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{{大喜利|場所=この記事|空白調整= }} {| class="wikitable" |- | style="background-color:#ffffff ; border-top:1px solid #ffffff ; border-bottom:1px solid #ffffff ; border-right:1px solid #ffffff ; border-left:1px solid #ffffff" |[[ファイル:オンライン3.png|代替文=|左|フレームなし]] | style="background-color:#ffffff ; border-top:1px solid #ffffff ; border-bottom:1px solid #ffffff ; border-right:1px solid #ffffff ; border-left:1px solid #ffffff" | {| class="wikitable" style="background-color:#008000 ; border:1px solid #008000 ; border-spacing: 0 ; border-collapse: separate ; border-radius: 100px" | style="color:#ffffff ; border-top:1px solid #ffffff ; border-bottom:1px solid #ffffff ; border-right:1px solid #ffffff ; border-left:1px solid #ffffff ; border-radius: 10px 10px 10px 10px" |<br><span style="font-size:500%"><p style="text-align:center">WIKIWIKI ONLINE NOVEL</p></span> |} |} {| class="wikitable" style="background-color:#ffffff ; border:1px solid #bad3ff ; border-spacing: 0 ; border-collapse: separate ; 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これを解くにあたって、重要なことがある。「'''すべての言葉は非自己叙述的であるか非自己叙述的でないかのどちらかである。'''」ということだ。<br>おっと、当たり前だといって笑っちゃいけないぞ君。これはほんとうに大切なことだ。何せ……{{粛清されました}}<br> 本題に戻ろう。ではまず、「『非自己叙述的』は非自己叙述的である」と仮定して話を進めようか。「非自己叙述的」は非自己叙述的である。<br>すなわち「非自己叙述的」はその言葉自体と矛盾した意味を持っている。よって「非自己叙述的」は'''非自己叙述的でない'''。<br> むむ? いま、「非自己叙述的」は非自己叙述的だ、として話を進めたはずだ。しかしそこから、それを否定する結論が得られた。なぜだろうか? うーん。<br> あるいは、最初の仮定が間違っていた、と考える方が自然であろう。<br>今度は{{underline|文字列=他の可能性}}にかけるのだ――ところで先ほど、「'''すべての言葉は非自己叙述的であるか非自己叙述的でないかのどちらかである。'''」と述べた。<br>となると{{underline|文字列=他の可能性}}とは、「『非自己叙述的』は非自己叙述的でない」ということじゃあないか!<br> では、そう仮定するとどうなるのだろうか? 「非自己叙述的」は非自己叙述的でない。つまり「非自己叙述的」はその言葉自体と矛盾した意味を持っていない。<br>ゆえに、「非自己叙述的」は'''非自己叙述的である'''。