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|標的=生徒・教諭
|標的=生徒・教諭
|日付=2021年11月26日
|日付=2021年11月26日
|時間=8時10分~8時45分
|時間=8時10分~8時31分
|概要=男子中学生による無差別殺人
|概要=男子中学生による無差別殺人
|凶器=包丁、カッターナイフ、机
|凶器=包丁、カッターナイフ、机
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事件を起こした犯人の実名は少年法に則り、公開されていない。そのため、本稿では'''少年'''と表記する。
事件を起こした犯人の実名は少年法に則り、公開されていない。そのため、本稿では'''少年'''と表記する。


沖縄県立開邦中学校の3年生だった少年は、2021年11月26日の初めの授業が始まった時、自宅から持ち出した刺身包丁で彼のクラスメイトを次々と切りつけた。そして別の教室にも次々と押し入り、包丁とカッターナイフで生徒を殺傷した。制止を図った教諭も被害にあっている。また、教室の机によって撲殺された被害者もいる。少年はいくつかの教室で35分にわたって多くの人を殺傷した挙げ句、自らの腹部に包丁を突き立てて死亡した。
沖縄県立開邦中学校の3年生だった少年は、2021年11月26日の初めの授業が始まった時、自宅から持ち出した刺身包丁で彼のクラスメイトを次々と切りつけた。そして別の教室にも次々と押し入り、包丁とカッターナイフで生徒を殺傷した。制止を図った教諭も被害にあっている。また、教室の机によって撲殺された被害者もいる。少年はいくつかの教室で21分にわたって多くの人を殺傷した挙げ句、自らの腹部に包丁を突き立てて死亡した。


結果として、少年を除いて生徒45人、職員2人が死亡した。また、生徒149人と職員4人が重軽傷を負った。日本最悪の殺人事件であるが、被疑者死亡のため不起訴処分となった。
結果として、少年を除いて生徒43人、職員2人が死亡した。また、生徒44人と職員2人が重軽傷を負った。日本最悪の殺人事件であるが、被疑者死亡のため不起訴処分となった。


==事件の経緯==
==事件の経緯==
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4人の教師たちが遅ればせながら駆けつけ、少年を発見した。その時も少年は、教師に気づいたものの無視して横の棟へと歩を進めた。そこで教師たちは一斉に飛びかかり制圧しようとした。しかし少年は抵抗、カッターナイフを振り回した。だがカッターナイフは切れ味が悪くなっていたこと、服を掴まれ腕があまり動かせなかったことから、2人が軽傷を負うだけに終わった。
4人の教師たちが遅ればせながら駆けつけ、少年を発見した。その時も少年は、教師に気づいたものの無視して横の棟へと歩を進めた。そこで教師たちは一斉に飛びかかり制圧しようとした。しかし少年は抵抗、カッターナイフを振り回した。だがカッターナイフは切れ味が悪くなっていたこと、服を掴まれ腕があまり動かせなかったことから、2人が軽傷を負うだけに終わった。


だが取り押さえるまでには至らず、少年は着ていたジャージを脱ぐことで拘束から逃れ、教師たちから距離を取った。すると突然、少年はカッターナイフの刃を目一杯出し、自らの腹部に突き立てた。刃は胃を貫通、背中の静脈にまで達し、少年は失血性ショック死した<ref name="kei" group="出典"></ref>。こうして二・零零事件は、少年の自決で終結した。
だが取り押さえるまでには至らず、少年は着ていたジャージを脱ぐことで拘束から逃れ、教師たちから距離を取った。すると突然、少年はカッターナイフの刃を目一杯出し、自らの腹部に突き立てた。刃は胃を貫通、背中の静脈にまで達し、少年は失血性ショック死した<ref name="kei" group="出典"></ref>。こうして二・零零事件は、8時31分、少年の自決で終結した。


