「利用者:芯/サンドボックス/2/ロ」の版間の差分

ナビゲーションに移動 検索に移動
編集の要約なし
編集の要約なし
編集の要約なし
1行目: 1行目:
'''アンモク語'''は、主に[[アンモク共和国]]中部や北部、また東部及び西部、そして南部で、すなわち同国全域において話される言語。アンモク人の実に100%が母語話者となっており、[[Sisters:WikiWikiオンラインリファレンス/アンモク共和国の法律/アンモク憲法|アンモク憲法]]では同国の公用語と位置づけられている。言語系統は、太平洋諸語と同系統ではないかとする説が一応の地位を持っているが、未だ証明には至っていない。
'''アンモク語'''は、主に[[アンモク共和国]]において話される言語。アンモク人の実に100%が母語話者となっており、[[Sisters:WikiWikiオンラインリファレンス/アンモク共和国の法律/アンモク憲法|アンモク憲法]]では同国の公用語と位置づけられている。言語系統については、太平洋諸語と同系統ではないかとする説もあるが、証明には至っていない。


==文法==
==文法==
13行目: 13行目:
徒党詞は、述語と名詞句とを隔てるための単語である。より厳密には、名詞句と結びついて「徒党部」を形成し、それら名詞句を項とする述語に対して分立させる。「徒党詞」という命名は、このような統語的作用を、同年代の友人数名で閉鎖的な集団を形成し、保護者や教師と距離を置こうとするギャング・エイジの少年らに見立てたものである。
徒党詞は、述語と名詞句とを隔てるための単語である。より厳密には、名詞句と結びついて「徒党部」を形成し、それら名詞句を項とする述語に対して分立させる。「徒党詞」という命名は、このような統語的作用を、同年代の友人数名で閉鎖的な集団を形成し、保護者や教師と距離を置こうとするギャング・エイジの少年らに見立てたものである。


徒党詞は、その法と時制によって屈折する。現代アンモク語ではもっぱら 'geide' を用いるが、中古以前には 'aplootou' /ɑploːt̼/ なども用いられた。
徒党詞は、その屈折によって法と時制を標示する。以下は徒党詞 'geide' の屈折である。


{| class="wikitable"
{| class="wikitable"
|+'geide' の活用
|+'geide' の屈折
!
!
! 直説法 !! 仮定法 !! 命令法 !! 疑問法 !! 釈迦に説法
! 直説法 !! 仮定法 !! 命令法 !! 疑問法 !! 釈迦に説法
|-
|-
! 現在時制
! 現在時制
| geide || geides ||(なし)|| geidam || geidieren
| geide || geides || geisa || geigam ||(なし)
|-
|-
!過去時制
!過去時制
| geidein || geiden || geidest || geides || geidiest
| geidein || geiden || geidest || geiges ||(なし)
|-
|-
! 未来時制
! 未来時制
| geideit || geiden || geidest || geidem || geidieren
| geideit || geidem || geidest || geigem ||(なし)
|}
|}


====直説法====
====直説法====
直説法 (indicative) は、話者が事実をそのまま語るときに用いられる最も基本的かつ一般的な法であり、徒党詞の活用 geide (現在時制) - geidein (過去時制) - geideit (未来時制) によって表される。
直説法は、事実をそのまま語るための最も基本的で一般的な法であり、徒党詞の活用 '''geide''' (現在時制) - '''geide'''in (過去時制) - '''geide'''it (未来時制) によって表される。
*freuet geide ja.
=====直説法現在時制=====
**run GANG.IND.PRS 1SG.SBJ
直説法現在時制には次のような用法がある。
**"私は走る。"(直説法現在時制)
*現在における事実、しばしば習慣的反復の事実を表す。<ref group="例">
*freuet geidein ja.
*Lasch '''geide''' bapka-ki ixrau-ra
**run GANG.IND.PST 1SG.SBJ
**exist GANG.IND.PRS dog-SBJ mountain-LOC
**"私は走った"(直説法過去時制)
**"山に犬が居る。"</ref><ref group="例">
*freuet geideit ja.
*freuet mafyb '''geide''' ja.
**run GANG.IND.FUT 1SG SBJ
**run often GANG.IND.PRS 1SG.SBJ
**"私は走るだろう。"(直説法未来時制)<ref group="">一般に、直説法未来時制の文が表すのは、単なる未来についての予想というよりも、話者がその生起に確信を持つような未来、すなわち確定的未来への言及である。</ref>
**"私はよく走る。"</ref>
*現在時点において進行中の事実を表す。<ref group="例">
*freuet neut '''geide''' ja.
**run now GANG.IND.PRS 1SG.SBJ
**"私は今、走っている。"</ref>
*予定ないし約束された未来の事実(=確定的未来)を表す。<ref group="例">
*pisi '''geide''' sei-v schwa-li fra.
**travel.to GANG.IND.PRS neiboring-ALL country-ALL tomorrow-TEMP 3SG.SBJ
**"彼は明日隣国へ赴く。"</ref>
*時間的制約のない不変の真理や規則を表す。<ref group="例">
*oleupf '''geide''' cefa-v erwak-mi cifeses-pi.
**call GANG.IND.PRS cefa-ACC erwak-ACC cifeses-DAT
**"凍った水を氷と呼ぶ。"</ref><ref group="例">
*espfar-te teifasb-ki blauzig '''geide''' neko-li.
**panicked-SBJ migratory.bird-SBJ fall GANG.IND.PRS the.sea-ALL
**"焦った渡り鳥は海に落ちる(≒急いては事を仕損じる)。"(ことわざ)</ref><ref group="例">
*mi-weislaut tierens um sfierent anlasre-p '''geide''' veizeng-ki
**ACC-language study and protect active-PL GANG.IND.PRS nation-SBJ
**"言語は、国家が積極的に研究しかつ保護する。"(アンモク共和国憲法第12条)</ref>
*過去の事実を述べるために用いて、表現に臨場感を持たせる(歴史的現在)。<ref group="">
*sandechez-pafrube '''geide''' hafgjuyki-ette-∅ niese-li ammock-mi.
**buid-HO.B GANG.IND.PRS Hafgjuyki-PL-SBJ ancient.times-TEMP Ammock-ACC
**"はるか昔、ハフティクリ兄弟がアンモク共和国をお作りなさった。"
</ref>