<br> またもや仮定と矛盾する結論を導いてしまった。やあ君、どうしてこうなったのだ? 僕たちはすべての可能性を検討しきったのに、そのどれにおいても矛盾が生まれるだなんて……。<br> はっ! 君君、これ、'''パラドックスじゃないか!''' <br><big>'''第二節 「物語(二人の若者の会話)」'''</big> <br>[[非自己叙述的|続きを読む]] }} ==すべての小説== {{ノベル|題名=敬語を知らない探偵|説明=敬語を知らない探偵が、夜行列車で起こった殺人事件の謎を解く短編ミステリー。|内容= '''<big>第一章 めっちゃ暗い電車と死体'''</big> ―――六月二日・深夜――― 六月二日午前二時、めっちゃ高級な夜行列車に悲鳴が響き渡った。 六名しかいない(決して登場人物を考えるのが面倒だったわけではない。断じて。)乗客の一人、<ruby>笹<rt>ささ</rt>怜太<rt>れいた</rt></ruby>の遺体が発見されたのだ。 しかし、こういうミステリー小説にありがちな、何故か同乗している探偵、<ruby>梅丹逞<rt>めいたんてい</rt></ruby>は、事件解決に乗り出した。 「あー、まずみんなの名前を教えてくれ」 第一レクリエーションルームの静寂を破ったのは梅丹の一声だった。 この部屋には、コクピットの操縦記録という確固たるアリバイがある運転手以外の全員がいた。 「私は<ruby>茂公家<rt>もくげ</rt>喜紗<rt>きしゃ</rt></ruby>。えーと・・・こういうときの持ちネタは無いわ。」 「俺は<ruby>有曾津<rt>うそつ</rt>偉輝<rt>いてる</rt></ruby>。俺のことは信用していいぞ、探偵さん。」 「俺ぁ<ruby>慈研<rt>じけん</rt>繁仁<rt>はんにん</rt></ruby>だ。早く帰らせてくれよ。ったく・・・」 「私、<ruby>伊藤<rt>いとう</rt></ruby>しえる!どこにでもいるフツーの女子中学生!」 「私はこの列車のナース、<ruby>律家<rt>りつけ</rt></ruby>ラレよ。」 ついさっき来たばかりなのに図々しく椅子に深く腰を据えている男は、ただ黙っている。 「えーと、一応そこの警察の人も・・・」 「私は<ruby>卦伊佐<rt>けいさ</rt>通寛<rt>つかん</rt>。犯人は早く自首したほうが身のためだぞ。」 「それにしても・・・何故か非常ドアが開いていたおかげで列車に入れたのは運がよかったな。」 時速三千キロメートル以上の速さで走るこの列車に―――それも動いているときに――― 非常ドアが何故か開いていたからという理由で飛び込む精神を疑ったのは梅丹だけではなかった。 「みんな、ありがとう。」 「では、午前二時に悲鳴を上げた人、名乗り出てくれ。」 ここまでご覧になった読者の中には、何か違和感を抱いた人もいるかもしれない。 そう、普通、ミステリー小説に出てくるような探偵は紳士的な口調で語りかけるが・・・ 梅丹逞は敬語を一切使っていないのだ。これは、彼なりの信念というわけではなく、 ただ単に国語の授業を寝て過ごし続けたせいで、敬語の存在を知らないからなのである。 何てダメなやつなんだ。 「私よ。」 「茂公家、きみが笹怜太の遺体を発見した時の様子を教えてくれ。」 「ええ、私はのどが渇いて、水を飲みに台所に向かったの。」 「そしたら、通路にナイフが刺さった笹さんの遺体があって・・・警察に通報したわ。」 「あーね、じゃあ、誰か他の人を見なかった?」 「えーと、白い服を着た人が通りかかったのは見えたわ。けど、暗くて顔はわからなかったの・・・」 「確かに、この列車何故か夜は消灯して目の前も見えないくらい真っ暗になるからな・・・」 「お!これ、犯人、ナースの人じゃね!?」 突如として有曾都が声を上げる。 「白い服着てる人ってあの人しかいねぇじゃ~ん!」 「ちょっと静かに。律家、きみは午前二時、何をしていた?」 「私は自分の部屋にいたわ。」 「誰か、午前二時頃に律家を見たかい?」 「私はさっき言った通りよ。」 