====事件直後====
====事件直後====
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===警察===
===警察===
警察は前代未聞のこの事件について、当日正午に最初の記者会見を開き、約1週間にわたって記者会見を繰り返した。その際、正式名称の「重大犯罪に・00号」を多く使い、この事件が二・零零事件と呼ばれるきっかけを作った。
警察は12月10日、被疑者死亡につき不起訴とする決定を下した。捜査によって少年は事件の当日の朝包丁を家から持ち出したことは明らかになったが、動機は不明とした。巷では動機を考察する者が多く現れ、社会現象とも言えるほどであった。
警察は12月10日、被疑者死亡につき不起訴とする決定を下した。捜査によって少年は事件の当日の朝包丁を家から持ち出したことは明らかになったが、動機は不明とした。巷では動機を考察する者が多く現れ、社会現象とも言えるほどであった。


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二・零零事件の特徴として、殺害者数の多さがまず挙げられる。死者が出た4クラスにおいて、中学2年の2クラスで特に被害が大きかった。その理由として、中学3年のクラスでは少年は'''腹部を刺突する'''という手口が主だったのに対し、中学2年のクラスでは'''頸動脈を傷つける'''という手口に変わっていることが考えられる。なぜそう変化したのかは明らかでないが、殺害を繰り返すうちに、その方が効率よく人を殺せることに気づいたのではないかとされている{{要出典}}。
二・零零事件の特徴として、殺害者数の多さがまず挙げられる。死者が出た4クラスにおいて、中学2年の2クラスで特に被害が大きかった。その理由として、中学3年のクラスでは少年は'''腹部を刺突する'''という手口が主だったのに対し、中学2年のクラスでは'''頸動脈を傷つける'''という手口に変わっていることが考えられる。なぜそう変化したのかは明らかでないが、殺害を繰り返すうちに、その方が効率よく人を殺せることに気づいたのではないかとされている{{要出典}}。


また、標的の選び方にも疑問が残る。多くの生徒を無差別に殺しているが、教師や一部の生徒には害意を抱いていなかったと思える証言があり、選別基準はなんだったのかが謎となっている。
また、標的の選び方にも疑問が残る。多くの生徒を無差別に殺しているが、一部の教師や生徒には害意を抱いていなかったと思える証言があり、選別基準はなんだったのかが謎となっている。


もちろん、事件全体の動機が最大の謎である。クラスメイトによると、少年は成績も優秀で交友関係も悪くはなく、特に悩み等があるようには見えなかったという。更に、少年は事件の2日前から明らかに様子がおかしく、何が心境の変化をもたらしたのかも謎である。
もちろん、事件全体の動機が最大の謎である。クラスメイトによると、少年は成績も優秀で交友関係も悪くはなく、特に悩み等があるようには見えなかったという。更に、少年は事件の2日前から明らかに様子がおかしく、何が心境の変化をもたらしたのかも分かっていない。


==脚注==
==脚注==
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{| style="width:100%"
{| style="width:100%"
| 白いTシャツの希少性を上げるには、そう、母数を減らせば…
| 白いTシャツの希少性を上げるには、そう、'''母数を減らせばいい'''…
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| style="text-align:center" | ''や、やめなさい!''
| style="text-align:center" | ''や、やめなさい!''
319行目: 321行目:
| style="text-align:right" | (戻らないならば…)
| style="text-align:right" | (戻らないならば…)
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| 違う、こいつらはブレザー…、白いTシャツの希少性を!
| 違う、こいつらはブレザー、体育着じゃない…白いTシャツの希少性を!
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336行目: 338行目:
| くっ、こいつらも、違う。うん、あれ?
| くっ、こいつらも、違う。うん、あれ?
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| style="text-align:center" | ''おい、こんなこともうやめろ!''
| style="text-align:center" | ''くそ、抜け出しやがった!''
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| style="text-align:right" | (ここで、葬る)
| style="text-align:right" | (ここで、葬る)
364行目: 366行目:
| style="text-align:right"| (さあ、思いっきり、刺せ!!)
| style="text-align:right"| (さあ、思いっきり、刺せ!!)
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| style="text-align:right" | <br><br>---終焉
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