言における起点の修飾の補助となる。
|述言における起点の修飾の補助となる。
|pu V iyei pi
|pu V iyei e wo pi
|私はあなたによって遊ぶ。
|私はあなたによって遊ばされる。
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|'''S'''
|'''S'''
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ピロリ語における'''文独立語(isoratemei)'''とは、他の部分との係り受けがなく、孤立している文の成分の一つである。'''文孤立語'''と訳される場合もある。独立語として用いられる。
ピロリ語における'''文独立語(isoratemei)'''とは、他の部分との係り受けがなく、孤立している文の成分の一つである。'''文孤立語'''と訳される場合もある。独立語として用いられる。


ピロリ語に文独立語はほとんど存在していない。これは、ピロリ語における他の語との関係性のない語の位置が定まっておらず、文独立語を文中に設けにくいからである。
ピロリ語の文に文独立語はほとんど発生しない。これは、ピロリ語における他の語との関係性のない語の位置が定まっていないため、ピロリ菌たちが文独立語を文中に設けるという思考に達しにくいからである。


ただし、感嘆などを表す言葉は少しではあるが語彙として存在している。<ref group="例文">'''u''' sadota pi('''ああ'''、悲しい…)</ref>品詞分類においては、文独立語としてのみ用いられる品詞を独立詞としている。
ただし、感嘆などを表す言葉(談話詞)は少しではあるが語彙として存在している。<ref group="例文">'''u''' sadota pi('''ああ'''、悲しい…)</ref>品詞分類においては、文独立語としてのみ用いられる品詞を独立詞としている。
===品詞体系===
===品詞体系===
ピロリ語では、活用する言葉が存在しないため、品詞分類は品詞の文中の位置によって決まる。
ピロリ語では、活用する言葉が存在しないため、品詞分類は品詞の文中の位置によって決まる。
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また、述言補助語になるものを'''述言補助詞(aukusaqu ^ herukumeyayi)'''とし、主言補助語になるものを'''主言補助詞(aubane ^ herukumeyayi)'''とする。<ref>述言補助詞や主言補助語は'''ピロソーバド'''によって表記されるが、慣習によって代表語とされている。</ref>
また、述言補助語になるものを'''述言補助詞(aukusaqu ^ herukumeyayi)'''とし、主言補助語になるものを'''主言補助詞(aubane ^ herukumeyayi)'''とする。<ref>述言補助詞や主言補助語は'''ピロソーバド'''によって表記されるが、慣習によって代表語とされている。</ref>
====単純語====
====単純語====
単純語のうち、文起点語や文対象語になれるもののことを'''名詞(baneyayi)'''とする。そのうち、文起点語である名詞を'''起点詞(senta ^ baneyayi)'''、
単純語のうち、文起点語や文対象語になれるもののことを'''名詞(baneyayi)'''とする。そのうち、文起点語である名詞を'''起点詞(senta ^ baneyayi)'''、文対象語に属する名詞を文対象語に属する名詞を'''対象名詞(taruge ^ baneyayi)'''、


文修飾語である名詞を'''修飾名詞(modhifa ^ baneyayi)'''とする。名詞には、'''代名詞(purono ^ baneyayi)'''や'''数詞(figiya ^ baneyayi)'''も含まれる。
文修飾語に属する名詞を'''修飾名詞(modhifa ^ baneyayi)'''とする。名詞には、'''普通名詞(baneyayi gN nomaru)'''をはじめ、'''代名詞(purono ^ baneyayi)'''や'''数詞(figiya ^ baneyayi)'''などが含まれる。


また、文叙述語や文対象語になれるもののことを'''動詞(kusaquyi)'''とし、そのうち、文叙述語である動詞を'''叙述詞(mubu ^ kusaquyi)'''、文修飾語である動詞を'''修飾動詞(modhifa ^ kusaquyi)'''とする。
また、文叙述語や文対象語になれるもののことを'''動詞(kusaquyi)'''とし、そのうち、文叙述語である動詞を'''叙述詞(mubu ^ kusaquyi)'''、文対象語に属する動詞を'''対象動詞(taruge ^ kusaquyi)'''、
 
文修飾語に属する動詞を'''修飾動詞(modhifa ^ kusaquyi)'''とする。動詞には、'''普通動詞(kusaquyi gN nomaru)'''をはじめ、'''形容動詞(omo ^ baneyayi)'''<ref>ピロリ語における形容動詞は日本語におけるそれとはかなり違っており、おもに感情を表す。日本語訳では、形容詞によって表される。(例:「u '''madoko''' pi(意訳:ああ、'''腹立たしい'''…/ 直訳:ああ、私は'''怒りを感じる''')」)</ref>などが含まれる。


このとき、文起点語や文対象語になれるもののことをまとめて'''主言(aubane)'''とし、文叙述語や文対象語になれるもののことをまとめて'''述言(aukusaqu)'''とする。さらに、これらをまとめて'''通常文言(auya gN nomaru)'''とする。
このとき、文起点語や文対象語になれるもののことをまとめて'''主言(aubane)'''とし、文叙述語や文対象語になれるもののことをまとめて'''述言(aukusaqu)'''とする。さらに、これらをまとめて'''通常文言(auya gN nomaru)'''とする。


さらに、常に文接続語となるものを'''接続詞(kognjagnkumeyayi)'''、常に文独立語となるものを'''独立詞(isoratemeyayi)'''とし、これらをまとめて'''特殊文言(auya gN rea)'''とする。
さらに、常に文接続語となるものを'''接続詞(kognjagnkumeyayi)'''、常に文独立語となるもので、感動や応答などを表すものを'''談話詞(pirohiyiuyayi)'''、それ以外を'''独立詞(isoratemeyayi)'''とし、これらをまとめて'''特殊文言(auya gN rea)'''とする。
==語彙==
==語彙==
===語彙の量===
===語彙の量===
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ピロリ語では、人語において手の指などから成り立った数の数え方があるように、8本の鞭毛と1つの体(細胞)、そして胃から成り立つ'''数の語彙(数詞)'''を持つ。
ピロリ語では、人語において手の指などから成り立った数の数え方があるように、8本の鞭毛と1つの体(細胞)、そして胃から成り立つ'''数の語彙(数詞)'''を持つ。


なお、ピロリ語に「0」は存在しない。<ref>このため、「'''20'''」などを表すときは、「'''regnmouipirorou'''」(または「regnipi」)のように、長音補助符号を用いないで十の位の数詞と「ipirorou」をつなげる。</ref>また、「11」などを表す際は、そのまま「'''egnmouegnmou'''」(または「egnegn」)となる。
なお、ピロリ語に「0」は存在しない。<ref>このため、「'''20'''」などを表すときは、「'''regnmou ^ ipirorou'''」(または「regn ^ ipi」)のように、長音補助符号を用いて十の位の数詞と「ipirorou」をつなげる。</ref>また、「11」などを表す際は、そのまま「'''egnmouegnmou'''」(または「egnegn」)となる。


さらに、先に述べたピロリ語代名詞における所有格と同様に、ピロリ語における修飾の原則への例外として、主言を単独で前置修飾できる。<ref group="例文">'''regnmou''' pere T ribu pi(私は'''三匹のピロリ菌'''と暮らしている。)</ref>
さらに、先に述べたピロリ語代名詞における所有格と同様に、ピロリ語における修飾の原則への例外として、主言を単独で前置修飾できる。<ref group="例文">'''regnmou''' pere T ribu pi(私は'''三匹のピロリ菌'''と暮らしている。)</ref>
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