「私、この部屋のでっかいテレビでプリキュア見てたから知らな~い。」 「俺と慈研はコイツが廊下を歩いていたのを見たぜ。」 「ああ。有曾都の言った通りだ。」 「なるほど、律家は外にいた可能性が高い・・・と。」 「噓つき!私はずっと自分の部屋にいたわよ!!!」 少し間をおいて、律家が言った。 「一応言っとくけど、私はやってないわよ。人を助けるためにナースやってるのに、人殺しなんてありえないわ。」 「おいおい、苦し紛れの感情論か?やっぱコイツ犯人だろ!」 「有曾都、すこし落ち着いてくれ。大体まだ凶器も見つかってないんだぞ。」 ―――「私、さっき凶器っぽい包丁拾ったわよ。」 「私の部屋のドアの前に落ちてた。」 「誰かが私を犯人に仕立て上げようとしてるってとこかしら。」 律家が続けざまに言う。 口調こそ冷静だが、目がバタフライでもしているように泳いでいる。<s>凶器はバタフライナイフか!?</s> 梅丹には、これが「嘘と思われるかもしれない恐怖」から来ているのか、それとも「嘘がばれるかもしれない恐怖」からなのか、見当もつかなかった。 「律家ラレ、少し貴方の話を伺いたい。」 律家は卦伊佐によってどこかに連れられていった。 「あの人が犯人だったのね・・・」 「夜更かししてたら肌荒れちゃうから、お部屋にもどっていい?」 「やっぱナースが犯人じゃねぇか!」 「あーだりィ、もう帰っていいか?」 「ちょっと待ってくれ。」 梅丹は何か不可解な蟠りを感じていた。 「荷物検査を行いたい。みんな、荷物を持ってきてくれないか。」 「はァ!?もうナースが犯人で決まりだろ!そんなん必要ねぇよ!」 「やましいものでも入ってなければ何ら問題はないだろう?」 「まぁいいじゃねぇか、慈研。」 と、有曾都がなだめる。 馬鹿みたいにデカい慈研の舌打ちが廊下に鳴り響いた。 <big>'''第二章 コペルニクス的転回(使いたいだけ)'''</big> ―――あれから数分後――― 第一レクリエーションルームに全員が荷物を持ってきた。 あぁ、運転手と卦伊佐と律家以外・・・それと、梅丹以外は。 「なんなんだよアイツ!」 慈研が壁を殴る。 「宇曾都、もう帰らねぇか?」 「おいおい、ここで帰ったら絶対疑われるぞ。」 慈研が壁を殴る。 「ほんと、あいつら馬鹿ね。」 突如、ドアが開いた。 「律家ラレは犯人ではなかった」 卦伊佐の言葉が部屋中を駆け巡った。 「ここの変態運転手が律家の部屋に隠しカメラをセットしていた。」 「午前二時、たしかに律家は部屋にいたことが記録されている。」 「あのゴミ・・・」 律家は複雑な表情だったが―――安堵していた。 「はァ?俺たちが嘘をついてたっていうのかよ!絶対そいつが犯人だろ!」 「そうだぞ、慈研の言う通りだ。」 声を荒らげこそしないものの、茂公家も動揺していた。 そのとき、再びドアが開いた。 「みんなの部屋を調べさせてもらった。」 梅丹はスマホと小さな紙を持って、ニヤニヤしていた。 「私のスマホ!返しなさいよ!」 茂公家は先ほどとは別人の形相で梅丹に掴みかかるが、卦伊佐に引きはがされた。 「運転手から部屋のカギを借りたんだ。犯人に荷物を持って来いといったところでやましいものは持ってこないことくらい誰もがわかる。」 「そして・・・いくつかとても興味深いものがあった。」 「まず一つ・・・茂公家と有曾都の通話履歴だ。聞いてみてくれ。」ポチー 「「慈研...k..らだ...」」 「「..伊藤sh...えるs...aが殺さ...れた....」」 「「...ええ、分k...った..。確認sh...てく..る」」 「雑音のせいで聞き取りずらいが・・・」 「伊藤しえるが殺された、と言っているな。」 「クソが・・・」 有曾都が壁を殴る。 茂公家はバタフライ中の競泳選手が急に陸上にテレポートしてきたかの如くバタバタしていた。 「そして・・・この紙だ。」 最低な私を許してくだ<br>さい。もうこれ以上涙<br>を拭くのはたくさん。<br>今夜飛び降ります。線<br>路に当たったら死ねま<br>すよね。死ねるよね。<br> 伊藤しえる 「嘘!私こんなの書いてないわ!」 「これはどういうわけか有曾都の部屋にあった。」」 