====仮定法====
=====直説法過去時制=====
*
直説法過去時制には次のような用法がある。
**
*過去における事実、時として習慣的反復の事実を表す。<ref group="例">
**(仮定法現在時制)
*schleup weiter '''geidein''' prosled-ki midhunges-mi.
*
**once represent GANG.IND.PST purple-SBJ desire-ACC
**
**"かつて紫は欲望を象徴した。"</ref><ref group="例">
**(仮定法過去時制)
*freuet '''geidein''' ellas-v schweij-li fen-li ja.
*
**run GANG.IND.PST every-TEMP morning-TEMP at.that.time-TEMP 1SG.SBJ
**
**"私はそのころ毎朝走った。"</ref>
**(仮定法未来時制)
*過去時点において進行中の事実を表す。<ref group="例">
*freuet '''geidein''' fen-li ja
**run GANG.IND.PST at.that.time-TEMP 1SG.SBJ
**"私はそのとき走っていた。"</ref>
*事実の確認を表す。<ref group="例">
*meipfa lansche '''geideiin''' hochda-ki nisch sedma-mi
**probably COP GANG.IND.PST today-SBJ date.of eighth-ACC
**"おそらく、今日は八日だった。"</ref>
*確言を表す。<ref group="例">
*woche-∅ nehbste '''geidein'''.
*this-ABS win GANG.IND.PST
**"これは勝ったな。"</ref>


=====直説法未来時制=====
直説法未来時制には次のような用法がある。


====命令法====
====命令法====
命令法 (imperative) は、その文が示す事象について、その実現を強制したいという感情を表明して命令文を作るか、またはその実現を強く願う感情を表明して願望文を作る。いずれの場合も主語が1人称になることはなく、また文末には必ず感嘆符 '!' が付される。多くの印欧語と同様に、過去時制は持たない。
命令法は、文が示す事象について、その実現を強制したいという感情を表明して命令文を作るか、またはその実現を強く願う感情を表明して願望文を作る。いずれの場合も主語が1人称になることはなく、また文末には必ず感嘆符 '!' が付される。


命令法の文で主語を表す名詞句を省略すると、"du" または "ihr" に対する命令を表す。
命令法の文で主語を表す名詞句を省略すると、"laf" または "laupf" に対する命令を表す。
*freuet geides!
**run  GANG.IMP.PRS
**"走れ。"(命令法現在時制)
*freuet geides fra!
**run GANG.IMP.PRS 3SG.M.SBJ
**"走れ彼よ。/彼に走ってほしい。/彼が走りますように。"(命令法現在時制)
*freuet geiden gyswiet eu-thus kli!
**run GANG.IMP.FUT the.year.of 3-after 3SG.F.SBJ
**"彼女よ3年後に走れ。/3年後彼女に走ってほしい。/3年後彼女が走りますように。"(命令法未来時制)


====疑問法====
====疑問法====
*
**
**(疑問法現在時制)
*
**
**(疑問法過去時制)
*
**
**(疑問法未来時制)


====釈迦に説法====
====釈迦に説法====
*
アンモク語に「釈迦に説法」という法は存在しない。
**
**(釈迦に説法現在時制)
*
**
**(釈迦に説法過去時制)
*
**
**(釈迦に説法未来時制)


===動詞===
===動詞===
96行目: 106行目:


===名詞===
===名詞===
*すべての名詞は格辞 (case particle) が付いて格を標示される
*すべての名詞は格辞が付いて格を標示される
*
*


113行目: 123行目:
<references group="注" />
<references group="注" />
===例文===
===例文===
例文のグロス表記は[[Sisters:WikiWikiリファレンス/全宇宙グロス表記統一規則|全宇宙グロス表記統一規則]]に従った。
<references group="例" />
<references group="例" />
3,270

回編集

案内メニュー