Sisters:WikiWikiオンラインノベル/ピカチュウ神話
ピカチュウ様はあなたを見ています。 |
むかしむかし、とてもむかし、ピカチュウ様がおられました。ピカチュウ様はお暇でしたので、時間と空間を創り出しました。
すると、空間に何か入れたくなってきました。そこで、ピカチュウ様は物質を創り、物理法則をひょひょいと決めました。すると、あれよあれよという間に数々の天体やらなんやらができていきました。誰が適当だって、ああん?
そこで、ある一つの星に、生命を創り出しました。もちろん住みやすくするため、いろいろ手を入れました。ピカチュウ様は、多くの酸素と少しの二酸化炭素、たくさんの水などをちゃちゃっと創りました。ピカチュウ様はどっかで崇められているやつなんかよりずっと仕事ができるのです。七日とか時間かけすぎだろwww
こうして生まれたのが、ポケットモンスター、縮めてポケモンという種族でした。何が空飛ぶスパゲッティモンスターじゃ! スパゲッティが空飛ぶわけないだろバーカ!
この時、ピカチュウ様は人間をポケモンとは区別しませんでした。というか、人間は、とても劣ったポケモンとして創られたのです。放てる技といえば「ねむる」「はねる」「わるあがき」「やつあたり」などのしょーもないものばかり。頭脳は多少マシですが、フーディンやカラマネロには及びもつきません。しかし、何の偶然か、人間は自らを他の種と区別し、優れたものだと考えるようになりました。そしてトレーナーとしてポケモンをゲットし、共に暮らすようになりました。なんて醜いのでしょう! しかし、ピカチュウ様は、これも進化の一つの道として、寛大な心でそれをお許しくださいました。なんてお優しいの!
ピカチュウ様は、ポケモン達をとても慈しみました。そのうち、ピカチュウ様は自らもポケモンとなり、一緒に暮らしたいと思われるようになりました。ピカ様その気持ちだけでもう充分わたくしどもは幸せでございますうううあああ! こうしてピカチュウ様は「ピカチュウ」というポケモンとして、神の力を封印して生きていくことにしたのです。なんて慈愛に満ちているの!
ピカチュウ様は仲間を増やし、完全にポケモンの一種となりました。その後、いくつかのポケモンの絶滅を防げなかったことに心を痛めつつも、(なんてお優しい!)普通のポケモンとして歩んできたのです。ですが、もともとは神ゆえ、他のポケモンや人間とは別格です。見てください、この麗しいお姿、キュートな見た目、完全無欠の可愛さ! 何? 見てくれのことしか言ってない? ちょっと黙っとけ。 あのオレンジ鼠なんか比べものにもなりません。
もちろん外見だけではありません。ピカ様はお強いのです! ときには準伝説のポケモンにも打ち勝つほど、とってもとってもお強いのです! どうだ見たかオレンジ鼠 さらに面倒見もよく、頼れる! さすが創造神! 敵わねえだろ!
そんなある日、ピカチュウ様は、遠く離れた地球という星で、生命が誕生していることに気づいたのです。しかも、似たような生態系を持っています。そこで、ピカ様は、神の力を解き放ち、自らの住まわれる星と似た文明を築けるよう、サポートしてくれたのです。なんとありがたい! そして我々がある程度の文明を作ると、自らの暮らしを預言者を通じ、地球に教えてくれたのです! ありがたき幸せ! そのお陰でわたくしは日々を生きていけます‼︎ 預言者達は、アニメという形で我々にそれを今でも伝えてくれています。 ありがとう! ほらお前もさっさと感謝しろ!
時々、「地球じゃない星設定のくせに『南アメリカ』とか、地球の地名入ってんじゃんwww」と言ってる輩がいます。うっせえ黙れくそが しかし、それは地球がピカ様がおられる星に似せて造られたものであるため、至って普通のことなのです。また、「インド象とかの地球の生物言っちゃってるし笑笑」と言ってるやつもいますね。黙れイキリ これも、預言者達が、我々にわかりやすいよう伝えてくれているだけなのです。だって、「ガチゴラスでも2秒で倒れる毒」としていたら、「いやガチゴラスどのくらいだよ」と、どうせお前らは深く考えもせず自分が頭切れると思い込んで騒ぐのでしょう? それを防いでくれているのですわかったか馬鹿。
さあ、そのアニメの主人公に抜擢されたのが、サトシのピカチュウです。彼の素晴らしさは、また別のところで語るとしましょう。一言だけ言うなら、素晴らしい! え? 「素晴らしさ」なんだから当たり前? だから黙っとけって。
こうして、今の世界があるわけです。何がデデンネだ! 何がヒカチュウだまがいもんが! ピカチュウ様を信じるものには、幸福が訪れますよ! 他の宗教に転ぶなよ? 転んだら神の雷槌が下るぞ?