「今までの手がかりから推測するに、犯人は・・・慈研、有曾都、茂公家の三人さ。」 「どういうこと?」 律家と伊藤は混乱している。 「こいつら三人は伊藤しえるを殺害しようと企んでいた。」 「本来の予定では・・・まず慈研が伊藤を殺害し、有曾都に連絡、」 「そして有曾都はあの偽造遺書をセッティングしてから、茂公家に連絡し、茂公家は非常ドアを開けて伊藤の死体を線路に突き落とす。」 「こうして伊藤は自殺したことになり、完全犯罪は成立する。」 「といったところだったが・・・慈研。きみはミスを犯してしまったようだね。」 梅丹を睨む慈研。もはや壁を殴る気力すらなくしたのだろうか。 「きみは―――”暗くて顔がわからなかった”から―――間違えて笹怜太を殺した。そうだろ?」 「慈研から有曾都を経由した茂公家への連絡と、偽造遺書のセットは順調に進んだが、」 「茂公家は非常ドアを開け・・・月明りのおかげで抱えている死体が伊藤のものではないことに気づいた。」 「偽造遺書は伊藤しえる用だったから、笹怜太の死を隠せない。」 「その後こいつらは、とっさに機転を利かせて、律家ラレを犯人に仕立て上げようとした。」 「三人がかりなら丸め込めるとでも思ったのだろうね。」 慈研、有曾都、茂公家は卦伊佐によってどこかに連れられていった。 翌朝の新聞が―――――死者九名を告げた。 <big>'''第三章 敬語を知らない探偵'''</big> ―――六月二日・未明――― 「ねぇ、探偵さん」 「あぁ、伊藤。なんだい?」 「なんで頑なに敬語を使わないの?」 「ケイゴ?誰だ、それは。」 「国語の授業、ちゃんと受けてた?」 「も、もちろんだよ!授業中に寝るなんてこと、す、するわけがないじゃないか!」 「ふふ、敬語ってね、ちょっと面白いんだよ。」 「例えば、「先生が食べる」という文。これを敬語にするとね、「先生が召し上がる」とか、「先生がお食べになる」とか・・・」 「「先生が食べられる」にもなるんだ。」 「ねぇ、」 「あの”遺書”に違和感を感じなかった?」 「特に最後なんか、「死ねますよね。死ねるよね。」なんて・・・」 「あの”遺書”を書いたのは私なんだよ。」 「お友達に私の意思を伝えるために、書いたんだよ。」 「でも私は別に自殺したいわけじゃない。」 「あなたたちは読み方を間違えてるのかもしれないね。」 「ねぇ、」 「もしかして、あなた、」 「[[キュアラプラプ|私]]のこと、知ってるの?」}} {{ノベル|題名=引っ込み思案の茶封筒|説明=27年ぶりの世紀末、その雲はハンバーガーとともに輝きだした……。|内容= <big>第一章 人の気も知らずに</big> <br>「今すぐ生ハムでも降ってきそうな天気ね」広瀬君はそう言うと、姿を消したのだった。コードレス化が進む昨今、ポケットティッシュを整理するのにもはや湖など必要ない。思わずうかうかしてしまいそうな話である。不意打ちに見つかったバターナイフでさえ急須で油を飲むのだから、まあ無理もない、といえば、当然嘘になる。 <br>テコンドー川西――Italian, 42, male, fat, blond――もその一人であった。彼女はまだ若く、一人で合格証書を受け取った。日本人の悪い癖といえばそうだ。誰もそんなものは計算しない。したがってこの日も、ベランダで弓道を侮辱する43分となった。西日本の読者諸賢はすでにお気づきのことと思うが、発電機とはあくまで鏡を売るということであり、そう簡単に通学していいものでは、決してない。 <br>彼らはそんな神様に嫌気がさしていた。参考書のQWERTY配列、コンビニおにぎりの些細な下駄箱、あるいはカリギュラ効果の持つ、はらはらどきどきのショートケーキ、そしてそういった全てのものに、愛着が湧いていた。 「全く、句点ほど厄介なものはないね」}} <br>[[ファイル:WikiWiki.png|左|フレームなし|30x30ピクセル]] [[メインページ|<big>'''メインページに戻る'''</big>]]
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